アナタには「親しい」と思える間柄の人がいますか?

堂々と「この人とは親しくさせていただいています!」と言えるくらい互いに共通した信頼関係を持てる相手というのは非常に貴重な存在です。

親しい仲にも礼儀あり!そもそも「親しい」って何?

「親しい」という関係は「仲がいい」と何が違うのか、正確に説明できる人はとても少ないと思います。

実際に、「親しい」という言葉を間違って使ってしまわないように、まずは言葉の意味を再確認しておきましょう。

親しいの辞書的な意味

「親しい」を辞書で引いてみると、出てくる意味は下記のとおりです。

①心が通じている

親しいとは「心が通じている」こと。

「通じる」という言葉が使われていることから分かるように、親しさは片一方の思いだけでは成り立ちません。

互いの気持ちがきちんと通い合っていることが条件です。

いくら片方が「親しい」と思っていても、本当に親しい間柄と呼べるかどうかは、相手から同等の気持ちが返ってきているによります。

相手を大切に思って、心から打ち解けているかどうかがポイントです。

②いつも接していて馴染みがある

「いつも接していて馴染みがある」という関係は、多くの時間を一緒に過ごした幼馴染や級友が近しいですね。

特に意識せずとも、その人と一緒にいることや、連絡を取り合うことが当たり前のようになっている人との関係を指すのが相応しいのではないでしょうか。

③近い関係にある

家族ぐるみの付き合いがある人や、血筋が近い血縁者のように実質上「近い関係にある」場合も、親しいという言葉を使います。

深い交流がなくても親族として関係が近い場合は親しい人と呼ぶことがあるようです。

親しいの類義語

より「親しい」の意味を理解するために、近い意味を持つ言葉も合わせて紹介します。

親密

「親密」というのは、交際が深いこと、きわめて仲がいいこと。

親しみをこめて、密接な関係を築いているということを表現しています。

「親密な関係」「親密さを感じる対応」というような使い方をします。

仲良し

「仲良し」は、私たちが小さいころから使っている馴染み深い言葉ですよね。

よく一緒に遊んだりする人を「仲の良い友達」と紹介するでしょう。

親しいをもっとライトに表現した言葉ですね。

親しみ深い

「親しみ深い」は親しみを強く感じている様子を指す言葉です。

「親しみ」はすなわち「親しい」と同じ意味で親近感を持っていることなので、それがより深まったことを表現しています。

「親しみ深い様子で話している」などと使うことで、互いの関係の深さを表します。

好意的

「好意的」は、相手の立場や意見を尊重して物事を考えること。

そもそも「好意」という言葉は、相手に親しみをもって好ましく思うことなので、それの形動詞です。

「好意的な態度で接してくれる」と言えば、相手が敬意を払って親切に接してくれているとう様子ですになります。

誰かのために役に立ちたいと考えて好意を持って接する行動や意思表示を表現しています。

親しいの基本的な使い方

いざ、「親しい」という言葉を使う場面はどういったシーンでしょうか。

より具体的にシミュレーションしてみましょう。

「彼女は親しい友達です。」

誰かと自分の関係を紹介するときにただ「友達」と紹介するのではなく、「親しい」という言葉を用いることで、簡潔かつ明瞭に仲の深さをうかがわせることができます。

「親しい」をつげずに紹介するよりも、さらに関係が密であることを示しているので、聞いた相手からすると「付き合いが長いのだろうな」と思うでしょう。

「親しい間柄だからこそ言えること。」

「親しい間柄」という言葉では、本当に気の置ける親密な友人同士の関係を表現しています。

この文章は、あまり仲の深くない相手には遠慮してしまうような言葉も、親しい間柄であれば正直に伝えることができる、ということです。

人と会話をしていると、相手との関係によっては、気を遣ってしまい、言うべきか、言わざるべきか迷う言葉があるでしょう。

しかし、親しい関係ならば、本音で話すことが当然。

それも、ただ無遠慮なわけではなく、相手を思いやっての言葉だと理解しあっているからこそ成り立つものです。

親しい仲でも注意したい12個のこと

いくら親しい相手だとしても、人付き合いにおける最低限のマナーは守らなくてはいけません。

親しくなると、まるで相手が自分の全てを許容してくれるように感じてしまうことがありますが、もしそうだとしても、互いに敬い尊重し合う心を持ち続けなければいけません。

