運気、潮目、巡り合わせを意味する
間は、運気や潮目、巡りあわせを意味する言葉です。
「間が悪い奴だなぁ」はタイミング(潮目や巡りあわせ)が悪いことを意味することらも、これは明らかです。
「間直し」という言葉もあり、これは不運を幸運に転ずること、縁起を直すことを意味しているため、ほぼあげまんの意味と同様です。
でも「間直し女」では語呂が悪く、関東圏では「まん」に女性的な響きを感じることから女性を指す言葉として「あげまん」が広まったものと解釈されます。
上記のことから運や潮目、巡り合わせを意味する「間(まん)」に「上げ」が加わることで、運気の上昇を意味し、それができる女性を指す言葉という説があるのです。
1990年伊丹十三監督の映画「あげまん」で普及
俳優としてもデザイナーとしても活躍の幅が広かった伊丹十三監督が手掛けた映画『あげまん』。
伊丹十三さんは『マルサの女』の監督でもあり、キャッチ―な名前を世に広めるのが上手な人でした。
『あげまん』は主人公の芸者、ナヨコと恋仲に落ちた男の運気が上昇するという噂が広まるにつれ政治家たちに目を付けられていくといった話が展開されています。
この映画の前から「あげまん」という言葉は存在していましたが、映画の印象が強く「恋に落ちた相手の運気を上げる女性」という意味で普及しました。
内面を磨くことであげまん顔に(まとめ)
あげまんについて詳しく見てきました。
あげまんを目指すことは、笑みをたたえていること、前向きなことを言うこと、生活を整えることを実践することであり、「魅力的な女性」を目指すことと同義であるため、自分にとってもメリットばかりです。
語源を辿ると下品な言い回しではないことがよくわかったと思います。
とはいえ、一般的にはそんなに言いニュアンスでは聞こえないので「あげまんを目指してるの!」と言うと誤解を招く恐れがあるのでやめておきましょう。
生まれ持った人相としてどのようなパーツを持っていたとしても、後天的な部分は改善できます。
なかなか大変ですが、男性を癒し、サポートして結果的には幸せにする「あげまん顔」を目指して努力を続けていきましょう。