自分優先順位は一番下になっているでしょう。
ですから、自分に対するケアが全然できていない状態を続けていることになっているので、しんどいのは当たり前です。
2.自分を見失う
いい人をやっていると、人のことを見ることが第一になってきて、自分というものがなくなってしまいます。
自分は二の次で他人のことばかり気になるので、自分を見失ってわけが分からなくなってしまいます。
自分を見失ってしまうと、自分がやっていることがいいのか悪いのか分からなくなってしまいます。
食事をしてもおいしいのかまずいのかも感じない、何か音楽を聞いてもいいのか悪いのか判断もできなくなります。
こういった無関心、無感動も人のことばかり考えて、自分を見失ってしまった人が経験することであります。
人に合わせすぎる
結局のところ、いい人というのは人に合わせすぎるので疲れてくるのだと思います。
人それぞれ生活していくには自分にあったペースというものがあります。
それを全て無視して他人の生きるペースだけを気にして生きていたのでは疲弊してしまうのは当たり前のことです。
自分の意思や希望で何かをすることができなくなってしまうのでしんどいのです。
どこかへ行く、何かを食べる、何時に寝る、こういったことを自分で決められないとすると、大きなストレスが溜まるでしょう。
いい人は自分の考えで行動するのではなく、相手のペースに合わせすぎるために疲れるのです。
自分の意見が言えない
他人に合わせすぎるために、自分の考えは全て封印してしまいます。
自分の意見を言わないからどんどんストレスは溜まる一方で、解消する術もありません。
相手の意見、考えに常に賛成して、反論することがありませんから、完全に自分のパーソナリティというものは消えてしまいます。
無色透明のような人間がそこにいるだけなので、相手にとっては無害ですが、結局都合のいい人間としか見られないでしょう。
会社に属している人間なら、自分の意見を素直に言えないのは当たり前だという人もいるかもしれませんが、それは間違いだと思います。
ちゃんと自分の考えも述べるという機会を設けておかないと、遅かれ早かれストレスが膨張して爆発してしまうでしょう。
会社組織に属していたとしても、自分の場所を作り、そこで自分という存在を確立しておけば、自分の意見を発信することができるポジションに持っていくことはできるはずです。
いい人というのはそういった努力をやってこなかった人とも言えるのかもしれません。
3.疲れる
いい人でいることは疲れてしまいます。
人に悪く思われないか、嫌われないだろうかということばかり考えていますから、人前で萎縮して固くなってしまいます。
自分がいい人と思われているそのイメージを崩したくないがために、嫌なことでもイエスと言ってしまったり、やりたくもない仕事を引き受けて自分をしんどくしてしまいます。
周りの人間はというと、○○さんはいい人だから嫌な仕事も自ら好きでやってくれるんだと思うので、面倒くさい仕事がいつも回ってくることになります。
真面目過ぎる
真面目なことは良いことですが、真面目すぎるというのはよくありません。
時には羽目を外して楽しむ、エンジョイするという気持も必要で、真面目過ぎることは自分を追い込んで疲れてしまいます。
集中すべき時には真面目に一生懸命に取り組み、終わったらリラックスして自分を解放する。
こういった緊張と緩和というものが、何をやるにしても非常に大切です。
真面目一辺倒だと疲れますし、トータルで見た時に効率もよくありません。
日本人は世界の人々と比べても非常に勤務時間が多いことで有名ですが、実は作業効率は非常に悪いという結果が出ています。
要するに、それだけ長い時間働いているのに、たってこれだけしか成果がでていないの?ということなのです。
では、なぜこんな状態になっているのかというと、やはり真面目過ぎるという一面もあると思います。
人間の集中力というのは、最大に続いても40分程度だと言われています。
ですから長時間働くより短期集中のほうが成果が出るのは当然といえるでしょう。