さて、良い事が悪い事の前兆だなんてちょっと嫌ですけど、たとえ悪い事が起きたとしても、逆にそれは良い事が起こる前兆だと考えることができれば、悪いこともそれほど悪いことじゃない気がしてきます。
もし、全く逆に「良い事は悪い事の前兆だ、じゃあ良い事が起きても素直に喜べないよ」と考えてしまう「超」がつくネガティブ思考さんは、今すぐ無理矢理にでも、「悪い事は良い事の前兆、つまり悪い事は良い事、すなわち良い事は良い事」と考えを改めましょう。
人生で良い事と悪い事が5:5で平等に起こるのなら、「悪い事=良い事&良い事=良い事」と考えていた方が、絶対得です。
大難は小難、小難は無難に
ちょっと嫌なこと(小難)があったとしても、ホントだったらもっと大変なこと(大難)に巻き込まれていたかもしれないと考えると、「これだけで済んでよかった」とポジティブに考えられます。
例えば、道路を渡ろうとしていたら、猛スピードで車が目の前を通り過ぎ、たまたまそこにあった水溜まりの泥を跳ねていったもんだから、自分の服はびちょびちょになってしまった。
しかし、自分が道路を横断するために、あと一秒早く道路に進入していたら、あのスピードの車は止まることはできなかっただろうし、となると、自分の服はびちょびちょどころか、真っ赤に染まっていただろう。
という感じで考えてみようって事です。
だから、何にもない状況(無難)も、1ミリ狂えば、1秒違えば、ちょっとマズいこと(小難)になってたかもしれないと考えれば、毎日自分は幸運に恵まれて生きているんだなとポジティブに思考が回っていくと思います。
6.褒め上手になる
誰でもほめられると嬉しいですよね。
あの気分の高揚って、誉められることによって脳内にドーパミンとかいう快楽ホルモンが分泌されて起こるそうです。
だから、パブロフの犬みたいにベルが鳴るとご飯だと思ってヨダレを垂らすように、誉められると良い気持ちになり、それが何度か続くと、誉めてくれる人を見ただけで、反射的に脳に快楽ホルモンが分泌され、テンションが上がるようになります。
もしかすると、その気持ちの高揚を「恋」と勘違いしてしまう人もいることでしょう。
いや、勘違いではなく、おそらく、それは本物の恋ではないかと思います。
だから、褒め上手はモテると言われています。
でも、たまに「この人に褒められても全然嬉しくない」って人いませんか?
気を付けなくてはならないのは、ただ褒めれば良いというわけではないということです。
下心なく、相手が純粋に喜ぶ顔が見たくて褒めるには、そこそこテクニックが必要です。
でも、どうやったらそんなテクニックを持った褒め上手になれるのか、教えてほしいですよね。
褒められて嬉しいポイントは人によって違いますから、自分の価値観で相手の長所を見つけて「それ、イイね!」って親指を突き立てても、「ああ、どうも…」で終わっちゃう可能性は高いですわな。
そこで、褒め上手になるために、先ずはここまでに紹介してきた「笑顔を絶やさない」だとか「ポジティブ思考になる」といった、自分を成長させる努力を続けてみてください。
辛いときも笑顔でいようと努力をしてきたことや、悪いことも良いことが起こるきっかけだと考えられるようになれば、きっと、人がどんなところを褒めて欲しいのかがなんとなくわかるようになり、また、欠点や短所に思えるところも、見方によっては長所ととれ、褒めてあげることができるようになるでしょう。
先程の「褒めてくれても嬉しくない人」というのは、そういった自分自身の努力を怠っている人です。
そんな人の褒め言葉ほもちろん、価値観などスッカラカンでしょうね。
7.気配り上手になる
「気配り上手」な人は「褒め上手」と同じように、相手を喜ばせることができる人です。
「かゆいところに手が届く人」と呼ばれるように、人が「あーしてほしい。
こーしてほしい」と思っていることを、言われなくてもやる人であったり、もう一歩進むと、人が「あれが欲しい」と思う前に、「今のこの人にはあれが必要だ」と気づくことができ、先回りできるような人です。
この気配り上手もまた、褒め上手さん同様に、ある程度の努力や経験を重ねることによって、人の「かゆいところ」が見えてくるようになります。
また、気を配る範囲や所作が嫌らしくなく、嫌みたらしくなく、自然にスマートにできるようになるのも、やはり、自分自身を成長させる努力をする必要があるでしょう。
8.優しい心を持つ
物事をポジティブにとらえ、いつも笑顔でいられるようになり、そういった経験から、他人の良いところを見つけることができ、周りに気を配れる人になると、周りからはいったいどんな人に見られるのでしょう?
一番当てはまるのが、「優しい人」ではないでしょうか?
実は「楽しい人」になるためには「優しい心」がないとダメです。
だって、楽しい人は「人を楽しませる人」なのであって、「悲しませる・怖がらせる・怒らせる人」であってはいけないはずです。
「楽しい人」には、「人に喜んでもらおう、楽しんでもらおう」という「優しい心」がないとなれません。
では、その「優しい心」はどうすれば手に入れられるのかというと、もうお分かりですね。
ここまで紹介したことを実践していくことです。
まあ、でも、人間は元々優しくなれるようにできています。