変則的に刈ってアートに
いわゆる剃りこみです。
成人式なんかでやっている男性が特集されたりするアレで、複数のラインの交差、波模様、花、星、稲妻などなんでも自由です。
文字や豹柄という人もいます。
サイドの剃りこみが多いですが、襟足を剃りこんでいる人もいます。
また、変則的な剃りこみに合わせて刈り込みのところだけカラーリングしている人もいて、ハートマークなどがピンク、他はグリーンなど大分ハジけたデザインもアリです。
これならまず他者と被りません。
ツーブロックのデメリットはある?
良いこといっぱいに見えるツーブロックにもデメリットはあります。
少しずつ触れてきたところでもあるのですが、思い切ってツーブロックにする前に改めて確認しておきましょう。
それで「問題ないな」と思えたらツーブロックにチャレンジです。
秋冬は寒い
刈り上げても3カ月もすれば黒々とはしてきますが、まだ首を覆うほど長くはなってくれないので夏に向けてツーブロックにしても前の長さに戻るのは翌年の春頃かもしれません。
夏に感じた快適さは秋冬の寒さではデメリットに転化するので、そのことは覚えておきましょう。
また、夏でもクーラーがいつも以上に涼しく感じられるので、冷え性の人にはあまりおすすめできません。
伸ばしているときを人に見せられない
癖っ毛が強い人は、刈り上げたところは最初ツンツン伸びてくるので、ロングやミディアムで隠しても中途半端な長さになるときは人前に出られない見た目になります。
ワックスやジェルでなでつけて抑えればなんとかなりますが、地肌に近い分気持ち悪さはあります。
いずれにしても見た目がそんなによくはならないので、うっかり耳にかけて見せないように気を付けなければならないことがデメリットです。
キープするのもちょっとめんどくさい
伸ばすことなくツーブロックをキープする場合も、放っておけば伸びていきますから、定期的に刈り上げる必要があります。
たかだか週に1度、または2週に1度くらいですが、マメな性格でないと面倒くさくなります。
男ウケはそんなに良くない
男性はそもそもショートの女性が好きな人すら少数派で、女の人には豊でなめらか、ツヤのあるもっちりした髪を持っていて欲しいと思っている人が多いです。
そこへいくとツーブロックの刈り上げは真逆なので、男ウケはよくありません。
また、アクティブな見た目から男勝り、勝気、強そうといった印象があり、女子が思うような「可愛い」とはちょっと遠いです。
直射日光がキツイ
風が通り抜けてとても涼しいのですが、炎天下で活動しなければいけない女性にとっては意外とデメリットとしてはたらく部分が大きいです。
刈り上げた部分が直射日光を浴びることになるため、いままでは髪で守られていた地肌が紫外線とジリジリした熱に焼かれて赤くなることがあります。
自分の肌の強さは考慮した方が良さそうです。
仕事や場所を選ぶ
商社や銀行など堅い仕事では女性のツーブロックはまだ受け入れらていません。
ファッション業界、デザイナー、個人事業主、飲食店など外見で個性を表しても問題ない職業であれば問題ありませんが、女性の刈り上げは「はじけてるなぁ」「ファンキーだなぁ」という印象を与えることが多く、とくに男性が多い職場や取引先とのお仕事ではあまり好感度が良くありません。
また、自分自身の仕事が服装やヘアスタイルが自由であっても、お堅い人とよく取引をする場合は微妙です。
また、剃りこみやカラーリングまでほどこしていると、思わぬお葬式などに出席しづらく、お葬式でウイッグというのも微妙ですから悩むことになります。
ツーブロックの歴史
ツーブロックの先駆けは1950年代のプレジデンシャルカットにあるようです。
アメリカンクラシックヘア、バーバースタイルなどもその部類で、サイドを刈り上げ、トップは残すというツーブロックと極めて近しい髪型です。
当時はワックスやジェルではなくポマードをもちいてトップをなでつけるのが基本で、トップには分け目を作ることが主流だったようです。
そのほか、ヨーロッパで昔に流行したリーゼントもサイドを刈り上げてトップをなでつけるスタイルですし(日本みたいに突出したリーゼントは本来のものではない)、1960年代のアイビーカットも似た髪型です。