しかし、現代は扶養控除で減税される程度のメリットしかありません。
それすらも共働きが増えたことで限度額をオーバーし、全く金銭的メリットを得られないという状況になってきました。
しかも実力主義が一般化してきたことで年齢が上がろうと、結婚しようと、子供ができようと実力がなければ給料も上がりません。
給与額面700万円もらっていたとしても、2002年の手取りが587万円だったのに対し、社会保険料が増え、配偶者特別控除が一部廃止され、定率減税の縮小や廃止が行われ、2010年には子供の扶養控除も縮小・廃止されたことで現在の手取り額は537万円になっています。
ちなみにそれ以前に制定された介護保険法によって2001年から40歳になると介護保険料まで差し引かれるという事態です。
50万円以上手取りが減っているというわけですね。
月にすると4万円以上です。
その上、今の若者が老人になっても年金がもらえるかどうかはサッパリわかりません。
一方、生活保護受給者は増えています。
物価が違うので予算額より人数で見ますが、1995年が88万人だったのに対し、2014年には216万人となっています。
このことから、誰だか知らない人たちに与えるためにせっせと働いて税金を納めているという見方をする人も少なくないわけです。
そんな中で、結婚して明るい未来を描ける人たちがどれだけいるでしょうか。
以前より相当の覚悟をしないと結婚できず「なんとかなるだろ」という見立てではなんとかならなくなってしまったのです。
6.周りに結婚して幸せそうな人がいない
金銭的にひっ迫している家庭が多いのですから幸せそうな家庭を見つけられないというのも大いに考えられます。
幸せそうに見えても内情は苦しく、深く話を聞けば尚更踏み切れなくなるでしょう。
離婚率は上昇と減少を繰り返しつつも1970年と比べれば圧倒的に増えています。
1970年は10万組未満でしたが、1981年に15万組を突破、1996年には20万組を突破してから現在もそのままです。
離婚率は35%程度といわれています。
3組に1組以上が離婚しているとなれば、幸せそうに感じられないというものよくわかります。
7.遊び足りない
遊び足りないという男性にとっては今の交際も遊びの1つなので、そもそも結婚するかどうかなんて全く考えていません。
いつかは別れる前提で付き合っていますから、期待するだけ無駄です。
まじめだった人ほどこの傾向があります。
20代前半あたりまでに遊び倒している人は、もう遊びに飽きているのですが、それまでまじめにコツコツやってきて、今の彼女でやっと女性と一緒にいることの楽しさを覚えた人は冒険者みたいになります。
8.他にもいい人がいるんじゃないかと思う
うぬぼれも大概にしろよ、って感じですが付き合いの長さに関係なく常にこういうことを考えてしまう人がいます。
恋愛経験が少ない人にありがちです。
「今こんなに彼女に愛されているんだから、自分は男としての価値があるはず。つまり、本当はモテるはず」と勘違いしてしまいます。
恋愛経験が多いと、ドラマや映画みたいな理想的なカップルなんて少なくて、多少の妥協をしながら2人で幸せを構築していくものだという理解をしやすくなります。
しかし、恋愛経験が少ないと、妥協しなきゃいけないというのは運命の出会いではないと思い込む傾向にあるのです。
婚活で失敗している人達も大体コレで、条件を厳しく設定しています。
9.同棲しているから結婚しなくてもいいと思っている
あるあるですね。
彼氏にとって、結婚ということが1つ屋根の下に暮らすことを意味していて、法律で縛る関係になることがマストではないという場合、同棲している時点で達成されてしまっているので話が進みません。
彼女からすれば、その法的拘束力が欲しいと思うのですが、価値観が異なっているので結婚に漕ぎ着けるのはとても大変です。
ただ、こうした男性は結婚することの意味を理解していないだけということもあるので、法的な関係になることで得られる税金等のメリット、法的な関係にならないことで生じる、医療行為の同意ができない、相続が面倒臭いなどのデメリットを懇切丁寧に説明すると納得することがあります。
ただ、それを説明するときは、不倫をしたら慰謝料みたいな話はしないでおきましょう。
「浮気すると思ってるんでしょ?」と思われてしまい、逆効果です。
結婚したくない彼女の特徴とは?
「彼女としては問題ないけど結婚はマジで無理」という残念彼女がいます。