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「としては」の使い方や例文、類語を解説(続き2)

でも私の場合、あなたのことを好きではない」というもの。

この文章の意味は解説するまでもないでしょう。

相手が思っていることと自分が思っていることに相違点がみられることを伝えていることになります。

〇〇の立場では

「としては」という言葉には、もうひとつの意味があります。

それは「~の立場では」というものです。

「~の場合では」と使うこともありますが、人の立場、自分の気持ちを伝える際にはこの「立場では」という意味で使うことのほうが多いでしょう。

さきほど例文にあげましたが、それでも「あなたは私のことを好きかもしれない。

私の立場では(としては)、あなたのことを好きだということができない」と表現することができます。

これは、自分のいる立ち位置やそのプライド、プレッシャーなどから本当は好きだと感じているけれどもそれを伝えることができないという意味合いを持っていることは理解できるでしょう。

そのように、自分の立場を指し示す言葉としても「○としては~」と使うことができます。

ちょっとややこしいですが、ほかの人と比較するときに使う言葉だと思って覚えておくと使いやすいかもしれません。

「としては」の類語や関連語


こでまでに「としては」という言葉の意味についてご紹介してきました。

「~の立場では」「~の場合には」という二つの意味があったことを覚えているでしょうか。

もしかしたら、そのような意味を確認できてもまだ「としては」の意味が分からない!なんとなく伝えたいことはわかるんだけど、しっくり納得することができない…というように理解を深めることができていない人もいるかもしれないですね。

そのような方のために、ここでは「としては」という言葉の類語や関連語をご紹介しています。

類語や関連語というのは、「としては」という言葉を言い変えしてもその文章の意味を伝えることができるということになります。

そのため、「としては」だけでは不十分だった情報もその類語や関連語に置き換えることによって、理解を深めることができるようになるんですね。

新しい言葉を覚えるとどうしても知識がひとつの方向に偏ってしまいがちです。

それって、ほかに持っているその言葉のニュアンスが理解できなかったりするから。

でもここで類語や関連語をしっかり学んでおくことによって、「ああ、“としては”という言葉にはこのような意味もあるんだな」とあらゆる角度からその言葉を理解し、使いこなせるようになるはずです。

その立場においては、の意で主題とすることを表す

さきほど「としては」という言葉の意味をお伝えする中で“なにかと比較するときに使う言葉である”ということをお伝えしました。

しかし、それ以外にも「としては」という言葉を使うことができるんですね。

それは、ずばり「その立場においては」という言葉によってひとつの文章の中の“主題”になるという役割になります。

はて…何を言っているんだろう?おそらくそのように感じられていることでしょう。

例文をあげてみます。

「その立場においては、あなたはもっと主張すべきだった」といったらどうでしょうか。

“あなた”がいる立場だからこそ、それを主張することができた=この文章の主役であるその立場にいる人は“あなた”ということになりますね。

このように「その立場」に立っている人を主役として見立て、なにかを伝えるときに使える言葉にもなりうるのです。

連想される言葉


あなたは、これまでの生活や日常会話のなかで「としては」という言葉を使ってきたかもしれないですね。

それはビジネスシーンなどの堅苦しい場所だけではなく、友人やちょっとした目上の先輩と話をしていると気に使ってきた方もいることでしょう。

もしもそのように、これまでに「としては」という言葉を使ってきているのであれば、その言葉に匹敵するような、イコールで結べるような言葉にはなにがあるかを想像してみてください。

もちろんこれまでにこの言葉を使ったことがないという方もこれまでにご紹介した「としては」という言葉の意味で連想できるかもしれない言葉を想像してみて!

連想される言葉には、「としては」という言葉が持っている要素を持っているということもありますので、この言葉を理解するにはふさわしいんですよね!

では、さっそく「としては」の連想される言葉を見ていきましょう。

はたして、あなたが想像した言葉は出てくるのでしょうか?

〇〇にとって