それを見ている学生や生徒までもが「ああ、このようにしていいんだな」と受け取ることになり、多くの精錬ではない人間を生み出してしまうことになりますよね。
そのようにしないためにも、「教師」という職業に就く人には、清廉性が必要になります。
清廉性があるからこそ、人はついていこうと思いますし、「この人から学んでも大丈夫」と安心することができますよね。
そのため、たまにテレビニュースなどで取り上げられるような教師の“わいせつ事件”なんていうのは非難されるのです。
ほかの人でもそのようなことをするのはとても気持ち悪いものですが、“教師”という立場の人がそれを行うとさらに気持ち悪さを感じてしまうのは誰もが暗黙の了解として、教師には清廉性が必要だと感じているからなんですね。
2:医者
医者には、体を任せることになりますよね。
多くの医者の人は、お金のために医者になったという話をよくしているものですが、患者を目の前にそのような話はしないものですし“医者としての仕事”をしっかりこなすことになりますね。
それに清廉性のない―まじめではない・不誠実な―医者には誰がその人に体を預けようと思えるのでしょうか?
これまたテレビニュースにて「注射器の使いまわし」とか「本当は措置をしなくてもいい措置をしていた」なんていうような医者の不祥事が発覚すると、誰もが医者に対しての不信感を感じる様になりますよね。
体を預けることができないと感じますし、人の命を握っているからこそ真面目に誠実に、そして何も隠すことなく存在していてほしいと誰もが心の中で感じているんです。
つまり、医者にも清廉性が必要になるということになります。
3:警察官
警察官も医者と同じように、“命を預ける存在”といってもいいのではないでしょうか。
そのため、清廉性がとても求められる職業になりますよね。
そのため、警察官が罪のない人を殺した、とか上司の警察官を殺害した、子供にわいせつな行為を働いた…なんていうようなニュースが流れると、信じられなくなるのです。
「そのような人たちから人を守るための職業なんじゃないの?」と誰もが感じていることでしょう。
それって、清廉性があるからこそつとまる仕事であり、警察官に頼っている私たちというのは清廉性があるからこそ警察官として受け入れているということになるんですよね。
そのため、警察官もひとりの人間ですが、少しかかわる感覚が異なってくることもあります。
4:アナウンサー
アナウンサーは、毎日のようにどのテレビ局でもニュースや天気予報を伝えてくれていますね。
そのような人たちに化粧がとても濃い人だとかとても目立つようなファッションをしている人って少ないと感じませんか?
それは、多くの人にニュースなどの伝えたいことがしっかりと伝わるように、ほかに目線などがいかないようにわざと清楚にしているんですよね。
これは男女ともに同じになります。
そのため、“清楚なファッション”といえば、女子アナの服装をまねする方も多いのではないでしょうか。
つまり、アナウンサーという職業は、清廉性がないとつとまらないということになります。
多くの人たち―国民―に顔を見られ、その人たちに受け入れられるのですから、アナウンサーには常に誠実でいてもらいたいと心のどこかで感じていませんか?
そのため、警察や医者と同じようにアナウンサーに不祥事が起こるととても違和感を感じるんですね。
5:看護師
看護師というのは医者と同じように患者さんが頼る存在です。
そのため、うそをついたり、何かを隠したりされてしまっては困ってしまうと思いませんか?
ずばり、看護師という職業をついている人には“清廉性”が求められるんです。
よく「天使のようなナース」なんていう表現がなされることがありますが、それってなにもかくすところがない、身の潔白の、そして清楚で清潔なイメージを受けることができるからこそ“天使”なんていうような言い方で言い表すことができるんですよね。
6:裁判官
裁判官というのは、常に公平の目線や立場で裁判に臨まなければいけません。
少しでも「こっちの味方になろう」とか「お金をくれるからこちら側を勝たせてあげよう」なんて考えるのはもってのほかなんですよね。
そのため、裁判官という職業に就く人は、これまでにお伝えした職業以上に“清廉性”が求められる職業になります。
もしも裁判官にわいろがわたっていて、無実の人がいるのにその人を有罪判決にした…なんて聞いたらどう思うでしょうか?
公平な目線で物事をジャッジしてくれるからこそ、裁判官として任命されてもいるし、こちら側も主張しているのにその意味がなかったと思うと苛立ちを感じてしまいますよね。
世の中はそこまで不公平にしないためにも、裁判官というのは常に“自分の欲や気持ち”というのをおさえ、その事件に対して気持ちを切り替えなければいけないんです。