人相学というと占いの類に思われますが、根拠もない言い伝え以外は統計学が使われている分野です。

根拠のない言い伝えには「目が吊り上っている人は悪い奴」「頭が大きい人は頭がいい」などです。

目の角度が性格に影響するなんてことはありません。

頭の大きさについても、脳が重ければ頭がいいというのは迷信であるということは科学的に証明されています。

人相は、そのほとんどが性格の影響から顔に表れるものを指しています。

不平不満ばかり言っている人の表情筋は鍛えられづらいことから「口角が常時下がっている人はネガティブ」、よく笑う人は目の周りにシワが寄るので「笑いジワがある人はポジティブな性格」などです。

これはあながち間違った判断とはいえないので参考になります。

ということで、一緒にいると幸せになれるあげまん女子の人相について見ていきましょう。

内面は見た目に現われる

冒頭でも記載したように、人の内面(性格や生活の仕方)は見た目に表れます。

わかりやすい例として、自己管理ができない人は太っていることが多いというのが挙げられます。

自己管理ができないという性格上の特徴は、ストレスが溜まるとつい暴飲暴食をしてしまう、夜更かしをしてしまう、運動をしないといった行動に表れ、その結果が「太る」という外見として表れるのです。

顔も同じで、日常生活でよくしている表情がデフォルトの顔になりやすく、その表情は性格が関係しています。

周りの人を見渡してみると、よく笑う人は目尻のシワや上がった口角を持っていること、何事も深く考える人は眉間にシワが寄っていること、つまらなそうに肩肘をついて顔を支えている人は左右のバランスが歪んでいることが見えてくるはずです。

内面で人相は変わる

人相には生まれ持ったものと内面で変化するものがあります。

生まれ持ったものは目の角度やまぶたの厚み、鼻の形や高さ、骨格などです。

これらを変化させるには整形手術という手しかありません。

一方、口角の上下、肌のハリツヤ、シワ、くすみ、シミ、目の輝き(瞳孔の開き具合)、白目の色などは内面が表れる部分です。

眉毛も手入れの有無で左右され、フェイスラインも骨格の歪みや肉のたるみは後天的なものであるため、内面が表れる部分といえます。

なぜか惹きつけられる人がいたら、それは求めている人かも

ただ顔を見ただけで惹きつけられる人がいれば、それは自分が求めている人かもしれません。

芸能人のように誰がどうみても美男美女という場合は別として、それほど美しさが突出しているわけでもないのに惹かれるとしたら、その可能性は大です。

本能としては遺伝子的に遠い人を好きになる傾向があるとされており、顎は細く弱い人は顎がガッシリと強そうな人を好きになるそうですが、後天的な人相に対して好感を持つ場合、内面の相性が良い可能性があるのです。

人相でわかるあげまん度チェック

あげまんというのは女性を対象に使う言葉なので男性は該当しません。

あげまんの定義については後述するとして、世の中で一般的にあげまんと呼ばれる女性のことをザックリまとめて表すと「男性を成功に導く女性」です。

つまり、何の目標もなく努力もしていない人でも一緒にいても運気をガンガン上げてくれる女神というよりは、何かしら目標がある人に対してその成功をサポートしてくれるような女性のことを指しています。

それでは、自分があげまんの顔の特徴を持っているかどうか、次の項目をチェックしてみましょう。

1.口元


口元は日々の発言や表情、食べ方が最も表れる部分です。

冒頭で記載したとおり、不平不満が多い人の口元は下っています。

また、言葉を飲み込んで我慢することが多い人の口は真一文字に結ばれている、食べ物を噛むときに片方の奥歯だけを使う人の口のラインは歪んでいる、ぼーっとしている人の口は常にポカンと開いているなどが挙げられます。

