「心が清らかな人になりたいなぁ」なんて思っているそこのあなた!
あなたは、どうして“心が清らかな人になりたい”と感じているのでしょうか?
おそらくあなたの周りには、心が清らかだと思われるような人がたくさんおられるのでしょうね。
そんな「心が清らか」という意味を持っている言葉をあなたはご存知ですか?
その言葉は“清楚”とか“清潔”さらには、“清廉”なんてものになりますが、なんとなく知っている言葉でも「こんな意味があったのか!」と驚いてしまうような言葉って日本にはたくさん存在していると思いませんか?
あなたが心が清らかな人になりたい…と思っている感情を表す言葉、その様子を表す言葉だってそうなんです。
言葉って日常的に誰もが普通に使いこなしているように見えるものですが、なかにはその言葉の意味を間違って理解している人もいれば、誰かが間違った意味で使っていたり、間違った使い方をしているのを知ったところで何も指摘しない人もいます。
つまり、言葉の意味を間違ったまま理解している人、間違った使い方をしている人というのはいつまでたってもそのように間違った意味や使い方をして生きていくことになるんですよね。
それって少し恥ずかしいですよね。
大人だからこそ、正しい意味・正しい使い方で日本語を使いこなしたいものです。
ということで、今回はあなたがなりたいと感じている“心が清らかな人、そのようす”という意味を表している「清廉」という言葉について特集しています。
どうしてそのような意味を持っているのか?
また、その言葉の類義語や使い方などもお伝えしていますよ。
最後には“清廉性が必要な職業”なんていうのもご紹介しているので、ぜひそちらも合わせてチェックしてみてくださいね!
清廉とはなに?
あなたは、「清廉」という言葉を見聞きしたことはありますか?「清廉」とは“せいれん”と読む言葉になり、「あの人は清廉されているなぁ」「清廉な人ってどこか好印象だよね」なんて使われていることが多いです。
冒頭分でもお伝えしましたが、もしかしたらこの記事をお読みになっている人の中には「清廉性がほしい!」「清廉な人になりたい!」と思って行動している方もおられることでしょう。
すでに冒頭文のなかで、この「清廉」という言葉の意味について少し触れていましたよね。
なんとなくのニュアンスで「清廉」という言葉にはどのような意味があったのかを知ることができていたのではないでしょうか。
でも、さきほどもお伝えしたように多くの人は、間違った意味でこの言葉を使っており、さらには間違った使い方までもしてしまっているんです。
そもそもそのような間違った使い方をしてしまうのは、この言葉の使い方をしっかりと理解できていないからなんですよね。
そのため、「清廉」という言葉を使いこなすためには、しっかりとその言葉の意味を理解しておくことが重要になるんです!
とはいえ、「清廉」なんてありふれた言葉の意味を―誰もが絶対に知っているであろう言葉―知るなんて、なんだか少しばかばかしいような気持ちになってしまうこともあるでしょう。
しかし、その言葉の意味をしっかりと理解するからこそ、“清廉”という言葉を使いこなすこともできますし、のちにご紹介している“清廉性のある職業”がどうして“清廉性”があるのかも理解できるようになるんです。
ということで、まずは基本中の基本でもある「清廉」という言葉の意味について確認していきましょう。
清廉の意味
あなたは「清廉」という言葉についてどれくらい知っていますか?
どれくらいもそれくらいも、この言葉には一つの意味しかないんじゃないの?
「清楚」のような言葉と同じような意味を持っているんじゃないの?
なんて思われている方もおられるのではないでしょうか。
たしかにそのような解釈で間違いありません。
しかし、「清廉」という言葉には、「清楚」という言葉のように清らかなイメージをもつ意味とは別にもうひとつ“欲を持っていない”というニュアンスの意味を持つ言葉もあるんですね。
つまり、「清廉」という言葉には、大きく分けて二つの言葉の意味を持っているということになります。
では、それぞれの意味についてもっと詳しく見ていきましょう!
