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大阪弁はどんな方言?可愛いものから...(続き2)

東京の人が「本当に~」と言う頻度よりも、関西人が「ほんま」を使う頻度のほうが確実に多いと思います。

相手に対してあきれている時「ほんま、ええ加減にしてくれよ」とかよく言います。

そういった言葉を強調したい時にも頻繁に「ほんま」は出てきます。

ええよ

「ええよ」は「いいですよ」という意味です。

「ええ」というのが「いい」と覚えておくとよいでしょう。

「ええ」の後に続くバリエーションが多く存在するのが特徴です。

まずは「ええよ」、それから「ええやん」があります。

これは標準語に直すと「いいじゃないか」といったところでしょう。

そして「ええで」があります。

「ええで」は「ええよ」とまったく同じ意味と考えていいと思います。

ともかく「ええ」=「いい」と覚えておけばよいのです。

例文としては「ええからはよせえや」は「いいから早くしてくれよ」という意味になります。

また、「いい加減にしろよ!」は「ええ加減にせえ!」となります。

おもろい

おもろいは面白いです。

おもろいは大阪弁、関西弁の代表のような言葉と言えるでしょう。

大阪は笑いのメッカと言われ、多くの芸人が活動しています。

吉本新喜劇に代表されるように毎日多くの劇場でお笑いのライブが行われています。

大阪人は老若男女とにかくお笑いが好きで、笑いに対して耳が肥えています。

おもろいものに対してものすごく敏感な人達と言えるでしょう。

子供のころから、クラスの人気者、モテる男子といえば、顔がかっこいいなんて2の次で、とにかくおもしろい人間がモテるというのが大阪なのです。

ですから常に「おもろい奴」というのは人気者で皆に慕われます。

もう小学生の頃から漫才師を目指すためにコンビを組んでいる子供もいるくらいですから、まさに笑いの街と言えるでしょう。

はよ

「はよ」は「早く」です。

大阪人は「はよせーやー」とよく言います。

「早くしろよ」という意味ですが、日本一せっかちな人々が集まる都市だけあって皆「はよ」をよく使います。

大阪人がいかにせっかちな人々かを示す多くの調査があります。

例えば歩く速度の平均は断トツで大阪が早いということです。

確かに大阪の街を歩いていると、皆どこかへ急いている印象があります。

車の運転でも黄色信号でも止まらず赤になるギリギリまで進もうとするのが大阪人です。

歩行者も隙あらば赤信号でも渡ってやろうという気が満々です。

大阪人はせっかちということですが、せっかちですぐにいらいらする人を関西では「いらち」といいます。

「いらちな奴」はせっかちで短気な人間という意味があります。

どないやねん

これはお笑い番組をよく見る人には聞き馴染みの言葉ではないでしょうか。

誰かがボケた時に、ツッコミの定番のセリフです。

漫才の掛け合いを見ていると必ずといっていいほどでてくるフレーズです。

標準語に直すと「何なんだよ」といったところでしょうか。