笑みを浮かべている

笑顔が多い人は表情筋が鍛えられているので、顔全体にハリがあり、表情が豊かです。

喜怒哀楽がわかりやすく、筋肉がなめらかに動くためこわばったりすることは、まずありません。

そして、笑うことが多い人は真顔でも少し笑みを浮かべたような表情になります。

表情筋はザックリ分けただけでも14種あり、笑顔によって使われるのはその内の5種類、実に三分の一以上を占めています。

これが鍛えられていると、笑顔をキープするのが苦ではなく、その形で固定されるようになるため、常に笑みを浮かべたような表情になるというわけです。

逆にいえば、笑顔が少ない人はこの5種類が鍛えられていないので、顔がたるみやすく、笑っても不自然な笑顔になりがちです。

口角が上がっている

笑みを浮かべたような表情は、口角の角度が大きく関係しています。

頭の中ではどんなに楽しいことを考えていても、それが顔に出ていないと他人にはわかりません。

しかし、口角が上がっていれば、本当は何も考えていなくてもいつも楽しそうな印象を与え、周囲の人々を明るい気持ちにさせることができます。

同じお店にいくにしても、口角が下がってへの字口になっている店員さんより、口角が上がっている店員さんには尋ねやすいということから考えても、人当りの良さを周囲にわかってもらうためには口角が上がっていることは必須と考えられます。

口角が上がっているのかどうかは、唇の中央のラインより口の端の角度が上か真ん中か下かで判断することができます。

明確な角度はないので、真顔な状態で鏡を見た時、中央ラインより上に口角があるかどうかを見てみましょう。

前向きな言葉や褒める言葉を言う

不思議なもので、言葉の音は前向きなもの、褒めるものほど口角が上がるものが多いです。

ためしに、「嬉しい」「楽しい」「すごい」「良い(いい)」を言ってみてください。

口角が上がる筋肉の使い方ができていることがよくわかると思います。

前向きな言葉や褒める言葉は「イ」で終わることが多いという法則があります。

この法則は人気キャラクターでにも見られ、ミッキー、ミニー、キティも「イ」の音で終わるから世界中から愛されるとする説明をする研究者もいます。

一方、同じ「イ」で終わる言葉でも「つまらない」「よくない」などは口角が上がりません。

細かく見ると「イ」の前の音が「イ」また「オ」の場合は口角が上がるのですが、「イ」と組み合わさると打消しの意味を持つことが多い「ア」が直前にあると、口を大きく動かさずとも「イ」の発音ができるため効果がないようです。

2.鼻

鼻は生まれ持った形が主なので内面だけでどうにかできる割合は小さいですが、シワを考えると内面の人相が表れるパーツともいえます。

占いだけでいうと、小鼻が横に広く鼻全体が大きい人は金持ち、鉤鼻(魔女鼻)の人はキツい性格、団子鼻は素朴などがありますが、これは文化的に、鼻が小さく細い人が大金持ちという描写をするよりも、鼻が大きい人を描写した方がしっくりくるインパクトがあるので広まったものと思われます。

素朴な人や魔女なども、描写するにあたっての一致度が大きいでしょう。

また、鼻が大きい人や鉤鼻の人は人口からして少ない分目立ちやすく、団子鼻は多いので素朴な印象という理由も考えられます。

鼻筋が通っている

ここでいう鼻筋は、生まれ持った鼻の高さと細さのことに関しては除外しています。

鼻に寄っているシワのお話です。

めちゃくちゃ苦い食べ物を口に入れてしまったと想像して表情をつくってみてください。

鼻根(眉間の下あたり)と小鼻の上方にグッと力が入り、法令線(小鼻の上から口元にかけてできるシワ)や鼻根から複数横にのびるシワがハッキリするはずです。

これは、威嚇の表情とも近く、ポジティブな感情の時には表れないシワです。

この表情をしていることが多いと、シワが戻ることなく刻まれてしまい「嫌味なおばさん顔」になります。

鼻筋が通っているということは、これらの余計なシワが刻まれていない証拠なので、相手を威嚇したり、悪口を言ったり、嫌な出来事を表情には出さないということがわかります。

