もし、落とし穴に落とされて、何のリアクションもなかったら全く笑いなどおこりません。
ですから、芸人側もだまされたとわかった瞬間から、笑いにつなげるリアクションをとることを考えているはずなのです。
売れている芸人というのは、こういったリアクションが本当に上手く、瞬時の判断で笑いにすることができます。
8.お笑い番組やDVDを観る
人を笑わせることにかけてはお笑い芸人の右に出る者はいません。
日本のお笑いは非常にレベルが高いので、第一線で活躍しているお笑い芸人を研究することは、笑いのセンスを磨くためには非常にいいと思います。
テレビでは毎日のようにバラエティー番組をやっていますし、好きな芸人のDVDなどを見るのもいいのではないでしょうか。
学校や仕事でなかなかリアルタイムでテレビが見れないという人も、様々な方法でアーカイブを見ることができます。
アマゾンプライムなどを代表するネット上での動画サイトでは、数多くの映画やドラマをはじめ、たくさんのお笑い番組も見ることができます。
もっと手軽なところで言えばYouTubeなどの無料動画が見れるサイトがあります。
YouTubeは売れている芸人の番組から、まだ売れていない芸人が自撮りした動画まで、たくさんの動画がありますから、自分でいろいろ検索して、自分のお気に入りの笑いを提供してくれるチャンネルを探すというのも楽しみの一つであると思います。
どんな笑いが支持されているか
お笑いは生き物と言われます。
それは時代によって支持されるお笑いが変わっていることを意味します。
たまに昔の、80年代とか90年代のお笑い番組の再放送などをやっていることがありますが、今見ても笑えないものが多いには、やはり今の時代にマッチしていない笑いだからだと思います。
笑いの流行というのは毎年変わっていくものでり、去年支持されていたからといって今年も支持されるとは限りません。
それの証拠として一発屋芸人というのがあります。
インパクトの強いギャグかなにかが受けて一躍有名になったかと思えば、年末にはもう消えているというのが、日本のお笑い界の風物詩のようになっています。
これは一瞬だけ笑いの流行にマッチすることができたけれど、すぐさま流行が去っていった典型的な例と言えるでしょう。
ですから、今現在どういったお笑いが支持されているか、流行っているかをよく見ておく必要があります。
言い回しの勉強
同じことを話しても、お笑い芸人が話すと笑えるのは、やはり言い回しが上手いからだと思います。
うまいお笑い芸人は自分の得意の言い回しをいくつも用意して持っています。
話の中でここぞという時に、その言い回しを発動させてうまく笑いをとっていきます。
うまいな、いいな、と思った言い回しはどんどん盗んでいきましょう。
使えそうな言い回しを自分の武器として装備するのです。
そうすることで、話が格段におもしろくなるでしょう。
落語などを見ると、話の内容もそうですが、言い回しや所作などの一連の動きが非常に流れるようにスムーズで心地よいことがわかります。
話を面白くするためには、スムーズに全てが流れるということが非常に大切で、言葉にとげがあったり、噛んだりしていては話の流れを止めてしまうことになります。
ですから、話をスムーズに展開できるような言い回しを研究してみるのは良いことであると思います。
ただし、同じ言い回しばかりを常に使うというのは避けたほうがいいでしょう。
一つの言い回しに固執すると、あなたのキャラクターがその言い回しをするというイメージで固定されてしまいます。
できれば4つ5つの言い回しを使いこなせるようにしておくのがベストではないでしょうか。
雰囲気の習得
内容はおもしろいのに、雰囲気のない人が話すと全く笑えないということは往々にしてあります。
話し手の雰囲気というのは非常に大切で、聞き手が話を聞いてやろう、笑ってやろうという雰囲気を持っておかないといけません。
具体的には、上から目線で気取った雰囲気の人が話しても、あまり笑えません。
それから、暗い人。
これは一番いけない。
暗い雰囲気の人がおもしろい話をするというのは漫才師のネタとしてはいいかもしれませんが、一般人同士の会話では受け入れられないと思います。