人生に絶望した人、または絶望しそうな人!
早まった行動をする前にこれを読んでください!
人生を絶望する原因と、絶望の淵から脱出する対処法とは?
人生に絶望…どうすればいいのかわからない
小さいころ、将来こんな自分になりたいと誰しも大きな夢を抱いて大人へと成長をしてきました。
プロ野球選手になりたい、お医者さんになりたい、海外に出て世界中の人と仲良くなりたい、大会社の社長になって多くの人の上に立ちたい等々、大きな夢や希望を持っていたと思います。
ところが、進学、恋愛、就職、結婚など様々な人生の出来事が、自分の思い描いた通りにはいかず、人生のどこかの時点で歯車が狂い、一度狂った歯車はどんどんと坂道を転がり落ちていくようになっていく。
そして最終的に人生に絶望してしまう人は多くいます。
あれだけ大きな希望を持っていたのに、いつの間にか夢や目標がはるか遠く、見えなところまでいってしまいました。
このように人生に絶望してしまった人は、これからどうすればいいのかわからないと行き詰まりを感じている人もいるでしょう。
どうすればわからなくなり最終的に自ら命を断つという悲しい選択をする人も毎年、まだまだたくさんいるということも覚えておかなければいけません。
自分の人生が不安でしょうがない
人生への絶望感は先の未来に対する不安からくることが多く、経済的不安、社会的地位の不安、私生活、家庭への不安など様々な要素に対しての不安が、絶望感を作り上げているのでしょう。
若い時は感じなかった不安も、歳を重ねるにつれて感じるようになり、それはどんどん大きなものとなっていきます。
それはなぜかというと、歳をとるにつれて自分は確実に老い、死へ向かっていることを実感するようになります。
自分の体力も徐々に衰えてくるのも感じるし、無理も効かなくなってくるのも分かっています。
じゃあ老人になる前に十分な蓄えがあるかというと、日々の生活に追われてなかなかそんな余裕もない。
といった感じの不安が大多数の人の不安ではないでしょうか。
絶望するほど悲しいことが起きた…
誰しも生きていれば辛いこと、悲しいことを経験するものですが、人によってはあまりにも大きな不幸が訪れることもあります。
そういった大きな悲しみに遭遇することとなり、自分の人生に絶望してしまうことがあります。
例えば、大切な人を突然失くしてしまうという不幸に遭う人もいるでしょう。
大切な人が突然にいなくなることは本当に大きな喪失であり、人生に対して目標を失ってしまうかもしれません。
自分や身内が事件や事故に巻き込まれたというようなこともショッキングな出来事だと思います。
そういったトラウマから立ち直れず、人生に絶望しか感じなくなった人もたくさんいることだと思います。
人生に絶望した時の6個の対処法
人生に絶望してしまってどうすることもできなくなり、最悪の場合は命を絶つという決断に至るという人も現実にいます。
どんな理由があり、どんなに苦しいからといって命を断つという選択だけは絶対避けなくてはいけません。
そういった最悪の結末にならないようにするための対処法をこれからご紹介したいと思います。
もうダメだと思った時にも必ず道は残されています。
絶対に自分の命を粗末にするような決断は避けるようにしましょう。
そのために今から挙げる6個の対処法について考えてほしいと思います。
1.本来の自分を見つめなおす
自暴自棄になって、人生に絶望している時というのは自分というものを完全に見失っている状態にあります。
自分が何者かわからず、どうしたいのか、何がしたいのかわからなくなって、もう自分には何の道も残されていないというふうに自分で決めつけてしまうのです。
そんな時に一番大切なことは本来の自分というものを見つめなおすことです。
他人と自分を比較して落ち込んだり、嫉妬の炎に焼かれるくらいなら、自分の内側をもって見つめ直す作業をしましょう。
自分を見つめ直すといってもちょっと気分を変えるくらいではだめです。
自分の小さいころからの記憶を一度たどり、自分の長所や短所、楽しかったことや悲しかったこと、大好きだった人や尊敬していた人、それから自分が一番輝いていた瞬間などを思い出してみましょう。
そうすることで、自分の忘れていた感覚や思いというものがふと蘇ります。
自分は以前はこんな考え方をしてのに、今は全く考えなくなってしまったとか、自分が上手くいった時には、いつもこんな考えだったなということを思い出すことで、自分という人間をもう一度よく把握することができるのです。
自分にとって一番大切なものは何か
自分にとって一番大切なものは何だろうか?