3.目


「目は口ほどに物をいう」とよく聞きますよね。

嘘をついているときなどの視線、戸惑っているときの視線のブレなどは心理学でもよく言われる部分です。

あまり知られていませんが、目は脳と直結しているため、脳の一部とする説があります。

そのため、視覚から得る情報は五感の中でもっとも脳の判断に影響を与え、口に出るよりも先に感情が現れやすいのです。

ぱっちりした目

これは眼輪筋や側頭筋が関係しています。

眼輪筋は名前の通り、目の周りの筋肉で、これが鍛えられていないとまぶたが下がり、どんよりした目に見えます。

側頭筋は眉毛のところにあう筋肉で、表情豊かな人はこれがよく動くので鍛えられていますが、無表情の人や悲しいことばかりの人は下がってきてしまいます。

こうなると、眼輪筋だけではまぶたを持ち上げられないので、どんよりとした目に見えます。

表情が豊かで目を見開くことが多い人はこれらが鍛えられているため、まぶたが上がり、ぱっちりして見えます。

そして、涙袋の形成も眼輪筋の影響によるところが大きいため目が大きく見える人でもあります。

黒目が大きい

黒目が大きいというのは瞳孔の開き方の大小です。

白目と黒目の実際の割合は人類は皆大差ないのですが、瞳孔が開いていると黒目の印象が強くなるため黒目が大きく見えます。

瞳孔は、光を取り込む加減で大きさが変わり、光が強い時には光を取り込み過ぎないように小さくなり、暗いところではわずかな光でも物を認識できるように大きくなります。

しかし、光だけでなく興味の有無でも大きさが変わります。

興味があることやトキメくこと、ドキドキすることに出会うと瞳孔は開くようにできています。

理由は明確ではありませんが、より情報を得ようとしているためだと考えられます。

つまり、日常生活の細々としたことにも興味を向けられる人の黒目は大きく見えやすいといえます。

澄んでいる

「瞳が澄んでいる」というのはあくまで比喩表現であって、白内障にならない限り濁ることはありません。

ただし、白目の色が白ではないと黒目との対比がぼやけるので淀んで見えます。

寝不足やストレスで充血した目、不摂生がたたって黄ばんだ白目などです。

黄ばみは甘い物など糖分の食べ過ぎ、内臓への負荷が表れるので注意しましょう。

これを改善しようとして白目を白く見せる目薬を多用する人がいますが、その目薬の仕組みは目の血管を収縮させて赤味を抑えるというものであるため、多用はおすすめしません。

4.眉毛

眉毛は手入れやメイクでどうにでもできるため、生まれ持った形状はそれほど意識しなくてOKです。

ポイントは、どういう眉を好んで形づくっているか、眉を隠すか隠さないかの2つです。

細すぎる眉や前髪で眉を隠す人は自分に自信がない人が多いです。

目と同じく感情が露骨に出る部分であるため、自分の考えや感情に自信がないと、無意識に悟られまいとして薄くしたり隠したりする傾向がみられます。

一方、自身のある人は眉を出し、太くても気にしません。

メンタル最強の人は眉毛が生え放題でも全く気に留めないという傾向があります。

流行に左右されていない眉

眉毛ほど流行がコロコロ変わるものはないでしょう。

細眉、太眉、並行眉、角度をつけた眉、アーチ眉などほんとうにさまざまです。

その流行の度に眉毛をいじくり倒す人は、自分を見つけられていない人に多いです。

自分は何が似合うのかということには向き合わず、流行と言われればすぐに同じにしてしまうという、人と違うことはしたくない、同じにしたいという自分の意志の無さが出ています。

あげまん女子はそういったことには左右されず、自分が一番美しく見える眉に整えているので、流行に関係なく眉を個性の一部として認識しているため、それほど変動しません。

5.輪郭

骨格は生まれ持ったものです。

よく言われていることは、顎がガッシリしている人は肉食型で勝負事に強く、顎がほっそりしている人は農耕民族型で協調性があるなどがあります。

後天的に、内面の影響で輪郭に表れるのは骨の歪みと肉付きです。

ふっくら丸みのある頬

ふっくらしているということは、表情筋がしっかりしている上に脂肪がついている状態であることを示しているため、たるむことなく丸みを帯びた頬の人は表情が豊か、笑顔が多いという特徴があります。

