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「としては」の使い方や例文、類語を解説(続き5)

その例文を通して、「こんな風に使えるんだな!」「こうやって使うのか」と知ることで日常の中で「としては」という言葉を使うことに不安を感じなくなるはず。

それにせっかく正しい意味を知っているのにどのように使うのかを知らないで、間違った使い方をしている残念な人ってたくさんいるんです…。

せっかく学んだ時間が無駄にならないように、ここで「としては」の使い方やその例文を確認しておきましょう。

彼女としては当たり前のこととして傘を貸した

この文章はどのような意味を持っているのでしょうか?

これからいくつか例文をご紹介しますが、新しい例文を見るたびにどのような意味を持っているのかを想像してみて下さいね!

今回のこの文章では「彼女の立場では、当り前だと思って傘を貸した」という意味合いになります。

「としては」というのは、特定の人の立場やその状況を示すために使われる言葉でしたね。

そのため、このように使うことができます.

選手としては小柄だった

この文章は「選手の立場からみると、(その選手は)とても小柄だった」という意味合いになります。

これは、ある選手を見た人がほかの選手と比べることによって、“小柄”だということを指摘している文章になります。

おこのように「としては」というのは、その同等と思える人々を比較するときにも使うことができる言葉になります。

一介の平社員としては大抜擢だった

この文章では「一介の平社員の立場からみると、それは大抜擢だった」という意味合いになります。

おそらく大抜擢された方はどこにでもいるような平社員だったのでしょう。

でも、なぜだか選ばれてしまった。

本来であれば、そのような一介の平社員から選ばれることはないのに、それはすごいことだという意味合いも読み取ることができます。

この文章もひとつ前の文章と同じく、同等のジャンルやグループなどと比較するために使われていますね。

私としてはそこに行くつもりはない

この文章は、「私の立場では(私は)、そこに行くつもりはない」という意味になります。

ただ「私は行くつもりはないよ」といえばいいところをこのように“私としては”というように表現しているということは、周りの友達や知り合いたちはそこに行くのでしょう。

また、そこに行くことを強制されているのかもしれません。

でも自分は行きたくないという気持ちを貫くという主張する気持ちをこめて「としては」という言葉を使っています。

これまでにもご説明してきましたが、「としては」という言葉は何かを主張するとき、伝えたいことを明確にしているときに使われる言葉でもあるのです。

この文章を見れば一目瞭然ですね。

親としては、どちらが正しかったのだろうか

この文章は「親の立場としては、どちらが正しかったのかな」という意味合いになります。

親になると「ここはしかるべきなのか、いやしかってはいけないのか」なんてこれまでに悩んだことのない子育てでなやむことが増えます。

そんなときマニュアルを参考にしても、あとになってこのように「親としてどっちがよかったのか」と悩むものなんですよね。

つまり、「親という立場だからこそ、その悩みをもっている」ということであり、「としては」という言葉はやはり“特定の人物の立場”を指す言葉になります。

親もそうですし、社長、家族、恋人、社員、友達…なんていうような三人称・単数をしめす言葉をあてはめることになりますね。

彼としては誠心誠意、応えたつもりだった

この文章は「彼の立場から見れば(彼の気持ち的には)、誠心誠意にその要望に応えたつもりだった」という意味合いになります。

「彼」というのはおそらく、何かを求められていたのでしょう。

彼なりに精一杯その期待に応えた、ということを伝えていますね。

この場合、「としては」がもっている「~の立場では」「~の場合には」という意味では解釈しづらいです。

そんなときは、「彼の気持ちとしては」「彼の感覚では」なんて解釈してもいいでしょう。

「としては」という言葉は、その特定の人の立場やその状況などを表しているのですから、それでも十分に意味を理解できるはずです。

私の実感としては、それほどでもなかった