良い関係を長く続けていくためにも、超えてはならない一線をきちんと見極めてください。

1、秘密は絶対に守る

親しい人とは、互いに信頼しているので、多くのことを共有し合っています。

時には家族や恋人さえ知らないことを、長年の友人にのみ打ち明けているなんてことも、少なくありません。

深いことまで知っているとなれば、少なからず「秘密」を共有しているはず。

「他の人には言わないでほしい」と一言添えて始まる話はもちろんですが、それ以外でも人から聞いた話を無闇矢鱈に口外するものではありません。

一般的にも人カラ聞いた話を、他所で話題に上げるのはあまりいいことだといえないですよね。

特に親しい間柄ともなれば、他の人には言わないような話をしたりすることが多いので、軽率に周囲に漏らすのは絶対にNG。

相手の気持ちを考えれば、本人の知らないところで話題になることが、どんなに嫌なことなのかよく分かりますね。

親しくしている相手なら、その人がされたら嫌なこと、気にしているのことも、人一倍理解できると思います。

時に、親しい人の「自分しか知らない一面」を見ると嬉しくなって、他の人に自慢げに話してしまうお調子者もいますが、それはとても不義理なことです。

親しいと呼べる間柄なら、それぞれの意思を尊重し、プライバシーを守るために努めるべきでしょう。

2、言葉遣い

人と接する時、言葉遣いや口調には気を使いますよね。

話している姿勢はもちろんのこと、口から出てくる声の調子や言葉の選び方一つで、人の印象は大きく変わります。

仕事中など、外向きの対応で話している時はキチンとしていても、家に帰ったり、友達と会ったりした時は気が抜けて素の姿を晒している人が多いでしょう。

自分の気持ちを偽らずに、本音を話せる相手がいるのは、とても幸せなことです。

多少毒舌になったりしても気にせず、外では言えないようなことを聞いてくれる人は貴重な存在。

親しい人に対して「この人なら受け止めてくれる」「何を言っても大丈夫」と思うことは当然です。

親しくなったと言うことは、価値観が似ていて、互いに分かり合える部分が多いと思ったからでしょう。

自分の気持ちに寄り添って、理解を示してくれる相手にはついつい気を許しすぎて、言葉遣いや口調への配慮を忘れがちになります。

どんなに親しくしていて、ありのままの姿を受け入れてくれる相手でも、心無い一言で傷つけてしまう可能性が絶対にないとは言えません。

気を許している人には、ガードが甘くなるので、感情をセーブするのが難しくなり、抑え込んでいたものが溢れ出てしまうこともあります。

つい感情的になって当たり散らしたりしてしまうケースも珍しくありません。

特に、どんな事でも話せる特別な相手だからこそ、つらい時やしんどい時に話を聞いてもらうことも多いでしょう。

親しいが故に、無礼講が許されることもありますが、その線引きを間違えてしまうと、折角の絆に亀裂が入ってしまう可能性があるので気をつけましょう。

3、礼儀やマナー

どんな人が相手であれ、人としての礼儀とマナーはきちんと守るべきです。

たとえ家族や兄妹だとしても、それぞれ違う人間なので、共存していくために、それなりの礼儀が求められます。

どんなことにも、当たり前はなく、誰かが誰かのために働きかけた結果であることを忘れてはいけません。

困った時にLINEや電話をして応じてくれる相手がいること、ご飯を一緒に食べること、誕生日を祝ってくれる事。

どれも、親しい人との間では当然のように行なわれることですが、すべてとても特別なことです。

親しさを理由に、人の好意を当然だと思っていると、「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えなくなります。

好きな人でも、嫌いな人でも、守らなければいけない最低限のコミュニケーションは変わりません。

同じ世界に存在する者同士、共通のマナーを守ることがとても重要なんですよ。

4、気遣い


気遣いは、相手のことを配慮する優しさ。

気遣い上手な人は、自己中心的な考えではなく、周りの状況に応じた臨機応変な対応をする柔軟な目配りや心配りをします。

相手が不快な思いをしないよう、相手の目線で物事を捉えるように努めて、気持ちを汲み取りながら先回りしていけば、起こりうるトラブルや衝突を回避させることもできるでしょう。

