「領収」の意味
では「領収」という言葉はどのようなことを指しているのでしょうか?
ずばり、「領収書」という言葉があるように“金銭を受け取った印”として使うことのできる言葉になります。
そのため、ひとつ前にお伝えした「受理」とは全く違うものを受け取るということになりますね。
金銭にまつわるもの、または金銭そのものを受け取った、受け取りましたということを「領収」という言葉で表すことができます。
「領収」の使い方
一つ前の項目でもお伝えしましたが「領収」という言葉は、「領収書」や「領収印」という言葉で使うことができます。
「領収書」というのは、誰もがなじみのある言葉なのではないでしょうか?
スーパーやコンビニで買い物した際にレジから出てくる”レシート”のことをいっています。
そこには、何をどれくらい買ったのか、合計金額はいくらだったのか、なんていうのが記されていますね。
それは買い物をしたものを記録したものであり、受け取った金銭を記録しているものでもあります。
返品するときなどはそのレシート(領収書)がないとそれができないのは、「本当にそれを購入したのか」「またどれくらいの値段を支払っているのか」というのを確認するためなんですよね。
「査収」の意味
「査収」という言葉も、「受領」という言葉に似ているような気がしませんか?
しかし、この言葉も「受領」とは異なった使い方や意味合いを持っているんですよね。
ずばり「査収」とは、金銭や書類などを“よく吟味してから”受け取るという意味があります。
もちろんこれまでにお伝えしてきた受理をするときにも金銭を受け取る領収をおこなうときにもその事柄についてチェックをしますね。
しかし、それ以上の「調査」という要素が強いのが「査収」という言葉になります。
そのため、なにかブランド品などを売りに出すときには、必ずお店のスタッフなどに「査収いたします」と言われることになるかと思います。
「査収」の使い方
ずばり、「査収」というのはしっかりと調べることによって、その条件などをクリアしてから受け取るという意味を持っているとのことでしたね。
この言葉は、ずばり「ご査収いたします」とか「査収いたしました」なんて使うことができます。
このような使い方ですと、「査収してもらう人」がこの言葉を使うことになるんですよね。
また、「ご査収ください」ということもできますが、これもまた「査収してもらおうとしている人/その品物などを送ろうとしている人」が使うことのできる言葉になります。
それぞれ使うシーンをしっかり考えるべき
こでまでに「受理・領収・査収」という言葉についてお伝えしてきましたが、それぞれの言葉を使うポイントだけはおさえておくことにしましょう。
ずばり”誰が”使う言葉なのか、”どの立場”の人が使う言葉なのかをしっかり押さえておくべきだということになります。
それらをおさえておくことによって、なにも難しいと感じずにこの言葉を使うことができるようになるはずです。
「受け取りました」の敬語表現
これまでに「受領」という言葉、さらにはその言葉に似ている言葉だといわれている「受理・領収・査収」という言葉について特集してきました!
いかがでしたか?
しかし、人によってはこれらすべてが「受け取る」という意味を持っていることはわかったけれども、そのような意味を持っている言葉ってほかにも存在するのではないか?
その言葉も知っておきたい!と思っている方もいるのではないでしょうか。
もうここぞというときにまとめて知っておきたいですよね。
それにあなたの考えていた通りで、日本語では「受け取りました」という意味合いを持っている敬語表現というのは、たくさん存在しているんです。
それぞれの意味などを確認しておくことによって、これからさき「受け取りました」という気持ちを伝えるときに困るようなことがないでしょう。
また、そのようにしないために「受け取りました」というほかの敬語表現についてしっかりと確認しておきましょうね。
頂戴する
「頂戴する」という言葉は、「もらうこと」を意味します。
それにそのもらったものは、必ずしも金銭ではなく”飲食物”になることもあるんですよね。