また、男性は女性の丸みが好きな人が多いことから、ふっくらした輪郭を見ているだけで癒されるということも、あげまん足る理由として挙げられます。

ふっくらした頬などは裕福さの象徴であり、ガリガリにコケた頬より安心感を与えることができるのです。

6.肌

肌は生活の仕方が最もよく表れる部分です。

生活リズムがめちゃくちゃだと吹き出物ができたり、スキンケアを怠っている場合は乾燥、シワ、くすみ、ハリの低下を引き起こします。

必要な栄養素がとれない偏った食事や睡眠不足でも肌が荒れるため、自己管理ができる性格かどうかもハッキリします。

ツヤがある

ツヤはあらゆる条件がそろわないと出てきません。

栄養バランスの良い食事、十分な睡眠、年齢に合わせたスキンケアが不可欠です。

どんなにヒアルロン酸やコラーゲンを取り入れても、自己管理ができていなければ一時的にツヤを出すだけですぐに失ってしまいます。

ツヤは肌のターンオーバーの周期が乱れていなければ、自己回復の働きで自然と出てくるものです。

もちろん加齢によってその働きが弱まってくるということはありますが、年齢以上にツヤを失っている場合は生活の仕方を見直した方が良いでしょう。

また、ツヤのある肌を持つ女性は魅力的に見えることから、男性のテンションを上げますし、健康的な見た目であるため安心感があります。

あげまん顔になるために

上記までのチェックポイントの中で自分に足りないものを網羅すれば、誰でもあげまん女子になることができます。

項目こそ分かれていましたが、方法としては統合できるものがあるため下記で詳しく見てみましょう。

1.前向きな発言

できるだけ物事の良い側面を見て前向きな発言を心がけるようにしましょう。

仕事でトラブルが発生してしまっても、失敗したところばかりに目を向けて責めたてても解決しないので、出来ているところまでは評価し、どうすれば解決できるか、前向きに話を進める方が生産的です。

プライベートにおいても同じです。

何もすることがなくても「つまらない」と言うより「自分の将来のことでも考えてみるか」と思う方が前向きです。

デートで行ったお店がちっとも食事が運ばれてこなくても、「店員何やってんだよ」と言うより邪魔されずに会話できると切り替えて考えるか、今までが急ぎ過ぎていたかもと考える機会にしてみるとストレスも軽減されます。

とはいえ、何でもやりすぎはよくありません。

ただなんとなく前向きっぽいことだけ言っているとバカっぽく見えます。

「さすがにこれは良いところが見つからない」というものについてはスルーしましょう。

2.笑顔を絶やさない

毎日笑うほど楽しいことがあるのも珍しいですが、笑顔でいると楽しく感じてくるということもあるので、笑顔でいることを意識してみましょう。

自然な笑顔であることが重要なので、暇な時にできるだけ楽しいことを考えたり、仕事がつらい時も週末に楽しい予定を用意して希望を持てるように工夫することで笑顔になれる機会を増やせます。

