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「受領」とは?ビジネスでの正しい使...(続き3)

受領書を発行しますので、少々お待ちください。

この例文はどのような意味を持っているということができるでしょうか?

ずばり、「受領書(受け取ったことを記す書類)を発行するので、少し待ってください」ということを伝えようとしていることになります。

「受領」というのは、モノやカネを受け取ったということ、受け取ることを示していますよね。

そのことを証明するのが受領書になります。

これは、その者などを受け取ったという証拠にもなるので必ず受け取ることになるかと思います。

このように受領した書類を示すこともあるんですよね。

該当する金品を受領した覚えはありません。

これはどのような意味かといいますと「該当する金品を受け取った覚えはありません」というような意味になります。

おそらく、この話し手というのは「該当する金品」というのを受け取った!と相手側からいわれえているのでしょう。

しかし、その証拠もなければ、そのようなものを受け取った記憶がないなんていうこともあるでしょう。

このように「受領」という言葉は、否定文のなかでも使用できる言葉になります。

本日、請求書を受領しました。


これは「本日、請求書を受け取りました」という意味合いになりますね。

その場で請求書を発行してくれることもあれば、後日になって発送されるようなこともあるかと思います。

そのように請求書を受け取ったということを記している文章になるんですね。

このように「受領」という言葉は、本来であれば過去にうけとることになっていたものを現在になって受領することになった時にも使うことができる言葉になります。

「受領」と似た意味を持つ「受理・領収・査収」使い分け


「受領」という言葉を使った例文をいくつかお伝えしてきましたが、その文章を読んでいるうちになんとなくの疑問が浮かんできたという方もおられるのではないでしょうか。

どのような疑問かといえば、「受理」「領収」「査収」という言葉に似ているなぁ・・・というものはずです。

ずばり、そのような「受領」「領収」「査収」というのはとても似ている意味を持っている言葉になります。

かといって、必ずしも同じシーンで使うことができるということではないんですよね。

そのようなことを知れば知るほどに「どのようなシーンでどの言葉を使えばいいの?」なんてどんどん不安な気持ちが芽生えてしまうのではないでしょうか。

そのようにしないためにも、ここでは「受領」と似ているような意味を持っている「受理」「領収」「査収」という言葉の意味やその使い方について解説しています。

それぞれの意味や使い方を知ることによって、「受領」とうまく使い分けることができるようになりましょう!

それにこの3つを使うシーンで間違ってしまっている人というのはたくさんいるので、これまでに使っていた方法があっていたのかまでもチェックしておくとよいでしょう。

「受理」の意味

「受領」という言葉と似ている言葉である「受理」という言葉には、いったいどのような意味があるというのでしょうか?

ずばり、「受理」とは「提出されてきた文書などを受け取り、さらに処理する」という意味があります。

この場合、提出される書類というのは“願書”だったり“訴状”、または“届け”などになります。

どこかの学校へ受験する際に“願書”を提出しますね。

その願書を受け取ったということを記すのが“受理印”になります。

そのような形で、なにかしらの届け出(転職届、転居届、婚姻届、離婚届などなど)や訴状(相手を訴えるという内容のもの)なんていうのを“受け入れてそれを処理しますよ”“受け入れてそれを処理しましたよ”ということを「受理」ということができます。

「受領」という言葉は一般人でも使うことのできる言葉ではありましたが、「受理」というのは特定の企業や部署などが行うことになるものになりますね。

「受理」の使い方

では、そのような意味を持っている「受理」という言葉はいったいどのように使うことができるのでしょうか?

さきほどもお伝えしたように「あなたの願書を受理いたしました」「受理したことを記すために、受理印を押した」なんて使うことができます。

何かしらの届け出を役所にもっていくときには、必ずのように「受理しました」と言われるはずです。

それは、受け取って処理したということになるからなんですね。

このような公的な書類などを提出し、さらにそれらを受け取った側が使う言葉になります。