「清廉な人になりたい!」と思っている人は、あなたが思っている“清廉”とは少し異なっているように感じるかもしれませんが、その場合にはきちんとした意味を覚えるようにしてみてくださいね。
心が清らか
ずばり、多くの人が「清廉」という言葉に対して持っている印象そのものがこの“心が清らか”というものになるのではないでしょうか。
心が清らかだということは、何も悪いことを考えていない、純粋無垢で、穢れのない心を持っているということをさしていますね。
小さい子供なんていうのは、まさに“心が清らか”な状態になります。
しかし、大人になるにつれて多くの人はいろいろな経験を積み重ねていくのでそのせいで心が汚れてしまうんですよね。
正しく言えば、汚れるというよりかは“防御線をはる”ようなものなんですが…。
それに自分の心が清らかだったことを忘れてしまう人もおり、「自分はどうせ心が汚い」とあきらめている人もいるものです。
あなたもそのなかの一人なのではないでしょうか?
たしかに心の汚れというのは、体の汚れに比べるととてもでもすぐに取り除くことのできるものではないですよね。
でも少しは改善できるものなんです…。
その話についてはまた後日することにして、まずは「清廉」という言葉には“心が清らかである”という純粋性を示している意味があることを覚えるようにしてくださいね。
私欲のないこと
あなたには欲がありますか?多くの人間には必ず“欲”が存在していますね。
しかし、なかにはまったくもって欲のない人間もいるんです。
それこそが“清廉な人”なんですよね。
誰しも生きていれば「あれがしたい」「これがしたい」「あれがほしい」「これが欲しい」なんて考えるようになるものです。
しかし、そのように考えず、今あるものだけで満足をすることができる人もいるんですよね。
私欲がない人というのは、どこか冷淡な人間のように見られるかもしれませんが、それだけ自分や今の生活に満足しているということでもあるので、人からは好かれやすくなります。
もしかしたら、あなたもそのような人間にあこがれの気持ちを抱いたことがあるのではないでしょうか?「みんなのために行動できる」人こそがとても素晴らしいですよね!
また、私欲が出てきてもそれを抑える方法を知っていてコントロールできる人も清廉な人ということができます。
清廉を使った四字熟語「清廉潔白」の意味
これまでに「清廉」という言葉の意味についてお伝えしてきました。
なかには「清廉」という言葉独自で聞いたことはないけれども、「清廉潔白」という四字熟語だけは知っている!
という人もいるのではありませんか?
たしかに日本には、「清廉潔白」という四字熟語も存在しています。
とはいっても、その言葉がどのような意味を持っているのかまでも把握している人って少ないはずです。
これまでにお伝えしてきた「清廉」という言葉の意味をもとにして、「清廉潔白」という言葉の意味についても学んでいきましょう!
私欲がなくて何も後ろめたい要素がない様子
あなたの周りには、うしろめたい要素が全くないような人はいませんか?
人はときに何か秘密を持ったりするものですが、そんな秘密を抱えることもなく、本当に“潔白”である人というのも存在していますよね!
また、そのように後ろめたい要素がない人というのは、不思議なことに“私欲”をもっていないものなんです。
そのように“清廉潔白”というのは、なにも後ろめたいこともないし、それだからこそ隠すこともない、それに加えて私欲がない状況を示しています。
そんな腹黒くもなく、なにも欲もなく、うしろめたい要素がない人というのは人としてあこがれてしまいますね。
あなたもそのような人間を目指しているのではないでしょうか?
最近ではこの要素を持った人が減ってきている?
どの時代にもいろいろな性格の人が存在しているものです。
腹黒い人もいれば、そうじゃない人もいますね。
しかし、この要素を持った人というのはあまり最近では見られなくなっているといいます。
あなたの周りには、いるでしょうか?
