しかし、そのような映像ではなく書物などの“文字”で「あっかんべー」という言葉に出会った場合は、それがどのような動作をしているのかを思い浮かべることもできないはず。
では、「あっかんべー」とは実際にどのような基本的動作をするのかをチェックしていきましょう。
実際にそのようにやってみると理解しやすいですよ!
下まぶたを指1本で下げる
まずは、片方の目(左右どちらでもいいです)の下まぶたを指一本でさげます。
瞳の黒目部分の下の白目部分が露出するかのように見えるはずです。
このとき、間違って下まぶただけではなく、指が瞳に触れてしまわないように気を付けるようにしましょう!
ちょっとでも指が瞳に当たるだけで、かなりデリケートな部分なので傷つくので気を付けるようにしましょう。
舌を出す
その状態のままで、今度は舌(べろ)をだします。
ベロの出す範囲は、唇から少し見えるくらいでOKです。
舌をすべて出すような人もいますが、それだと少し不格好になってしまいますし、「あっかんべー」をするときにはおそらくそのようにすべての舌をだしているような時間はありませんので、ご注意を。
一瞬でできるように、したいですね。
一つ前でお伝えした「下まぶたを指1本で下げる」という動作と一緒にこの「舌を出す」動作鵜をするのではじめのうちは少し難しく感じるかもしれません。
「あっかん」について
これまでに「あっかんべー」というのをするときにどのような動作をするのかについてお伝えしてきましたね。
大人になってから「あっかんべー」をしてこなかった方は、その動作を思い出すことができたでしょうか?
また、これまでの人生の中でまったくもって「あっかんべー」をしたことがなかった方は、どのようにすれば「あっかんべー」ができるのかを学ぶことはできたでしょうか?
ぜひ、何度も繰り返しにその動作をしてみてくださいね!
とはいえ、この「あっかんべー」の「あっかん」っていったいどんな意味なのでしょうか?
「あっかんべー」という言葉だけでも意味不明なのに、「あっかん」だけに注目するとなるとさらに難しいですし、何を言っているのか意味不明にしか感じられないですよね。
それでは、どうして「あっかん」という言葉がつくのかについて詳しく見ていきましょう。
このように言葉の成り立ちを理解しておくことによって、忘れにくい知識になっていくんですよ!
漢字で書くと?
想像してみましょう。
「あっかんべー」の「あっかん」という言葉を感じで示すといったいどのような感じになるというのでしょうか?ずばり「赤目」なんですよね。
ええ!?そんな風にはよめないし、当て字にしてはちょっと無理があるんじゃないの?なんてつっこまれる声がどこからか聞こえてきました。
たしかに、そりゃそうですよね。
あっかんという言葉を“赤目”で表現するなんて無理があります。
しかし、それは「あっかんべー」という言葉が誕生したその語源にも関係しているんです。
つべこべいわずに、次の項目でどのようにして「あっかんべー」という言葉が誕生したのかを確認していきましょう。
落語が由来?
ずばり「落語」が由来だといわれています。
現代人もしくは若者にとって、落語なんてまったくかかわりのない世界ですよね。
落語とはとんちなどをいうことで、人をおもしろくさせることをいう、いわば昔風の“お笑い”のようなものになります。
ずばり、「あかべっかんこう~」という赤い目でベロをだしている言葉があったのですが、それだと長すぎるのでそこから「あっかんべい」→続いて「あっかんべー」になったといわれています。
今でも落語の世界ではどんな大人でも「あっかんべー」という言葉を使っているのなんですよ。
それに「あっかんべー」という言葉は、ドラえもんの作者で有名な不二子・F・不二夫さんの著書にも登場しています。
そこで広く多くの人に知られることになったのは間違いないでしょう。