常に相手のことを考えて、理想の空気を創り上げたいと思っているのです。
つまり、その場のムードをとても大切に考えています。
しかも、何事にも繊細であることと、些細なことにでもすぐに感動してしまうのです。
その時のムードを重視しているからすぐに感動してしまうのです。
悲しいムードを感じると、すぐにそのムードを感じて感傷的になってしまうのです。
悲しさや寂しさを感じやすいということは、悲しむことに、その時のムードに親しんでいるのかも知れないのです。
2.繊細
感傷的な人は、非常に繊細であると言われます。
そして、それは他人のことでも自分のことのように敏感に感じてしまうのです。
「他の人の気持ちを、いつまでも考えてしまう」「自分のことよりも、他人のことを考えてしまう時間が多い」「このまま見過ごしていると、きっと困ることになる」などと感じてしまうのです。
さらには、感傷的な人は直感と共感力に優れているとも言われています。
並外れた感性を持っている人も多いのです。
並外れているので、普通の人には理解できない時も多いのです。
繊細だから分かる直感なのです。
繊細過ぎると、突然にみんなの前でも泣き崩れたり狼狽したリ、感じた気持ちをストレートに表す時もあるのです。
周りの人は、あまりの豹変ぶりに狼狽えてしまうのです。
これも繊細過ぎるために起こることなのです。
小さなことにも感動
「ほら、あそこにも芽が出ている」と散歩の途中に道端の草むらを指差す時があります。
凍えたような大地にひっそりと突き出た芽を見つけるのです。
ジッと目を凝らさないと分からないような繊細な芽をすぐに見つけるのです。
そして、「もう春がそこまで来ているんだ!草花の命を感じる!」などと感動しているのです。
「厳しい冬の寒さに耐えて芽を出したんだよ!」と土の中で耐えて頑張ってきたことを、自分のことのように自慢しているのです。
そんなことなど、自然現象だからそんなに感動することでもないのにと思うのですが、感傷に浸る人というのは見逃さないのです。
小さなことにもこだわって、感動するのです。
よく感情が込み上げてくる
よく感傷に浸る人は、脳の働きが活発ではなく感情の抑制やコントロールがあまりできなくなっている人もいるようです。
年を取ると老化現象で感情のコントロールが上手く出来ないようになりますが、それと同じように感傷に浸りやすい人もそのような傾向があるのです。
だから、突然に悲しみが溢れてきたり涙ぐんだりしてしまいます。
感傷に浸るのが好きな人は、よく感情がこみあげてくるようです。
傷つきやすい
感傷に浸りやすい人は、繊細で感じやすい性格だと書きました。
ほんの些細なことでも気になるのです。
周りの音にも敏感です。
普通の人なら気が付かないのですが、蛇口からポトポトと落ちる水滴の音、カチカチと小さな音を立てている時計の音、話をしている時にボールペンの先を出し入れするカチカチという音、などが異常に気になるのです。
そんな音だけでもフラストレーションが溜まってしまうのです。
時計の音などは耳を澄まさなければ聞き取れませんが、感傷に浸る人には耳障りな音なのです。
ちょっと陰口を言っただけなのに、妙に聞かれてしまうのです。
感傷に浸るのが好きな人は、周りの人のことが気になって知らず知らずのうちに聞き耳を立てているのかも知れません。
そして、目に見えないようなところで非難されていると直感で感じて、傷つきやすいのです。