SNSなどが流行して、ありのままの自分を表現するのを恐れる人が増えてしまったんですよね。
何かを投稿するにしても“イイネ!”がほしい。
そのために自分のなにかを犠牲にしてまでも、イイネを取得できるように努力している人もいます。
それって欲にまみれた人が増えているということでもありますよね。
また、なかには自分の何かを犠牲にしてそれを隠している人もいます。
周りからみればなんともないんですが、本人にとってはそれが後ろめたい要素になっていることも・・。
自由な時代と言われる一方で、心の闇を抱えている人たちはとても増えてきているということができるかもしれないですね。
清廉の類義語
これまでに「清廉潔白」という四字熟語についてご紹介してきました。
その言葉によって、さらに「清廉」という言葉の意味への理解を深めることができた人もいるのではないでしょうか。
しかし、なかには理解したつもりになっている方もおられるはずですし、「まだまだ清廉という言葉を理解できません!」と主張する方もいらっしゃることでしょう。
ということ、ここでは「清廉」という言葉の類義語をご紹介しています。
類義語というのは、その特定のことばとほぼ同じ意味を持っている“仲間”のような言葉のことを言います。
「清廉」という言葉が理解できない場合に、この“清廉”という言葉の「類義語」を知れば、「ああ、こういうニュアンスもあるのね」とか「こんな感覚なのね」なんて、さらに意味を理解しやすくしてくれるんですよね!
あなたが「清廉」という言葉への理解をさらに深めるためにも、さっそく類義語を確認していきましょう。
素直
あなたは、素直な性格をしていますか?素直な性格というのは、どこもひねくれたところがなく、感じた事をそのままストレートに表現できるようすをさしていますね。
大人になるにつれてほとんどの方は、“素直”でいることができなくなってしまうものです。
本当は素直でいたいのに、素直でいるとワガママだとか自己中心的な性格をしているなんて思われることになってしまうんですよね。
その反面、子供などは素直な性格をしている人がとても多いです。
それが愛嬌となり、多くの人を癒しているのはいうまでもないでしょう。
つまり、「素直」という言葉は、「清廉」という言葉と共通点があることになります。
どのようなところかといいますと、“心が清らか”であるというところですね。
心が清らかだからこそ、素直になんでも正直に表現できるんです。
反対に心が清らかでないといろいろなことをアレコレ考えてしまうので、“純粋”とはいいがたいですよね。
真面目
あなたは真面目な性格をしているでしょうか?
この世の中には、驚くほどにまじめな人とそうではない人に分かれるのですが、真面目な人がいるからこそ世の中に怒っている問題が解決できているということもありますよね。
「真面目」というのは、ぶれることなく、道を外れることなく、正しいと思われている道を進むこと・またはそのようすをさしています。
そのため、まじめな人は融通がきかないとか、ちょっと面白みがないとか言われますね。
しかし、このような様子って「清廉」という言葉と同じだと思いませんか?
「清廉」というのは、欲を持つことなくそして心が清らかな状態を指しています。
真面目な人も自分の欲を切り捨てて、自分のやるべきことに対して向き合っている状態になりますから、「欲」の面に関しては同じ意味ということができます。
清潔
清潔にしていると、とても心が気持ちいいですよね!どうしてでしょうか。
清潔というのは、不潔ではなく、とてもきれいな状態のことを指しています。
つまり、きれいにするということなんですよね。
その点では、「心が清らか」という点をよく考えてみると、「心がきれいに整頓されている様子」「けがれていない様子」と表現することもできるので、「清潔」という言葉は「清廉」という言葉とほぼ同じ意味を持っているということがわかるかと思います。
誠実
さきほど「真面目」という言葉についてお伝えしましたが、まじめな人ほど“誠実”な人が多いですよね。
“誠実”というのは、身の潔白を示すことができるくらいに何も後ろめたい要素を持っておらず、なんでも素直にすべてを打ち明けることのできる様子、またはそのような人をさしています。
そのため、あなたもそうでしょうが「好きな人のタイプはどんな人?」なんて聞かれたりすると、多くの方が“誠実な人”なんて答えたりします。
それは、心がけがれているということでもなく、なんでも素直に話してくれますし、嘘もつかないので一緒にいて安心することができるからなんですよね。
反対に不誠実な人というのは、まじめでもなく、ウソや隠すことが多いので一緒にいて安心することができません。
このような点から、「誠実」という言葉は「清廉」という言葉と同じ意味を持っているということができますね!