この意味は、表情筋を鍛えることが主旨であり、何が起きてもヘラヘラしていろ、ということではありません。

あからさまに悪意を向けられたのにヘラヘラ笑うのは精神的ダメージにつながります。

そのような無礼なことをする人に対して笑ってあげる価値はないので、笑顔を貼りつけるのだけはやめてください。

心が死にます。

3.柔らかな雰囲気になるメイク

ツヤのある肌とふっくら丸みのある顔を演出するには柔らかな雰囲気のメイクが適しています。

ピンク系でまとめるとふんわり感がよく出ますが、アイメイクはブラウン系でぼかすのも柔らかさがあります。

ベースメイクは色ムラがないよう均一にととのえ、血色感を出しましょう。

チークもブラシでふんわりとつけます。

立体メイクで効果的なシェーディングはあげまん女子メイクにはとくに必要ありません。

シェーディングはキリッとさせたり、スッキリ見せたりする時に使うものなので、クールな印象になりがちです。

目元のメイクは癒し系な方が良いのでブラウンやピンクのアイシャドウをグラデーションにし、アイラインはハネ上げすぎないのがコツです。

黒を使うと強気な印象で、おしゃれですが「あげまん」ではありません。

ツヤを出すためにハイライトやラメを使う人が多くいますが、できればベースメイクはしつつもファンデーションを薄くして自然なツヤ感を保持する方が綺麗です。

ハイライトやラメはギラついてしまい、テクニックがないと攻撃的な印象を与えることがあるからです。

4.人の話しをよく聞く

あげまん女子はサポート役として力を発揮することが重要であるため、上から目線でアドバイスしたり、一方的な話をする人は向いていません。

聞き上手な女性はモテますし、モテるということはそれだけ癒される、安心する、一緒にいて楽しいということを示しています。

また、この項目では「興味をもって聞く」も付随させると尚良しです。

ただ黙って聞いてあげるより、興味を持って聞くことで瞳孔が開き、目が光を取り入れて瞳が輝くため、より魅力的に見ます。

興味を持って聞いているかどうかは相手からもよくわかるので、できるだけ話の面白いポイントや、知らないことを知ろうという気持ちで聞きましょう。

5.口角を上げることを意識する

笑顔を絶やさないこともそうですが、笑顔とまではいかずとも口角を上げることを意識することで癖がつき、その内に意識しなくても真顔で口角が上がるようになります。

いつも何かを楽しんでいるように見えることから好感度が上がりやすいです。

デートするにしても真顔に戻る瞬間ですら可愛い感じになるので、男性は自信を持って毎回誘えますし、一緒に暮らしても楽しそうだと思えるので、あげまん女子になりたいなら確実に意識しましょう。

6.肌のお手入れをする

メイクだけで健康的なツヤのある肌、シワのない肌をつくることは不可能です。

どんなに生まれ持った肌がキメ細かく綺麗でも、スキンケアを怠ると保てなくなってきます。

年齢に合わせたスキンケアも心がけましょう。

高級な化粧品をつかわなくても、配合されている成分を気にすればプチプラな化粧品で十分です。

とくに30代以降は肌の質が変わってくるので水分補給は必須です。

ヒアルロン酸やセラミドは保水の代表的な成分なので、配合されている化粧水や美容液をつかってみましょう。

皮脂量も下がってくるのでコラーゲンや油分で保湿することも大切です。

また、角栓や古い角質を放置すると、ザラつきやくすみの原因になります。

それらが排出されずに溜まってしまうのは肌のターンオーバーの乱れです。

健康的な肌を維持するにはバランスの良い食事と睡眠も欠かせませんから、生活を改善することも含めて肌の手入れを欠かさないようにしましょう。

そもそも「あげまん」とは?

最後に、あらためて「あげまん」の意味を確認しておきましょう。

実をいうと、あげまんのもともとの意味では女性に限った話ではなかったようです。

現代広く伝わっている意味とその語源についてご紹介します。

彼氏や旦那さんの運気を上げる

現在広く知られているのはこの意味でしょう。

恋仲に落ちた男性の運気を上げる女性を指し、肉体関係を伴うことも意味することから彼氏や旦那の運気を上昇させる女性のことを意味するようになりました。

やや下品なニュアンスをもつ言葉としても認識されているため、「あげまんの彼女が欲しい」「あげまんどこかにいないかな」と男性同士の会話の中でのみ使われることが多く、女性側から「私あげまんなの」と言えば誘われていると思う男性も多いようです。

