そこで、旦那さんがしてくれた良いことだけをノートに書き留めていく癖をつけてみましょう。
ポイントは、やって当たり前だと思うこと、見方を変えれば欠点になることも全部書くことです。
トイレ掃除をしてくれた、風呂掃除をしてくれた、買い物してきてくれた、デザートを買ってきてくれた、悩みを聞いてくれた、子供をあやしてくれた、子供にご飯を食べさせてくれた、料理してくれたなどなどです。
このとき、掃除が甘かった、買い物してきた商品が高い、デザートは無駄遣い、的確なアドバイスはくれない、子供と遊ぶだけで教育はしない、料理はしても洗い物はしてくれないなどマイナスの要素は一切書かないことが重要です。
良い所だけをあえて書き出すことで、なにげなく見落としていた旦那さんの優しさやありがたみに気付くことができるはずです。
これを見落としたまま、普段から文句をつけてばかりいると夫婦仲は冷えるし喧嘩にもなります。
気が利く行動を少しでもしたら感謝する
旦那が気の利いた行動を少しでもしたら、心の中で感謝するだけでなく「ありがとう」を口に出すことが大切です。
そうすることで旦那は「妻はこれが嬉しいんだ」とわかるようになります。
これがないと、旦那は「何やっても文句言われるからなにもしないもんね!」と拗ねてしまいますから要注意です。
そこで「ガキか」と怒ってはいけません。
イライラしているときこそ口調を穏やかにしてみる
イライラしているとき、その感情のままに強い言葉を口にすると、それが自分の耳でも聞こえるのでなおさらイライラしてしまいます。
あえて口調を穏やかにしてみることで、自分自身が騙されて怒りがおさまるでしょう。
また、イライラしているときは、冷静なときと比べて判断力が鈍ってしまうので、本当は言うつもりもなかった人格否定発言などが口から出てしまいがちです。
穏やかな口調にするために一呼吸おくことで、相手を傷つけたり口論になりそうな発言が口をついて出ることもなくなります。
頼み方を工夫してみる
家事に限らず人から「これくらいやってよ!」と言われたらやる気が失せますよね。
自分だって子供のころ母親に言われて「いまやろうとしてたのに!」とか「テレビがいいとこなのに!」とか反抗した経験があるのではないでしょうか。
ちょっと厳しい言い方をすると、旦那が頼まなきゃ何もしてくれない状態になるまで育ててしまったのは妻の問題なのです。
今まで家事の一切を引き受けて世話を焼いておきながら、急に「手伝え」と言っても、それはもう「妻の仕事」だと思われてしまっているので意識改革をさせるのは骨が折れます。
子供ができてやることが増えた、仕事が忙しくなって家事ができないと変化が訪れた場合、そのことをしっかりと話して「一緒にやってほしいんだ」と伝えましょう。
伝え方のポイントをいくつか詳しく解説します。
頼み事のタイミング
休日など、お互いに時間があってゆっくり話せる時にしましょう。
平日の忙しい中でつっけんどんに、あれやれこれやれと言ってもやかましく感じられてしまいます。
下手に出る必要はないので、なぜお願いしたいかという理由や自分の状況(精神状態でもいい)を伝え、旦那に理解してもらうことが重要です。
その上で、何をしてもらうとどうなるかを伝えます。
たとえば「今まで家事の多くを私ができるつもりでいたけど、最近仕事が忙しくなって網羅できなくなってしまった。
自分を過信しすぎていた節があるので、助けてほしい。
風呂掃除を週の半分やってくれるだけでもかなり楽になるからお願いできないだろうか。」などです。
理由(仕事が忙しくなった)、目的(助けてほしい)、行動の内容(風呂掃除)、それによって得られる結果(妻が楽になる)の4つがそろった依頼は納得しやすく行動にも移しやすくなります。
頻度も合わせて伝えられるようであればベスト。
子供に「走らないの!」と言うより「歩こうね」が通じるのと似ています。
命令口調で頼まない
上記と情報量が同じでも「私ばっかり家事やってもう疲れたの!仕事だってしてるのに!風呂掃除くらいやってよ!週の半分くらいでもできるでしょ?ちょっとは楽させてよね!」では喧嘩になりますよ。
命令口調の時点で、頼みごとではなく命令ですから、上司でもあるまいし、会話の中で伝えるように心がけましょう。
頼み事は1回に1つだけ
「風呂掃除終わったら皿洗っといて!あと洗濯物たたんで!」と言われると旦那はパニックになります。
たとえ旦那が「何かできることないかな」と聞いてきた場合でも「じゃあ風呂掃除してくれると嬉しいな」と、まずは1つだけ言いましょう。