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へりくだるとはどういう意味?使い方...(続き4)

下手に出る

「下手に出る」というのは、「上手(かみて)に出る」の反対語ですね。

上手にでるというのは、相手よりもひとつ上の立場として相手と接する意味を持っています。

つまり、下手(しもて)に出るという言葉はその逆で、自分を下にして相手よりも低い存在として接することをさしています。

社会人の方であれば、自分の勤めている企業よりも上クラスの会社の人たちと商談を結ぶときには、かならずのように”下手にでる”ようにしているはずです。

相手が自分たちよりも格上であること、そして自分たちが下であることを相手に知ってもらうんですね。

というよりは、相手はすでに知っているんですが、そのように身分をわきまえている人って良い印象を与えるものです。

これは会話のなかでも使えるテクニックなのでぜひ使ってみるといいでしょう。

特に女性にアピールしたい男性は、女性よりひとつだけでも下手にでることによって「なんて優しい人なんだ」なんて思わせることができます。

一歩下がる

「女は男の後をついてこい!」という男性がいますね。

まさにそのような図を示しているのが「一歩下がる」という言葉になります。

相手と並んで歩くのは相手と同じ立場、あるいは平等な立場であることを示していますね。

しかし、その相手よりも一歩さがることによって相手を立てることが出来ます。

男は女よりも前を歩く、というのは女よりも強い存在であり、女性が男性をたてることができるということを示すことになります。

そのような男女関係で使うこともありますが、なかに一歩さがることによって社会的な立場で相手を立てることも出来るので、ぜひ上司などに使ってみるといいでしょう。

会社の社長の後についていく秘書さんなんていうのは、スケジュールを伝えるときでも必ず社長さんの一歩後ろを歩いていますよね。

2.関連語

これまでに類語を確認してきました。

類語同士でもほとんどが同じ意味を持っていたので「なんだか同じ意味ばっかりだなぁ」なんて思われたかもしれません。

そう、それが”類語”なんです。

「へりくだる」という言葉の意味を知らなくても、類語を知っておくことによってさらに理解を深められるのではないでしょうか?

類語を確認できたのであれば、さらにもっと「へりくだる」という言葉の意味への理解を深めるために「へりくだる」の関連語句を見ていきましょう。

関連語句は、類語よりも日常会話などで使う機会が多かったり、見る機会も多いものなのでまだ「へりくだる」の意味を理解できない方でもその意味を深めることができるはずです。

さっそく「へりくだる」という言葉の関連語句をみていきましょう。

遠慮深い

あなたは、誰かに褒められたときに素直に喜ぶことは出来ますか?素直に喜べる人っていうのは異性からも同性からもすかれやすいものです。

なぜならば、その無邪気な姿がステキだからなんですよね。

しかし、大人になり、そして社会に出ると偉大なる人から褒めてもらうような言葉を受け取ることがあります。

その場で「ありがとうございます」と素直に喜ぶこともできるのですが、社会人としては”遠慮する”ことが重要になってきます。

社会というのは本音と建前の世界ですから、相手が本当にアナタのことを褒めてくれているのかなんて分からないんですよね。

それに目上の人からほめてもらえるということはとてもすばらしいことですが、それと同時にあなたがどのように反応するのかを見られている可能性があります。

そんなときに「いえ。

そんなことございません」なんて少しでも遠慮の気持ち、自分を下に見立てる気持ちを伝えることが出来ればオールオッケイでしょう。

そのように自分を下にして常に”遠慮”をおこなう姿勢を遠慮深いといいます。

これは今回特集している「へりくだる」という言葉の意味と同じですよね!

躊躇する

自分にチャンスがやってきたらすぐにチャレンジしたいものです。

しかし、人によってはすぐにその物事へ手出しできないような人もいますよね。

それはなぜかといいますと、ずばり「自分にそれらのことができるかどうかわからない」という不安や心配の気持ちを抱えているからなんです。