ずばり、「ショッピングモールへやってくる人が増えている」という意味になりますね。
かなり簡易的な意味にしてしまっていますが、「来訪者」というのは、ショッピングモールからみれば「お客さん」になります。
つまり、お客さんが増えてきていて大盛況な状況だという意味にもなるんですね!このように「自分が待っている側」であり、さらに「相手がやってくる」という意味で「来訪」という言葉を使うことができます。
また、来訪してくる人のことを「来訪者(らいほうしゃ)」と表現することができます。
ご来訪いただきありがとうございます
この言葉はどのような意味でしょうか。
ビジネスシーン、もしくはお店を開いている人、誰かが訪問してきた人が使う言葉になりますね。
ずばり「来てくださりありがとうございます」という意味になります。
おさらいになりますが「来訪」という言葉は、「訪ねてくること」という意味を持っていました。
つまり、この言葉を話した人のもとへ誰かお客さんがやってきた、ということになります。
そのため、この言葉を受ける人というのはこの言葉を話した人のもとへやってきた(来訪した)人になるということですね。
とても丁寧な言い方になるので、相手からの印象もバッチリですよ!この文章はこのまま暗記して使っていくといいでしょう。
○○さんが○時に来訪する
これはどのような意味でしょうか。
「○○さんが○時にたずねてくる」という意味になりますね。
このように「誰」が「来訪する」のかを示すことができるんです!
例えば「取引先の斎藤さんが11時に本社に来訪する」という風に使うことができます。
「やってくる」という言い方もできるのにそれをしないのは、「斎藤さん」がこの文章の話し手よりは“目上”に値するからなんですよね。
逆に同等・もしくは目下だと感じる人が本社にやってくるとなったときにはわざわざ「来訪」という言葉を使うことはありません。
来訪者
さきほどもお伝えしましたが、「やってきた人」という言葉を「来訪者」として表現することができます。
「あの方は来訪者です」「来訪者がお見えになっています」などと使うことになります。
すでにお使いになっている方もいるのではないでしょうか?注意してほしいのは「やってきた人・訪ねてきた人」という意味があるということですね。
来訪客
「来訪者」と少し似ていますが、「来訪客」という言葉もあります。
「来訪客」とはその名の通り、そのままで「やってきたお客さん、たずねてきたお客さん」という意味になります。
お店にきてくれたお客さんや取引先のお客さんなどを指す言葉になります。
とはいっても、ひとつ前にお伝えした「来訪者」とは厳密な違いはないので、「来訪してくるお客さん」というように簡単にとらえておいて大丈夫です。
「来訪」を使うときの注意点
「来訪」という言葉をどのようにすれば正しく使うことができるのかを確認することはできたでしょうか?
次は「来訪」という言葉を使うときに注意しなければいけない点を確認しておきましょう。
さきほど「訪問」という言葉でも注意すべき点をお伝えしましたね。
そのようにどんな言葉でも使うときには気を付けておくべき言葉というのが存在するんです。
ということで、どこに気を付ければいいのか見ておきましょう。
二重敬語にならないように注意する
「来訪」という言葉は、多くの場合で自分より身分や立場の高い人に使う言葉であるとお伝えしたのを覚えていますか?
そのような目上の人に対して何かを発言しようとしたり、なにかを伝えたりしようとした時というのは人は“敬語”に力を入れてしまい、二重敬語になってしまうことがあります。
二重敬語にすれば相手には失礼にならないのではないか、敬語にさらに敬語を重ねているのだからとても良い言葉になるのではないか、なんて考えている方もいるでしょう。
しかし実際はそうではありません。
まわりくどく話しているということになり、相手に伝わりにくくなってしまいます。