今一度真剣に自分の心に問うて欲しいのです。
お金なのですか?
名誉ですか?
それとも地位、名誉?
いやいやそうではなく愛する家族?
自分の心に正直に、自分にとって何が一番大切なのかを自分に聞いてみてください。
それがはっきりとわかったら、今までそれをないがしろにしてきませんでしたか?
大切なものではない他のものにあまりにもこだわりすぎてはきませんでしたか?
そういう自問自答を続けているうちに、すっと腑に落ちる瞬間が訪れます。
自分にとって大切なもの、これを第一に考えて生きること、このシンプルな考えに基づいて生きることが大切であるとわかるのです。
2.新しいことに思い切って挑戦
人生に絶望するくらいですから、全く自分が思い描いていた人生を送ることができていないことは明白です。
全然うまくいっていないんだから、同じことをしていても結果は同じことです。
とにかく何か変えていかないことには始まらない。
ですから、新しいことにはどんどん思い切ってチャレンジしていくことが大切です。
思いついたら、躊躇せずなんでもやってみればいいのです。
そうすれば何か新しいことが起こります。
それはもしかしたらポジティブなものではなくネガティブなものかもしれませんが、それでもいいのです。
いいことも悪いことも含めて何かを起こしていくことが大切なのです。
ピンチをチャンスに変える!
何か新しいことに挑戦してみて失敗するのはいいことです。
そういった失敗やピンチをチャンスに変える力を養うことこそが、絶望の淵から立ち直る力を育んでくれるのです。
ですから、自分に試練が訪れていると分かった時には、これはチャンスだと思うようにしましょう。
このピンチを乗り越えることができたら、自分は必ず前よりも大きく成長することができるんだという風に考えることが大切なのです。
3.いろんな世界を見る
自分の普段生活する領域というのは、客観的に見ると狭い世界でしかありません。
そんな狭い様い世界で生き、悩み、行き詰って絶望していることがいかに馬鹿馬鹿しいことかを気づくために、今自分がいる世界を跳び出して、いろんな外の世界を見るということは非常に大切です。
行ったことのない場所に旅行に出かける
思い悩んだ時には、とにかく旅行にいくことをお勧めします。
行き先なんてどこでもいいんです。
自分が思いついたところにカバン一つ持って跳び出してみましょう。
今まで行ったことのない場所に行くだけで、ガラリと自分の気持ちが変わるものです。
少し余裕のある人なら海外旅行がいいと思います。
文化、人種、宗教など全ての価値観が違う場所や人間に接することは物凄く大きな刺激を受けるでしょう。
そこで感じたことは、今まで狭い世界で悩んでいた自分に何かを問いかけてくるはずです。
自分の悩みが小さかったと価値観の変化も
そうやって、自分の住む世界を跳び出して、いろんな世界を見ることで、世界の広さ、そして自分の生きる世界がいかに小さいか身に染みてわかると思います。
そうすると、自分はちっぽけなことで悩んでいたんだなと思い直すようになるでしょう。
世界を見るということは自分の価値観を大きく変えてくれることでもあります。
外国で留学する機会などに恵まれた人なら、他の国々の人々がどういったことを考えて日々を生きているかなどを見るのもすごく自分のためになることだと思います。
他の国々の人が、自分の仕事がうまくいかなかったからと絶望して死にたくなっているでしょうか?