気遣いは、仕事でもプライベートでも、人付き合いを円満に築くために重要なスキルです。

気遣いは、自然とできる人もいれば、意識してやる人もいますし、全くできない人もいます。

気遣いができる人でも、人によって気遣いの使いどころには、違いがあるのです。

親しい人や好きな人だからこそ、「喜んでほしい」という気持ちで気遣いをする人。

嫌いな人や無関心な人には、「なんと思われても構わない」とタカを括って気遣いをしない人。

または、嫌いな人だからこそ、「当たり障りなく接したい」と考えて気を遣う人。

…などなど、それぞれ人付き合いの方法には、性格的な個性が表れます。

中でも良くないのは、親しい人に対して「気を遣う仲でもないだろう」と思ってしまうこと。

親しいと、「気の置けない仲」にはなりますが、=気を遣わなくていい、ということにはなりません。

肩肘張らずに、リラックスして過ごしてほしいという意味で「気遣いは無用だ」と促す人はいますが、だからといってあまりにも常識外れの対応をしたり、相手を無下にしたり、蔑ろにしたりすることはしてはいけません。

5、ドタキャンや遅刻

待ち合わせや予定時刻に、ドタキャンや遅刻をしょっちゅうする人は、心から信用することができません。

言ってしまえば、これは「約束を守れない」ということ。

双方の間で合意して決めたことをキチンと守れないということは、その相手のことを軽く見ている証拠。

約束についても、そこまで大切だと思っていないのだと捉えられても仕方ないことです。

親しい人が相手だと、「このくらいなら許してくれる」「いつもの事だから」と開き直って、大した申し訳なさを感じていない人もいるでしょう。

人を待たせている、迷惑をかけている、というのは、その相手が誰であっても紛れもない事実。

待たせる相手によって、その事実が変わることは無いですし、相手に与える負担や不満も同等です。

「親しいから大丈夫」という甘えは早々に捨てましょう。

相手が許してくれても、それを受け入れて改善しないままでいたら、人として問題ですよ。

6、SNSのマナーが悪い


最近ではSNSもコミュニケーションの一環だと言っても過言ではありません。

SNS上でメッセージやコメントを送りあって、交流を深めることで親しくなっていく友人も多いでしょう。

SNSは、誰に管理されるでもなく、注意されるでもなく、自分自身の好きなように運用できるツールです。

だからこそ、その人の本音や内面が明け透けになるもの。

愚痴や悪口、批判など、ネガティブなことばかり呟いたりしていると、親しい人にも愛想を尽かされてしまうでしょう。

見ず知らずの人に辛辣なコメントを送ったり、無断転載をしたり、人を不快にさせるような画像や言葉を投稿するようなこともNG。

SNSを使うからには、ネットの基本知識やルールを知っていて然るべきです。

その大前提を守れない人は、どんなに仲良くても擁護しきれません。

7、友達のものを勝手に使う

自分がお金を貯めて、お金を出して買ったものを、人に勝手に使われたりするのは、とても嫌な気分になりますよね。

それは、親しい人でも、そうでない相手でも変わりません。

物の扱い方や、思い入れは、本人にしか分からない部分がある多いので、人と共有したり、貸したりすることを嫌う人もいます。

ものの貸し借りを拒むと、「そんなことくらいで…」と、まるで器の狭い人を見るように責める人もいますが、これは個人の価値観の違いですので、他人がとやかくいう問題ではないでしょう。

せめて、断りをいれて、了承を得てから借りるならまだしも、断りもなく勝手に使うのなんて以ての外ですよ。

これこそ、親しき中にも礼儀ありということです。

8、ものを盗む

親しいことを利用して、相手からモノをくすねたりする行為は、立派な犯罪です。

お金やモノなど、大小は関係ありません。

人の所有物を好き勝手拝借して、そのまま持ち帰ってしまう、こっそり自分のモノにしてしまう、こんな手癖の悪い人は親しくしたくもありません。

こういう盗人は、おそらく盗んだことを隠しながら、親しくしているのでしょつが、いつか必ず罰が降ることでしょう。