清廉の使い方
「清廉」という言葉の類義語を確認してきましたね!
その言葉の意味を理解することはできたでしょうか?
しかし、「清廉」という言葉の意味を知っても、その言葉の仲間を知ったとしてもまだまだ言葉を理解できないと不安に感じている人もいるかもしれないですよね。
それだけではなく、意味を知っていたとしても使い方を間違ってしまっている人というのはたくさんいるものです。
そのままでいますと、せっかく「清廉」という言葉の意味などを学んだことが無駄になってしまいます。
ということで、ここでは“清廉”という言葉をどのようにして使えばいいのか、その使用方法をご紹介していきます。
「清廉」とはどのように使うのかを、その言葉を使用している例文をつかって確認していきましょう。
その文章を丸々暗記しておくのもとても良いアイディアかもしれないですね!
あの人は清廉な人物だ。
この文章はどのような意味をしているでしょうか?
「あの人はここが清らかだ/欲のない人間だ」という意味になりますよね。
とても基本的な使い方になるので、「清廉」という言葉に対して何かしらの不安を感じている人でもすぐに意味を想定することができたのではないでしょうか。
このように「清廉」という言葉は、“人の性質や性格”を表すときに使うことができる言葉になります。
あなたの周りにもしも“心が清らかな純粋な人”だとか“私欲が全くないような人”がいたのであれば、ほめ言葉として「清廉な人だね!」なんて伝えてあげるといいでしょう。
「清廉」という言葉にはマイナス要素は含まれていないので、相手もうれしく感じるはずです。
清廉さが魅力なアーティストだ。
この文章はどのような意味を持っているでしょうか?
ずばり「清らかな点が魅力なアーティストだ」という意味になりますね。
おそらくこのアーティストというのは、「お金儲けをしよう」とか「誰かをだましてやろう」なんていう気持ちを持っていないのがファンにも伝わるとても“いい人”なのでしょう。
それがファンなどに伝わることによって、魅力の一つになっているのですね。
また、清らかな人ということは、どこかゴテゴテした要素を持っているわけでもなく、誠実で、潔白感のある“さわやかな”印象があるというようにしても受け取ることができるかと思います。
多くのアーティストというのは「目立ちたい」「売れたい」という気持ちが体から出てしまっていることがありますが、この文章の中のアーティストは質素でそのような要素を感じさせないことになりますね。
清廉な女性になりたい。
あなたもこのような気持ちでいるのではないでしょうか?
ずばり、この文章は「心が清らかな女性になりたい/私欲のない女性になりたい」という意味を示していることになります。
つまり、一番最初にお伝えした例文と同じように“人の性質”をあらわすものとして「清廉」という言葉が使われることになっているんですよね。
このように「清廉」という言葉は、主に“人間の性質や性格”として使われることが多いものになります。
とはいっても、どのような人たちが“清廉”な性質を持っているのかしらない・わからないという方もおられるかもしれないですよね。
そのような方のために、次の章では“清廉性のある職業”を“清廉性が必要な職業”としていくつかご紹介しています。
清廉性が必要な職業10選
あなたには、自分自身に“清廉性”があるとおもいますか?
清廉性とは私欲がなく、そして心が清らかな人のことを指すということでしたね。
なかには「欲まみれだよ!」なんて人もいれば、「たしかに自分は清廉性のある人間なのかもしれない」「自分は清廉性のある人間になりたいんだ!」なんて考えている方もおられることでしょう。
そんな誰もがあればあるほどに人気を高めることのできる、または周りからの信頼を得やすくなる「清廉性」ですが、その要素を確実に必要としている職業ってどんなものがあるのでしょうか?