もっと彼らは人生において大切にしているものがあることに気づくと思います。
4.信頼できる人に相談する
人生に絶望して、もうどうしようもないと思った時には、まず自分が一番信頼できる人に相談しましょう。
1人だけで悩んでいても解決策は見つかりませんし、孤独になればなるほど、自分だけで極端なことを考えてしまいいがちになってしまいます。
とにもかくにも自分以外の人の意見を一度聞いてみることが大切です。
人の意見によって自分の気持ちが変わってくることもあると思います。
家族
悩んでいる時に一番頼りになるのはやはり家族です。
親や兄弟は悩みを打ち明けたら親身になって聞いてくれるでしょう。
同じ屋根の下で暮らす、または暮らしてきた家族です。
自分のことを誰よりも長く見てくれていたでしょうから、いい解決策を一緒になって探していけると思います。
家族の一因が思い悩んだときには、家族全員で助け合っていかなくてはいけません。
それが家族というものですから、遠慮せずにどんどん相談すればよいのだと思います。
友人
自分の悩みを家族にあまり言いたくない、相談したくない時もあります。
特に悩みが深刻になればなるほど家族に心配させたくないと思い、自分一人で思い悩む人も多いでしょう。
そんな時に気軽に相談できる友人ほど心強いものはありません。
良き友人は何にも代えがたい財産です。
また、自分と同じ年代、同じ境遇でないとわからない悩みというものもありますから、やはり同世代の友人が、一番自分の悩みを理解してくれることでしょう。
自分と同じ世代の友人も、多かれ少なかれ同じような悩みを抱えているものです。
ですから、友人と一緒に解決策を探すということもできるかもしれません。
専門家
身体の調子が悪い時に、素人がああだこうだ言っていたからといって何も解決はしません。
病院に行き、専門医に診てもらうのが正解です。
人生も同じで、悩んでいることについて、全く知識のない人に相談したところで、何も解決になりません。
アドバイスできることと言えば、せいぜい精神論的なことくらいでしかありません。
やはり根本的な解決を臨むなら、悩んでいる事に関する専門家に相談すべきです。
なぜ上手くいっていないかを技術的観点から解決することが一番大切なのであって、精神論は気休めにすぎません。
指針論だけで全てがうまくいくなら誰でも成功できると思います。
5.楽しいことを考える(思い出す)
人生に絶望するのは、辛く悲しいことばかりが続いているからとも言えます。
どんな人間も辛く悲しいだけでは生きていけません。
自分が人生に絶望してしまうまで、自分の人生はつらいことしかなかったという人は誰もいないでしょう。
誰しも楽しい時間があった、嬉しい瞬間があったはずです。
人生につらくなった時には、昔の楽しかった時を思い出してみましょう。
その時の幸せな気分を思い出すのです。
それだけでも気分は楽になるものです。
自分にもこんな楽しく幸せな時があったんだ。
不幸なばかりの人生ではなかったことを思い出すのです。
また楽しい体験ができると思える
そして、あの時の楽しい幸せな体験を、またこれからの人生で必ず体験できると思うのです。
自分の人生は終わったわけじゃない、これからまた楽しくなるんだと自分に言い聞かせることが大切です。
罪人というのは長い刑に服する者も、罪を償っていつかまた、外に出て自分にも幸せな人生を取り戻せるという希望があるからこそ、長い長い服役生活にも耐えられるのではないでしょうか。
もう2度と出ることは叶わないと分かってる終身刑の人々は、懲役のある人とは全く違った生気のない表情をしている人が多いといいます。
やはり希望を失ってしまった人間というのはどんどん力が衰えていくものだと思います。
6.思いっきり身体を休める
人生に絶望してしまった人は、諦める前に人生は長い道だということを思い出して欲しいと思います。
かならず誰にでも人生において谷が訪れる時がきます。
何をやっても結果がでなかったり、ひどい状況に巻き込まれたりと。
そういった運も自分に味方していない時には「休む」ということが一番大事だったりもします。
急に訪れた大雨・大風に無理に立ち向かうのではなく、嵐が過ぎ去るまで木陰でゆっくりと休む。
そして、また晴れたら英気十分で進むために充電しておくことが大事なのです。
