相手に話をさせて、それを受けて切り返しのつっこみでおもしろいことを言うというテクニックです。
おもしろい人というのは、この切り返しが抜群にうまい人が多く、切り返しでの笑いは、普通の笑いよりより大きな笑いとなります。
こういった切り返しの笑いというのは、ある程度パターンがあります。
ですからお笑い番組などを見て芸人の掛け合いなどを見ると参考になると思います。
どこで話をひっくり返して笑いにするかというタイミングが重要です。
このタイミングを間違えると笑いは生まれず寒い空気が流れることになります。
切り返しでの笑いというのはテクニックを要するのです。
4.みんながやっていないことをやる
笑いというのは意外性から生まれることが多々あります。
つまり、人がやらないことをやった時に笑いが生まれる確立が高いということです。
みんながやっていること、言っていることと同じことをなぞるだけでは笑いは生まれませんし、独創性もありません。
常に誰もやっていないことはないだろうか、意表をつけるようなことはないだろうかという意識を持っておくことが大切です。
世の中には一体、何千、何万人のお笑い芸人がいるのでしょうか。
売れてない芸人も合わせると相当な人数だと思いますが、その中でTV等で活躍してお笑いだけで生活できている人がどれだけいるでしょうか。
多分数%だと思います。
私たちはテレビなどで、いわゆる売れている芸人さんしか見る機会がないですが、たまに余興や、動画などで売れてない芸人を見てみるとよくわかることがあります。
それは、売れてないとされる芸人の芸は、少なからずどこかが誰かの芸のマネ、もしくは二番煎じのような印象を受けます。
要はもう誰かが先にやっているのです。
これを見るにつけ、笑いとは新鮮さというものが大切であり、みんながやっていないことをやるということが笑いを生むことがよくわかります。
同じことをやってもおもしろくないと思うなら
人間は飽きっぽい生き物なので、同じことばかりやっていると、それがいくらおもしろいものでも飽きてきて、おもしろいとは思えなくなります。
やはり常にフレッシュな話題が必要となり、今まで誰もやっていなかったことをする必要がでてきます。
おもしろい人は常にそういった、突拍子もないことをやってくれたり、言ってくれたりして笑わせてくれるんじゃないかという期待を皆から抱かれているのです。
ですから、ネタというものはいくつ持っていても困ることはありません。
持てるだけ持っておけばいいのです。
この話は前にやったことがあると思えば、別のネタを。
そのネタも話したと思ったら次という具合に引き出しをたくさん持っている人が強いのです。
芸人は多くの人がネタ帳を持ち歩いているといいます。
ふと思いついた面白いネタを忘れずにメモしておくことでストックを作っているのです。
芸人ではない一般人がここまでする必要はないかもしれませんが、場を和ませるための面白いエピソードを一つ、二つ持っておくのはいいことだと思います。
特に営業職での人は、トーク力というものが仕事の成果に直結してきますから、話のネタを持っておくことは必要でしょう。
相手との交渉の場に出向いたとしても、最初の3~5分間というのは、名刺交換から始まり、次はたわいもない雑談を少しすると思います。
この2,3分の雑談時に、いかに場をいい雰囲気にできる話ができるかどうかで、本題の交渉にもいい影響を与えるでしょう。
相手に警戒心を抱かせては交渉事というのはなかなか進まないので、相手をリラックスさせることのできる雑談力が試されるのです。
まずは興味を持ってもらえる切り口をもつ
ただ、誰もやっていないことをやれば誰でも笑うかと言えば、そんなに甘くはありません。
自分がおもしろいと思っていても、皆が興味を持たないような話題では笑いはおこりません。
皆がどういったことに対して関心を持っているかということについて、常にアンテナを張り巡らせておく必要があります。
皆が気になる話題について何か独特の切り口を持っているならば、おもしろい話題をたくさん提供できることになるでしょう。
興味を持ってもらえる話題としては、今世の中で起こっているニュースを取り上げるのが一番手っ取り早いでしょう。