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意思の疎通がとれない時の10個の原...(続き2)

また、もしも排気口の存在をきちんと伝えることができれば、そこから脱出する方法を教えてもらえるかもしれませんが、パニックになり排気口の存在を警察に伝えていなければ、脱出の可能性はなくなってしまうでしょう。

このように、説明能力が足りないことでも意思の疎通は上手くはかれなくなってしまいます。

言葉が足りない

何でも言葉足らずな人っていますよね。

言葉の主語もなく、また何の脈絡もなく「明日どうする?」といきなり言ってきたり、また「それ取って」と言ってきたり。

最初からきちんと「明日の懇親会の集合時間はどうする?」と分かりやすく相手に聞けば、直ぐに返答が返ってくるでしょう。

しかし言葉が足りないと、「え?明日ってなんのこと?」と聞き返すことになり、本題に入るのに余計なひと手間がかかってしまいます。

そうしたタイムロスは、忙しい場面ほどお互いにイライラやストレスを与えます。

一方は「言葉足らずで分かりにくい!」と文句を言い、もう一方は「それくらい察しろよ!」と相手の察しの悪さを責めます。

しかし、その場の状況や前後の話題など、明らかに話し手が何を言いたいかが予測できる状況でもない限り、普通は話し手が分かりやすく説明しなければ、聞き手には伝わるわけはありません。

しかし、それができずに要点だけしか口にしない人は、誰と話しても意志の疎通が難しいでしょう。

4:そもそも人に興味がない

そもそも人に興味がない人は、自分の話を相手に理解してもらおうとも、また相手の話を理解しようとも考えていません。

そのため自分が話す場合には言葉足らずの説明になりやすく、また人の話は適当に聞き流すため、相手が何を伝えたいかということを察するのが下手です。

「ちゃんと伝えよう」「きちんと聞こう」という姿勢をそもそも持っていないので、そんな人とどれだけ話をしたところで、意思の疎通などまともにできるわけはないでしょう。

さらにタチの悪い人の場合、自分の話は相手にちゃんと聞いてもらいたがるくせに、人の話はまともに聞かないことがあります。

ナルシストで自分にしか関心がない人や、かまってちゃんなどはその傾向が強く、話をする相手を毎回困らせてしまうばかりでしょう。

時々、悩み相談と称して延々と自分の話ばかりをするくせに、いざこちらがアドバイスをしようとするとまったくまともに聞かずに、何度も同じ話ばかりを繰り返して切りがない人がいます。

この手のタイプは典型的な人に興味がないタイプですので、親身になって話を聞くだけバカを見るでしょう。

5:人に対して恐怖心や不安を持っている

人付き合いが苦手な人や、これまでの人生でまともに人と深くコミュニケーションをとってこなかった人は、人に対して恐怖心や苦手意識を持っていることが多いです。

また、自分に自信がなくネガティブな思考の人も、人付き合いでは不安を感じることが多いため、人と話をしている時にもそわそわと落ち着きがない様子をしています。

人に対して恐怖心や不安を抱えている人は、話をしている最中にも「相手からどう思われているだろうか」「自分の発言は何もおかしくないだろうか」などとあれこれと悩んでしまいますので、自分が話す内容も言葉足らずになりやすく、また人の話を聞いている時にも心ここにあらずといった状態になってしまうことが多いため、相手ときちんと意思の疎通をとることが難しいでしょう。

例えこちらがどれだけ懇切丁寧に説明したとしても、向こうがまともに聞ける心理状態になっていなければ、1から10まで説明したところで意味がないでしょう。

6:面倒なことが嫌い


何でも面倒事を嫌う人も、意思の疎通がとれないことが多いです。

人と話をする際には、自分が話す内容は相手にきちんと伝わるように、分かりやすい言葉を選んで話す必要があります。

面倒臭がりの人は、相手のためにいちいち分かりやすい言葉を選択して伝えるという行為が面倒だと感じるため、それをしようとせずに適当な言葉で伝えることが多いです。

例えば仕事の支持を出す場合に、何をどうやってやればいいかを丁寧に説明しなければならないところを、「マニュアルを見ながらやればできるから」と言ったり、「分からなければ周りの人に聞いてやって」と他に人に説明役を丸投げしたりと、自分はきちんと説明をしないままで任せてしまいます。

その結果ミスが生じた場合には、その責任を問われてさらに「面倒だな」と感じたり、自分の適当な教え方を棚に上げてミスをした人を怒ったりします。

面倒を嫌うタイプの上司を持ってしまった部下にとっては、悲劇や不運としか言いようがないでしょう。

7:人と話す環境に育ってなかった

人は子どもの頃の環境によって、人格の形成に大きな影響を受けます。

例えば子だくさんの家庭で、兄弟に囲まれて育った人は、子どもの頃から家族と言う社会の中で育っていますので、年功序列や対人コミュニケーションについて自然と学ぶことが多いです。

喧嘩をした時にはどちらがどういう理由で悪かったのか、敬う心や譲る心など、たくさんのことを兄弟の中で学びます。

そんな兄弟に囲まれて育った人は、大人になって社会に出てからも、人とのコミュニケーションのはかり方や距離のとり方が上手なことが多いです。

一方で、一人っ子として生まれて育ってきた人の中には、人と話す環境に育たなかった人もいます。

例えば両親は共働きで家を空けることが多い子どもは、兄弟のいる家庭よりも一人だけで過ごす時間が多いため、その分外で人と会った時にはコミュニケーションをとるのが苦手になりがちです。

また、例え一人っ子でも幼稚園や保育園など、たくさんの子たちと関わって育っていればコミュニケーションの形成には問題はないでしょう。

しかし「一人っ子」「両親が共働き」「幼稚園や公園でも一人で過ごすことが多い」と三拍子が揃った子どもの場合は、大人になってからも人と話をすることに慣れていないため、意思の疎通が上手くいかないことが多いです。