仕事を休む
仕事で煮詰まってどうしようもなくなってのなら、仕事を休みましょう。
数日でも仕事から離れることで随分気分がリセットされていい方向へ働くものです。
人間毎日同じことの繰り返しほど気が滅入るものはありません。
仕事で悩んでいる時は特に、毎日毎日続く仕事をすることが苦痛になってきます。
そういった時に休むことでリフレッシュするこてゃ本当に大切なことです。
気持ちをリセット
休むことで気落ちがリセットされると、いつもやっていた仕事も、また新鮮な感覚で取り組むことができるでしょう。
いつも見慣れた人たちとの会話もおもしろく感じるのではないかと思います。
こういった新鮮な感覚を思い出すことはすごく大切です。
小さいころ見ること、やることが全て初めてで、すごくワクワクしていたと思います。
いくつになってもその感覚を忘れないでいることが、人生をおもしろくするのだと思います。
気が済むまで寝る
現代人、特に日本人は睡眠が足りていない人が非常に多いようです。
たっぷりと睡眠をとることは非常に大切で、身体や心を健康に保つために欠かせません。
せめて月に何日かは、気が済むまでたっぷり睡眠をとりましょう。
睡眠不足が続くと、仕事のパフォーマンスも落ちますし、イライラが増幅するだけだと思います。
人生に絶望する原因
人生に絶望してしまうのにはいくつかの原因があります。
その主な原因について見ていくことにしましょう。
あなたはどの原因で悩んでいるのでしょうか。
1.仕事
仕事というものは、人生において大きな割合を占めるものです。
生活するためには働いてお金を稼ぐことが必要ですし、それだけではなく自分の人生を仕事にいかに打ち込むことができるかも、人生の中で大切なことです。
その仕事が自分の思うように出来ていないことは大きなストレスです。
もしくは仕事を辞めてしまって無職の人もいるかもしれません。
仕事がないことほど不安で絶望を感じることはないのではないでしょうか。
働いていないと生活するためのお金を稼ぐことができませんし、その前に無職という状況は社会で生きていくのにも様々な目にさらされることになり大きなストレスとなるでしょう。
失敗
仕事で大きな失敗をしてしまった人もたくさんいると思います。
それで部署を移動されたり、減給になったり、仕事を辞めてしまった人もいます。
ミスは人間なら誰でも犯すものですが、自分のキャリアを損なうような致命的なミスをしてしまった時には人生に絶望してしまってもおかしくありません。
会社員であれば、減給などで済むかもしれませんが、自分が事業を起こしてビジネスをしている人が事業に失敗して膨大な借金を抱え込むことになった人などは、先のことを考えると絶望しかなくなってしまうかもしれません。
2.大きな後悔
人生には様々な分岐点があると思います。
「もし、あの時こうしていれば、、、。」
「もし、あの時別の道を選んでいれば、、、。」
そんな後悔が誰しも一つや二つあるのではないでしょうか。
しかし、その後の人生を大きく変えてしまった選択に間違えたときは、その後に大きな後悔が残るでしょう。
あの時にああしていれば今の自分はこんなに惨めな状況になっていないのに、と。
人生の途中で幾度か迫られる選択の場面で、正解を選ぶか不正解を選ぶかは常に自分の判断にかかっています。
その選択を間違ってしまった人の多くが人生に後悔し、絶望しているのです。
3.失恋
心から大好きな人がいて、愛していました。
二人はいつまでも一緒だと疑っていなかったのに、恋は終わってしまいました。
こういった失恋を経験した時、とてつもない絶望感を味わうと思います。
恋にのめり込んでいる時というのは、相手のことしか頭になくて、周りのことを見ることができなくなります。
ですから、その恋が終わってしまったら、もうこの世の終わりのように考えるのです。
冷静になって考えると、一つの恋が終わったというだけで、また気持ちを切り替えて新しい恋を探すこともできるとは思いますが、その時には自分にはその子しかいないと思っているので、絶望感しかないのでしょう。
恋は時に残酷なもので、両方が同時に相手を嫌いになるということはまれなケースで、大抵はどちらかが相手を嫌いになるとか、別に好きな人ができて振るという形になるので、振られるほうとすれば、まだ相手のことが好きにもかかわらず、相手から切られるわけですから、これほど辛いものはありません。
