逆にいえば、笑顔が少ない人はこの5種類が鍛えられていないので、顔がたるみやすく、笑っても不自然な笑顔になりがちです。
口角が上がっている
笑みを浮かべたような表情は、口角の角度が大きく関係しています。
頭の中ではどんなに楽しいことを考えていても、それが顔に出ていないと他人にはわかりません。
しかし、口角が上がっていれば、本当は何も考えていなくてもいつも楽しそうな印象を与え、周囲の人々を明るい気持ちにさせることができます。
同じお店にいくにしても、口角が下がってへの字口になっている店員さんより、口角が上がっている店員さんには尋ねやすいということから考えても、人当りの良さを周囲にわかってもらうためには口角が上がっていることは必須と考えられます。
口角が上がっているのかどうかは、唇の中央のラインより口の端の角度が上か真ん中か下かで判断することができます。
明確な角度はないので、真顔な状態で鏡を見た時、中央ラインより上に口角があるかどうかを見てみましょう。
前向きな言葉や褒める言葉を言う
不思議なもので、言葉の音は前向きなもの、褒めるものほど口角が上がるものが多いです。
ためしに、「嬉しい」「楽しい」「すごい」「良い(いい)」を言ってみてください。
口角が上がる筋肉の使い方ができていることがよくわかると思います。
前向きな言葉や褒める言葉は「イ」で終わることが多いという法則があります。
この法則は人気キャラクターでにも見られ、ミッキー、ミニー、キティも「イ」の音で終わるから世界中から愛されるとする説明をする研究者もいます。
一方、同じ「イ」で終わる言葉でも「つまらない」「よくない」などは口角が上がりません。
細かく見ると「イ」の前の音が「イ」また「オ」の場合は口角が上がるのですが、「イ」と組み合わさると打消しの意味を持つことが多い「ア」が直前にあると、口を大きく動かさずとも「イ」の発音ができるため効果がないようです。
2.鼻
鼻は生まれ持った形が主なので内面だけでどうにかできる割合は小さいですが、シワを考えると内面の人相が表れるパーツともいえます。
占いだけでいうと、小鼻が横に広く鼻全体が大きい人は金持ち、鉤鼻(魔女鼻)の人はキツい性格、団子鼻は素朴などがありますが、これは文化的に、鼻が小さく細い人が大金持ちという描写をするよりも、鼻が大きい人を描写した方がしっくりくるインパクトがあるので広まったものと思われます。
素朴な人や魔女なども、描写するにあたっての一致度が大きいでしょう。
また、鼻が大きい人や鉤鼻の人は人口からして少ない分目立ちやすく、団子鼻は多いので素朴な印象という理由も考えられます。
鼻筋が通っている
ここでいう鼻筋は、生まれ持った鼻の高さと細さのことに関しては除外しています。
鼻に寄っているシワのお話です。
めちゃくちゃ苦い食べ物を口に入れてしまったと想像して表情をつくってみてください。
鼻根(眉間の下あたり)と小鼻の上方にグッと力が入り、法令線(小鼻の上から口元にかけてできるシワ)や鼻根から複数横にのびるシワがハッキリするはずです。
これは、威嚇の表情とも近く、ポジティブな感情の時には表れないシワです。
この表情をしていることが多いと、シワが戻ることなく刻まれてしまい「嫌味なおばさん顔」になります。
鼻筋が通っているということは、これらの余計なシワが刻まれていない証拠なので、相手を威嚇したり、悪口を言ったり、嫌な出来事を表情には出さないということがわかります。
3.目
「目は口ほどに物をいう」とよく聞きますよね。
嘘をついているときなどの視線、戸惑っているときの視線のブレなどは心理学でもよく言われる部分です。
あまり知られていませんが、目は脳と直結しているため、脳の一部とする説があります。
そのため、視覚から得る情報は五感の中でもっとも脳の判断に影響を与え、口に出るよりも先に感情が現れやすいのです。
ぱっちりした目
これは眼輪筋や側頭筋が関係しています。
眼輪筋は名前の通り、目の周りの筋肉で、これが鍛えられていないとまぶたが下がり、どんよりした目に見えます。
側頭筋は眉毛のところにあう筋肉で、表情豊かな人はこれがよく動くので鍛えられていますが、無表情の人や悲しいことばかりの人は下がってきてしまいます。
こうなると、眼輪筋だけではまぶたを持ち上げられないので、どんよりとした目に見えます。
表情が豊かで目を見開くことが多い人はこれらが鍛えられているため、まぶたが上がり、ぱっちりして見えます。