ここでは、その清廉性が必ず必要になるといわれている職業をお伝えしています。
「たしかに!」なんて納得できる理由とともに、その職業には何があるのかを確認していきましょう。
1:教師
学校の先生、塾の先生…などなど“教師”というのは、誰かのお手本になる人ですね。
つまり、そのような人が私欲まみれだとどうなるでしょうか?
それを見ている学生や生徒までもが「ああ、このようにしていいんだな」と受け取ることになり、多くの精錬ではない人間を生み出してしまうことになりますよね。
そのようにしないためにも、「教師」という職業に就く人には、清廉性が必要になります。
清廉性があるからこそ、人はついていこうと思いますし、「この人から学んでも大丈夫」と安心することができますよね。
そのため、たまにテレビニュースなどで取り上げられるような教師の“わいせつ事件”なんていうのは非難されるのです。
ほかの人でもそのようなことをするのはとても気持ち悪いものですが、“教師”という立場の人がそれを行うとさらに気持ち悪さを感じてしまうのは誰もが暗黙の了解として、教師には清廉性が必要だと感じているからなんですね。
2:医者
医者には、体を任せることになりますよね。
多くの医者の人は、お金のために医者になったという話をよくしているものですが、患者を目の前にそのような話はしないものですし“医者としての仕事”をしっかりこなすことになりますね。
それに清廉性のない―まじめではない・不誠実な―医者には誰がその人に体を預けようと思えるのでしょうか?
これまたテレビニュースにて「注射器の使いまわし」とか「本当は措置をしなくてもいい措置をしていた」なんていうような医者の不祥事が発覚すると、誰もが医者に対しての不信感を感じる様になりますよね。
体を預けることができないと感じますし、人の命を握っているからこそ真面目に誠実に、そして何も隠すことなく存在していてほしいと誰もが心の中で感じているんです。
つまり、医者にも清廉性が必要になるということになります。
3:警察官
警察官も医者と同じように、“命を預ける存在”といってもいいのではないでしょうか。
そのため、清廉性がとても求められる職業になりますよね。
そのため、警察官が罪のない人を殺した、とか上司の警察官を殺害した、子供にわいせつな行為を働いた…なんていうようなニュースが流れると、信じられなくなるのです。
「そのような人たちから人を守るための職業なんじゃないの?」と誰もが感じていることでしょう。
それって、清廉性があるからこそつとまる仕事であり、警察官に頼っている私たちというのは清廉性があるからこそ警察官として受け入れているということになるんですよね。
そのため、警察官もひとりの人間ですが、少しかかわる感覚が異なってくることもあります。
4:アナウンサー
アナウンサーは、毎日のようにどのテレビ局でもニュースや天気予報を伝えてくれていますね。
そのような人たちに化粧がとても濃い人だとかとても目立つようなファッションをしている人って少ないと感じませんか?
それは、多くの人にニュースなどの伝えたいことがしっかりと伝わるように、ほかに目線などがいかないようにわざと清楚にしているんですよね。
これは男女ともに同じになります。
そのため、“清楚なファッション”といえば、女子アナの服装をまねする方も多いのではないでしょうか。
つまり、アナウンサーという職業は、清廉性がないとつとまらないということになります。
多くの人たち―国民―に顔を見られ、その人たちに受け入れられるのですから、アナウンサーには常に誠実でいてもらいたいと心のどこかで感じていませんか?
そのため、警察や医者と同じようにアナウンサーに不祥事が起こるととても違和感を感じるんですね。
5:看護師
看護師というのは医者と同じように患者さんが頼る存在です。
そのため、うそをついたり、何かを隠したりされてしまっては困ってしまうと思いませんか?