よく振るほうも辛いんだと言いますが、圧倒的に振られるほうが辛いのは間違いありません。
相手からの拒絶というのは、自分のプライドもずたずたになりますし、何より好きだった人から嫌われるということほど絶望感を味わうことはないでしょう。
【失恋してしまったときは、こちらの記事もチェック!】
4.結婚
結婚というと人生の一大イベントの一つです。
添い遂げる人と結ばれ、これから自分の家族を築いていくのですから、皆幸せ一杯といきたいところですが、結婚をしたために絶望感を感じる人も多いようです。
その証拠に今は結婚したカップルの約3分の1が離婚の道を歩んでいるという結果もでています。
ではなぜ幸せなはずの結婚で絶望するのかというと、独身時代にはあった自由が奪われることにあると思います。
その自由とは経済的自由であったり、交友関係の自由であったりと、結婚しているがゆえに制限されてしまうことに我慢ができあくなるのでしょう。
例えば、独身時代には自分が稼いだ給料は全部自分で使うことができましたが、結婚したらそうはいきません。
家族が生活できるよう生活費を入れるのは当然です。
5.子供
「子は宝」といいます。
自分の子供がすくすくと成長しているのを見るのは、何より幸せですそして、大きく育てて一人前の人間へとなったら、1人の人間を成人するまで責任を持って育て上げたという自分に対する誇りにもなると思います。
しかし、親と子供との関係というのは、いつも順風満帆というわけにはいきません。
いろんな年代で、悩んだり心配したりすることが山ほどでてくるのが普通です。
子供に対して絶望する一番の理由は、自分が思っていたような方向とは全く違った人間になってしまうことでしょう。
進学も失敗し、就職も失敗して、何をしているのかもわからないふらふらした人間になってしまったりすれば、親は絶望すると思います。
そんな時親は、自分はこの子の育て方を間違ったのだろうかと、自分を責めて絶望を感じるのです。
友人の子供はちゃんと自立して、結婚して、もう孫の顔を見せているのに、自分の子供はいつまでたっても自立せずにいる。
そんな自分の子供をうらめしく思うのでしょう。
反抗期
子供との関係で一番頭を悩ませる時期は、反抗期と呼ばれる中学~高校の時期だと思います。
この時期は身体も心も急激に成長する時期で、そのスピードについていけない子供たちが、いろんなことに対して反抗する時期です。
特に親に対する反抗が一番顕著で、親たちは大変です。
この時期に子供との接し方を間違ってしまい、その後の親子関係が崩壊にいたる家族も多くあります。
あまりにもがみがみと怒るのもいけないし、放っておきすぎるのもよくないので、難しいところです。
反抗期の子供のブレーキをかけるおとができず、子供がグレてしまい、不良の道へと走ってしまったら親は絶望するでしょう。
とにかく子供を育てる上で一番ストレスのかかる時期がこの時期なのです。
不登校
子供が学校が嫌で、不登校になってしまったら親としたら大変です。
家を毎日出て学校に向かうふりをして行っていないという連絡が担任から入る、絶望的な気持ちになるでしょう。
中学高校などの多感な時期は、あまりにもこういったことに対して咎めすぎると、子供はよけいに反抗心を剥き出しにして、さらなる不登校になっていく可能性が高いです。
不登校になって学校から完全にドロップアウトしてしまうようなことになると、その後の子供の将来に暗い影を落とすことになります。
親は当然絶望して、家族も崩壊を始めていくと思います。
引きこもり
最近はこの引きこもりをする子供の問題が大きくなっています。
ひきこもりと言うと、学校でいじめられた人間が、学校に行くといじめにあうので学校に行かなくなり、外にも出なくなって引きこもってしまうというのが一般的でしたが、最近は、いい大人になっても引きこもる人間が増えています。
30代、40代の引きこもりが非常に多いのです。
理由は就職氷河期世代の人々が、正社員になれずいつまでも期間社員をしていて、働くことに疲れてしまったケースや、会社を辞めてしまい再就職できなくなって諦めた人々が、社会から隠れるような形で引きこもるのです。
