もしかしたら、自分では気づいていなかった自分の浪費癖に対抗していただけということもあります。
育児・子育てについてはとことん話し合う必要があります。
子供は2人で協力して育てていかなければなりませんから、どちらかが付き合い切れないほど熱心すぎても、放任すぎてもダメです。
大切なのは、子供がゆくゆくは自立できるように育てていくことで、そのうち親があれこれしなくても自分で決めていってくれるようになります。
しかし、子供がどうしたらいいのかわからなくなるような、子供を巻き込む夫婦喧嘩は本末転倒です。
察してもらおうとしない
夫婦だからある程度察して欲しいという気持ちはわかります。
生活を共にしている以上、赤の他人と比べれば察してもらえることも多いでしょう。
しかし、所詮は他人同士が恋愛の末に結婚しただけですから、なんでも察してもらえる方が不思議だということは、改めて考えればわかることです。
また、自分が相手のことを察して先回りしているつもりでも、相手からすればお節介だったりするので、やはりコミュニケーション、言葉にするということが最も意志疎通できる方法といえます。
しっかり相談をする
自分で勝手になんでも決めずに、2人に関わることは些細なことでも相談しましょう。
夕飯いるいらない、家電製品を買うかどうか、同僚や友人との飲み会も頻度によっては相談すべきかもしれません。
あるいは、結婚式などのご祝儀代も「漢気」と称して勝手に高額を出すとこちらの夫婦に溝が生じてしまいます。
また、男性に多いのですが、仕事のことなどを「相談しても解決できないから」と言わない人がいます。
しかし、相談をしないままふさぎ込んでいくと、見ている側も辛いし、どうして話してくれないのか、そんなに信用がないのか、頼りにされていないのかと自問自答して知らぬ間に溝ができることがあるので注意が必要です。
相談にならないような愚痴でも、共有という意味で話をしておきましょう。
家事を分担する
家事の分担は最初にきちんと決めておくことをおすすめします。
曖昧に「分担しようね」と言っていると、お互いがどこからどこまでを家事と呼ぶかわからないので、双方にやってるつもり、でストレスになりかねません。
大和ハウス工業株式会社が2017年4月に共働き夫婦を対象とし、20代~40代の各年代の男女それぞれ100人ずつ、合計600人にインターネットで意識調査を行ったところ、夫の家事参加率は夫の回答が「3:7」で妻が多いと回答したのに対し、妻は「1:9」で妻が多いと回答しました。
また、この調査ではこの意識のギャップに「名も無き家事」が含まれることが要因としています。
名のある家事は、掃除、洗濯、料理などです。
この調査では男女で意識にギャップがあるものとして、靴を磨くとかカーテンを開けるなんていう「気づいた方、使う方がやれよ」というものも含まれていますが、名も無き家事というのは多岐に渡ります。
例としては次のようなものがあります。
・ゴミを捨てに行くだけでなく分別からやる
・除湿機の水を捨てる
・トイレットペーパーをとりかえる
・シャンプーなどの詰め替え
・洗濯は干すまでではなく畳んでしまうまで
・冷蔵庫内の在庫管理
・掃除用具の買い足し
・子供のおもちゃの片づけ
・子供の寝かしつけ
・タオルの取りかえ
挙げたらキリがないほどです。
トイレットペーパーの取りかえは次の人が使うには足りないくらい、ちょっとだけ残して取り替えないというセコさにイライラするという意見もみられました。
家事については、どれも1人で暮らしているなら絶対自分でやることなのですから、「取り替えなきゃ」「買い足さなきゃ」と思わない方がどうかしていますし、育児についてはどちらの専門というわけでもないのですから、手の空いている方がやれば済む話です。
それができずにどちらかが甘えてしまっているなら、事細かく列挙して全て確実に分担してしまいましょう。
夫婦の溝は一度できたら埋めるのが難しい
細々したことから大きなことまで、夫婦といえども他人なので溝ができると簡単に埋め戻すことはできません。