ずばり、看護師という職業をついている人には“清廉性”が求められるんです。
よく「天使のようなナース」なんていう表現がなされることがありますが、それってなにもかくすところがない、身の潔白の、そして清楚で清潔なイメージを受けることができるからこそ“天使”なんていうような言い方で言い表すことができるんですよね。
6:裁判官
裁判官というのは、常に公平の目線や立場で裁判に臨まなければいけません。
少しでも「こっちの味方になろう」とか「お金をくれるからこちら側を勝たせてあげよう」なんて考えるのはもってのほかなんですよね。
そのため、裁判官という職業に就く人は、これまでにお伝えした職業以上に“清廉性”が求められる職業になります。
もしも裁判官にわいろがわたっていて、無実の人がいるのにその人を有罪判決にした…なんて聞いたらどう思うでしょうか?
公平な目線で物事をジャッジしてくれるからこそ、裁判官として任命されてもいるし、こちら側も主張しているのにその意味がなかったと思うと苛立ちを感じてしまいますよね。
世の中はそこまで不公平にしないためにも、裁判官というのは常に“自分の欲や気持ち”というのをおさえ、その事件に対して気持ちを切り替えなければいけないんです。
とても大変なお仕事ですよね。
7:弁護士
弁護士も裁判官と同じく、常に公平の立場で物事を見てそして弁護していかなければなりません。
ときには、明らかに犯罪者だとわかっていても守らなくてはいけないこともありますが、それでもその弁護をする人のために一番にできることを行っているんですよね。
その点においても、弁護士という国家試験を取得しているというところにおいても、私欲を出さずに”その人を守る“という点においては、必ず清廉性が必要になってきます。
また、弁護士には清廉性があるからこそ助けを求めたりすることができるんですよね。
もしも金もうけのために弁護士をしているなんていうウワサのある弁護士があらわれても、誰も頼まないのではないでしょうか。
8:国会議員
最近では、国会でプライベートな事情を持ち込んでしまった人たちが話題になっていますが,本来はそうあるべきではないですよね。
そもそも国会というのは、日本という国をよくしていくため、悪いところを改善していくためのことを話し合う場所です。
そのため、それぞれ国会議員の私欲が出てしまっては、国をよくすることなんてできません。
それに国民としてもそのような人に国を任せるなんて、絶対にしたくないですよね。
その反対何も問題がなく、国民のために動こうとしてくれる国会議員がいれば、そちらを支持するようになるはずです。
それは清廉性があるからですし、国会議員には清廉性が必要不可欠だからです。
9:CA
飛行機のなかで安全で楽しい旅のお手伝いをしてくれるのがキャビンアテンダントですね。
この人たちは、空で何か事件が起きた時に乗客の命を救う役割をしてくれます。
もしも私欲が働く人であれば、お客さんよりも先に自分の命を助けようとするはずです。
そのような人に命を預けることができるでしょうか?
できないですよね。
つまり、CAにも“清廉性”が必要になるということになります。
10:検察官
裁判官、弁護士…とくれば、検察官も清廉性が必要な職業になりますね。
検察官はあらゆる証拠を集めて、犯人であることを証明しようとします。
そのため、そこに私欲が働いていたり、なにか悪だくみをしているようなことがあると公平で正しい意見を出すことはできないでしょう。
そうすると有罪でない人が有罪になってしまうこともあるんです。
そうしないためにも、検察官には“清廉性”が必要になります。
清廉性のある人は尊敬される!
今回は“清廉”という言葉についてお伝えしてきました。
この言葉はどのような意味をしているのか、どのような類義語があるのか、そして清廉性の必要な職業にはどのようなものがあるのか…などなどいろいろなことをお伝えしてきましたね!
理解できたでしょうか?
私欲がなく人のために動くことができる、それも下心もなくそのような行動ができるなんてとても素敵なことですよね。
あなたもこれを機会にして、清廉性のある人間を目指してみてはいかがでしょうか?