そうなると両親たちも結構な高齢になっていることが多く、働かない息子を、自分たちの年金でいつまでも養っていることになります。
親としてはこんな悲しいことはないでしょう。
6.離婚
結婚は人生の大きなイベントですが、結婚生活が破綻して離婚にいたる人々が近年非常に多くなっています。
ですから片親だけになってしまったシングルマザーの問題が大きくなってきています。
母親だけの収入では貧困から抜け出せず、子供を育てるのに苦労する人々がたくさんいます。
そんな状況になった母親たちは、先々の不安で絶望的な気持ちになると思います。
男性のほうは離婚をするとなると、特に子供がいるならば経済的に大きな損失になるので頭が痛いところです。
慰謝料に加え、毎月の養育費を子供が成人するまで払い続けなければいけない人も多いでしょう。
払える人はまだしも、自分の稼ぎが少なく払えない人は、罪悪感と惨めさで絶望するでしょう。
そして何より、二人で幸せを誓い合った日のことを思い出し、あの日に戻りたいと絶望するのです。
7.借金
人生の様々な場面でお金が必要になってきます。
場合によっては大きなお金がどうしても必要になる時があり、その時に自分にお金のない時には、借金というものを考えなくてはならないこともあります。
大きな借金を背負うことは、何か大きな重しを背負いながら生きるようなもので、暗い気持ちにさせられます。
返済するのにかかる道のりを考えて絶望的になる人もいるでしょう。
借金をきちんと完済できればいいですが、期日までにできなくなって、クレジットカードが持てなくなったり、家が借りれなくなったりと、社会的信頼を失ってしまったら、今後の人生に暗い影を落とします。
8.ニート
ニートとは働く意欲のない人々のことで、就学もせず、かといって家事手伝いもしていない人間のことを言います。
働く気がないのだから、人から白い目で見られても仕方がないといえばその通りなのですが、ニートをやっている人間からすると、好き好んでニートをやっているわけではない人もいるでしょう。
例えば、数多くの就職の面接に挑戦したけれど、結局受からず、心が折れてしまって働く意欲がなくなってしまった者や、ちゃんとした会社で働いていたけれど人間関係が嫌になりストレスを抱え、鬱状態になり会社を辞めてしまった人など、理由のる人々もいると思いますが、多くのニートと呼ばれる人々は、自分に対して自信を失い、自分の人生や将来に絶望している人が多いでしょう。
9.無職
無職ほどつらいものはありません。
働く意欲はあるのに仕事にありつけないことほど絶望的になるものはないでしょう。
無職ほど社会において、信頼のおけない人間だという印象を与えるものはありません。
何せ働いていないのだからお金がない、責任感もない人間というと何を話しても無駄だと考えるのが普通の考えではないでしょうか。
自分が職についていないという負い目は大きな絶望感を生みます。
焦りやイライラも増して精神的に常に不安定な状態となるでしょう。
無理をしないでゆっくり前に進んでいこう
仕事やプライベートで今現在、人生に絶望して身動きがとれない人は、是非一度立ち止まって冷静に考えてください。
あなたは今、あなたの人生のストーリー、あなたの伝記を書き上げている最中です。
そのストーリーは今3分の1が終わったくらいかもしれないし、もうすぐ半分が終わるかもしれませんが、まだ物語の途中なのです。
ですから、今どんなに辛い状況だったとしても、まだストーリーは終わっていない。
まだまだこれからハッピーエンドに向けて、どんどんあなたの人生のストーリーを展開していくことが可能だということに気づいてほしいと思います。
今どん底であれば、そこでこの章は終わらせ、次の章からは新しく気持ちを入れ替えて、盛り返していくストーリーを思い描いていけばいいのです。
間違っても絶望したところで、話を終わりにするようなことをしてはいけません。
大きな谷を経験した人には、いつか大きな山も待っているはずです。
人生は結局ちゃんと帳尻があってくるものなので、辛い状況にいたとしても前向きに生きていくことで、いつか潮目が必ず変わってくるはずです。
何も自分を追い込み過ぎて無理をして頑張らないといけないと言っているのではありません。
一歩ずつ無理なく毎日確実に成長していくことが、後に大きな人生の逆転を生むということを忘れないでおきましょう。