一方、彼氏や旦那の運気を下げる女性のことを「さげまん」と呼び、女性に直接的な原因がなくても彼氏や旦那の運気が下がった理由にされることがあります。

男性を社会的な成功へと導く女性

恋仲に落ちた男性に限らず、周囲にいる男性全般の社会的な成功を導く女性という説です。

仕事などのチームにいるとプロジェクトが成功しやすい、友達でもアドバイスをもらうとその男性が成功しやすくなるといった、複数の関わり方を指しています。

もちろん彼氏や旦那の社会的な成功を導くことも含まれており、だからこそ「あげまんと結婚すると幸せになれる」と言われることが多いわけです。

その実、あげまんが力を発揮するのは男性だけでも成功できるポテンシャルは持っている場合であり、その女性と一緒にいたからといって必ずしも運気が上がるわけではありません。

女性が精神的な癒し、安心感を与えることで自信を得たり、冷静な判断ができるようになるなど、天に与えられた運というよりは実利的な部分が大きいようです。

語源

「あげまん」の男性版が「あげちん」なので、性交渉によって男性の士気を上げられるのがあげまんだ、という説が一般的に広まっているようですが、あまりにも露骨ですし、異なる説があります。

一般的な方のとらえ方だと、肉体的特徴に特化せねばなりませんし、いわゆる「名器」の持ち主でも男性の生気を吸い取るメンヘラ女もいるので、それだけをあげまんと呼ぶには不都合があります。

そこで、こちらでは異なる説も含めて語源をご紹介します。

「間」という言葉が転化したもの

あげまんの「まん」は「man=人間」の意味ではなく「間」が転じたものであるという解釈です。

江戸中期の浮世草子『新色五巻書」では「間(まん)よくば将軍の場」という言葉が出ており、関西圏では間を「まん」と呼ぶ文化もあるので音の転化であるという説は納得できるものがります。

運気、潮目、巡り合わせを意味する

間は、運気や潮目、巡りあわせを意味する言葉です。

「間が悪い奴だなぁ」はタイミング(潮目や巡りあわせ)が悪いことを意味することらも、これは明らかです。

「間直し」という言葉もあり、これは不運を幸運に転ずること、縁起を直すことを意味しているため、ほぼあげまんの意味と同様です。

でも「間直し女」では語呂が悪く、関東圏では「まん」に女性的な響きを感じることから女性を指す言葉として「あげまん」が広まったものと解釈されます。

上記のことから運や潮目、巡り合わせを意味する「間(まん)」に「上げ」が加わることで、運気の上昇を意味し、それができる女性を指す言葉という説があるのです。

1990年伊丹十三監督の映画「あげまん」で普及

俳優としてもデザイナーとしても活躍の幅が広かった伊丹十三監督が手掛けた映画『あげまん』。

伊丹十三さんは『マルサの女』の監督でもあり、キャッチ―な名前を世に広めるのが上手な人でした。

『あげまん』は主人公の芸者、ナヨコと恋仲に落ちた男の運気が上昇するという噂が広まるにつれ政治家たちに目を付けられていくといった話が展開されています。

この映画の前から「あげまん」という言葉は存在していましたが、映画の印象が強く「恋に落ちた相手の運気を上げる女性」という意味で普及しました。

内面を磨くことであげまん顔に(まとめ)

あげまんについて詳しく見てきました。

あげまんを目指すことは、笑みをたたえていること、前向きなことを言うこと、生活を整えることを実践することであり、「魅力的な女性」を目指すことと同義であるため、自分にとってもメリットばかりです。

語源を辿ると下品な言い回しではないことがよくわかったと思います。

とはいえ、一般的にはそんなに言いニュアンスでは聞こえないので「あげまんを目指してるの!」と言うと誤解を招く恐れがあるのでやめておきましょう。

生まれ持った人相としてどのようなパーツを持っていたとしても、後天的な部分は改善できます。

なかなか大変ですが、男性を癒し、サポートして結果的には幸せにする「あげまん顔」を目指して努力を続けていきましょう。