では、「訪問」という言葉と間違えやすい言葉である「来訪」という言葉にはどのような意味があるというのでしょうか。
ずばり、「人が訪ねてくること」という意味があります。
この言葉を構成している漢字をみても「来る」という言葉、そして「訪ねる」という言葉があるので、なんとなくでも理解しやすいのではないでしょうか!
漢字や言葉の意味が分からない時には、その言葉を構成している漢字をよくご覧になることによってその言葉がどのような意味を持っているのかを知ることができますよ!
来訪・訪問の違い
これまでに今回の記事のテーマにもなっている「来訪」と「訪問」という言葉の意味についてご紹介してきましたね!
その言葉の意味をしっかりと理解することができたでしょうか?
多くの人は、この「来訪」と「訪問」という言葉を間違って使ってしまっているんですよね。
しかし、その言葉の意味を確認することによって、この二つの言葉にはどこに違いがあるのかを確認できたはずです。
繰り返しになってしまいますが「訪問」という言葉は、“自らそこをたずねていく”“自分がそこへ向かっていく”という意味を持ち、「来訪」という言葉は自分がそこに向かっていく「訪問」とは逆で「人が訪ねてくること」の意味があります。
つまり、この二つの言葉には「自分が行くのか」それとも「誰かがやってくるのか」という違いを持っているということになります。
「来訪」という言葉を構成している「来る」という漢字をみれば、想像つくのではないでしょうか?
「訪問」の正しい使い方
これまでに「訪問」と「来訪」という言葉の意味について、またそれぞれの違いについてお伝えしましたね!
その二つの言葉の違いを理解することはできたでしょうか。
人によっては、まだその言葉の意味を理解できていない!理解できているけれども、どのように使っていけばいいのかわからない!という人もいるかもしれません。
そのままで「訪問」という言葉を使う機会がおとずれてしまったら、いったいどうなるでしょうか?
その言葉の意味を理解していれば、それだけでなんとなく使えるものですが“果たしてその使い方があっているのか”なんていうのはわからないですよね。
要するに間違った意味で使ってしまうことになります。
そのままではあなた自身が恥をかくだけですし、誰かに指摘されてもされなくてもいつまでも恥ずかしい気持ちのままになることになります。
そんなのはいやですよね!ということで、ここでは「訪問」という言葉の意味を理解したうえで、どのような使い方をするのが正しいのかをチェックしていきましょう!
それをそのまま覚えておくのもいいですし、それらの文章を参考にしてあなたのオリジナルの文章を作ってみてもよいかもしれないですね。
会社周辺にある店舗を1件ずつ訪問する
この文章はどのような意味を持っているでしょうか?主にビジネスシーンではよく使われる表現になりますね。
ずばり「会社周辺にある店舗を1件ずつ自らいってみる」という意味になります。
おそらくこの文章の話し手というのは、会社周辺のお店をリサーチしているかもしくは、管轄エリアの自社の店舗のチェックをしようとしているのでしょう。
「店舗に行く」ということもできますが、「訪問する」と表現することでより丁寧に伝えることができます。
これから訪問する予定です
このような文章形態もビジネスシーンではよく使われますね。
ずばり、この文章は「これから行く予定です」という意味になります。
それもただの「行く」という言葉を使っていないということは、ビジネスなどの公のシーンでの訪問になりますよ、という意味までも含んでいます。
訪問される側としても、このようにあらかじめ「今からやってくること」を知っていると心の準備をすることができますよね。
ひとつ前でお伝えした「会社周辺にある店舗を1件ずつ訪問する」といったあとに、その会社周辺の店舗に電話連絡を入れ、「これからそちらに訪問します」と伝えることができますよね。
「お伺いします」となると取引先など目上の人に対して使う言葉になってしまうものですが、「訪問」という言葉によって同等・もしくは自分より目下の人のもとへ行くということを表現していると理解できます。
以下の日時で訪問します
訪問するといっても、すぐに訪問することもあれば日時をあらためて訪問することもありますよね!
どちらにせよ、急に訪問されるよりかは前もって「この日にいきますよ」と連絡されていたほうが訪問される側にとっても、安心できるとのことでした。
そのため、「以下の日時で訪問します」という文章でそれを伝えることができます。
この文章はどのような意味を持っているでしょうか?
すでにどんな意味なのかを想像することができているはずですね!