それとも、褒められたときに何か思惑があるのかな?嫌味で言っているのかな?
などと疑ってしまいますか?
このような質問をした理由は、素直に喜ぶと答えた人は自己肯定感が強いのです。
逆に、素直に喜べないと答えた人は、自己肯定感が弱いといえます。
自己肯定感とは、自己を肯定する感覚のことで、自分は大切な存在だと感じる心の感覚なのです。
だから、上司に褒められたときに嬉しいと素直に喜んだ人は、自己肯定感が強くて自分は大切な存在なのだ、価値のある存在なのだと感じているという事です。
先ほどのナルシストと同じような感覚だと説明したように、感傷に浸りやすい人と言うのは、自己愛つまり自己肯定感が強いということなのです。
自分のミスも素直に認めて落ち込むこともありません。
そして自分の能力を高めたいという気持ちも強いのです。
自分が好き
自己肯定感が強い人は、強い自己愛を持っていて、自分が好きなのです。
そして、周りの人に愛されていると思い、他人から批判されても平気なのです。
人からどのように見られようとも、気にしない性格なのです。
感傷に浸る人は自分が大好きで、他人がどう思おうと、気にならないのです。
自己肯定感が強い人間なのです。
6.考えるのが好き
感傷に浸りやすい人は、考える時間を十分に持っているのです。
忙しい時には、感傷に浸る余裕がないからです。
考える時間を十分に持っていると、さまざまなことを考えてしまいます。
それは、今のことだけでなく、何十年も前のことも将来のことも、時間に関係なく考えることができます。
考える内容も、人生のこと、仕事のこと、家族のこと、運不運のこと、恋愛のこと、いろんなことを考えるのです。
頭の中にはいっぱい引き出しがあって、気分によって引き出しをすぐに変えることもできます。
その中から、一番心に敏感なことを取り出しては感傷に浸るのです。
感傷に浸りやすい人は、以外にも考えるのが好きなのです。
常に物事を深く捉えている
何か心に届くものを思い出すと、それに関するいろんなことを時系列に並べながら思い出していきます。
そして、あの時に感じたように行動していたら、きっと今頃は上手く行っていたとか、今の自分に足らなかったものはあの時の決断だったとか、常に物事を深く捉えているのです。
考察を好む
物事を深く捉えて考えるのですが、その時の判断がどうだったかと反省もします。
つまり、その時の行動と結果の考察をするのが得意なのです。
思い通りの現在になっていないなら、その時の判断が間違っていたとか、反対の行動をとっていたらもっと素晴らしい現在になっていなかっただろうか、などと考察することも好きなのです。
「あの時、〇〇をしていたら」とか「〇〇を止めていれば」などと仮定のことも考えてしまうのです。
分析思考
昔の苦い体験や失敗談を思い出したり、それを考えてちょっと物悲しい気分になる時がありますが、これこそ感傷に浸る時の思考なのです。
その時の結果が現在に繋がっているという分析もしています。
過去に戻ることはできませんが、思考で昔に戻ることはできます。
だから、あの時に、YESと言っていればもっと素晴らしい現在になっていたのではという感傷なのです。
過去にタイムスリップして、現在の流れを変えるという映画がありましたが、現実ではそれはあり得ません。
しかし、その当時を分析して考えることはできるのです。
それも一つの感傷にふける理由なのです。