「彼女は好きだけど、結婚したくない。」
めちゃくちゃ困るやつですよね。
とくに結婚を考える年齢になってこれを言われたらどうしたものかと頭を抱えたくなるような事案です。
どうして結婚したくないと思うのか、男性の心理を見ていきましょう。
結婚したくない男性が増加中
結婚したくない男性が増えているというのはよく聞く話。
現代は半数弱の男性が結婚したくないと考えているそうです。
実際に結婚しない人も増えています。
総務省が発表している生涯未婚率の推移では、1950年の生涯未婚率(50歳まで未婚の割合)が男性1.5%、女性1.4%なのに対し、2015年は男性23.4%、女性14.1%となっており、それまでも年々増加しているのが現状です。
ちなみに、その数値が跳ねあがったのは1995~2000年代にかけてで、男女とも2桁になったのが2010年代です。
「守りたくなるような女が減ったから」などとも言われますが、生涯未婚率の上昇は心理だけの問題ではないと考えられます。
バブル崩壊後に跳ね上がったことから、景気の悪さの影響は当然あるでしょうし、1960年頃までは見合い結婚が主流だったことや、仕事によっては結婚することが出世に必要な事項だったり、結婚がステータスの1つとして認識されていたという文化的背景もあります。
結婚率が高かった当時から、本心としては「結婚したくない」と考えていた男性も一定数いたはずです。
それでも世間がそれを許さない、肩身の狭い思いをしたくないがために結婚していたという人も少なくないでしょう。
しかし、現代は結婚しないということが一般的な選択肢の1つになってきました。
これこそが、半数弱の男性がはっきりと「結婚したくない」と意思表示できるようになった所以といえそうです。
結婚したくない男性の9個の心理
結婚したくないと宣言できる男性が増えた要因は上記が考えられますが、そもそもどうして結婚したくないのかは話が別です。
しばしば言われるように「女性が社会進出をして男性化しているから」というのもあるかもしれませんが、愛の力を信じて結婚したがる女性よりも男性の方が現実的なことを考えていたりします。
1.自分の時間を大切にしたい
結婚すれば多くの夫婦は一緒に暮らしますから、一人暮らしとは全く異なる生活になることは確実です。
休日のんびり寝ていたくても、どちらかが起きれば起きてしまうかもしれないし、自分だけならやらないで放置する家事も口うるさく言われて時間をとられるかもしれません。
仕事が終わったら飲みに行きたいのに早く帰らないと怒られたり、食事を作っちゃっているんだから連絡は早くしろと言われたり、家事当番がどうのこうのと怒られたりすることを想像すると「自分の時間はいつ取れるんだ」と思ってしまいます。
子供ができたらより一層自分の時間はなくなります。
男性はそれを嫌がる人が多いです。
2.めんどくさいと感じる
独り暮らしなら自分の稼ぎで好きなものを好きなように買えますが、夫婦になると二人の貯金計画などもありますから自由度は下がります。
自分の稼ぎの範疇でも勝手に大きな買い物をしたら夫婦喧嘩になることは確実です。
住みたいところに引っ越すこともできないし、出世できるルートとわかっていても転勤や転職がしづらくなるし、身の回りのこともマイルールだけでは済まなくなるので面倒臭いです。
よく夫婦間の不満として取り上げられるのが、生活の違いです。
旦那は脱いだものは脱ぎっぱなしにしていてもいいやと思っているのに妻はそれを許さない、旦那がテレビを見ている時に掃除機をかける妻にイライラしたり、気分じゃないご飯を食べなければならなかったりします。
妻側からすると、やってあげてるんだから、ありがたく思ってこそすれ不満を持つなんて何様のつもりだと思うでしょう。
でも旦那からすれば、脱いだものは脱ぎっぱなしにしていても週に1度拾い上げてまとめて洗えばいいと思っているし、テレビを見終わったら自分で掃除機をかければいいし、ご飯の内容から食べる時間まで、一人暮らしなら全部自由なのですから不満に思うのも道理だと考えています。
3.責任を果たせないと感じる
一人の人間を生涯愛し抜くことを誓うのは結構ハードルが高いです。
人は変わりますから、今愛せていたとしても価値観が変わったり、今後その人以上に素敵な人に出会わないとも限りません。
結婚することで背負う責任は重く、愛あってこそなんとか背負えるものであって、そこに自信がなければ責任を果たせないと考えるのも当然です。
また、経済的事情などで将来の理想像には程遠いと感じることもあります。
仕事や収入が安定していない
彼女の希望なのか自分の理想なのかは別として、描く将来のレベルが高いと不安を覚えてしまいます。