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悲しみの感情と上手に向き合う方法7...(続き4)

一人でいる時間を少なくする

一人でいるとどうしても孤独を感じてしまうなら、誰かに会いにいきましょう。

友達じゃなくても大丈夫です。

美容院に行って髪を切ってもらいながら会話をしたり、ジムや習い事の指導員さんと会話をしたり、近所の八百屋さんで旬のものを聞いたりするだけでも悲しみの出来事を思い出さなくていい時間が増えていきます。

友達や家族と話しをする時間を大事にしよう

友達や家族がいるなら、一人暮らしをしていたとしても電話をするか会いに行くかすれば孤独を感じることはありません。

集団の中にいるとむしろ孤独を感じてしまうという人もいるでしょうから、できれば少人数で会うことをおすすめします。

気を付けるべきことは、悲しみに寄り沿ってくれる人を選んではいけないということです。

悲しみに寄り沿ってくれる人はとても優しく、真摯に話を聞いてくれるので癒されていく気がしてしまいますが、よほど話術に長けた相手出ない限りは逆効果になります。

なぜなら、その人に悲しい出来事を伝えようと話すには思い出すことが必要で、また記憶の焼き直しをすることになるからです。

よほど話術に長けた相手であれば、その悲しみの出来事を聞いた上でポジティブに変換できるのかもしれませんが、大概上っ面良いことを言ってくるだけで終わります。

そんなことをするより、悲しみに出来事に何の関係もないけど日常の会話が楽しくできる人、イベントに連れ出してくれるのが上手い人など思い出す余地を与えてくれない人と過ごした方が回復は早いです。

悲しみを抱えているのは自分だけじゃないことを知る

ご飯を食べきれずに残してしまった時に「世界には飢えている人もいるのよ」と言われたら、ご飯を残すことは申し訳ないと思いつつ「そんな壮大なことを引き合いに出されても…」と思いますよね。

ですから、ここで言うのも、そういった話ではありません。

この方法が効果を発揮するのは「私はこんなに悲しいのにどうして誰も同調してくれないのかしら」と悲劇のヒロイン気分になっている場合です。

良くも悪くも、大概の悲しみは多くの人が既に経験済です。

大災害や犯罪、事故に巻き込まれたなどは別として、祖父母や親との死別は長く生きていれば確実にやってきますし、浮気された不倫されたなんていうのもよくあります。

信頼していた人からの裏切りなんて働いていればしょっちゅうです。

だからそもそも信用しないという人だっています。

皆乗り越えてきたことだからこそ、他人の悲しみに「それは一大事だ!」なんて思いません。

「そんなこともあるよねー」くらいのものなのです。

悲劇のヒロインに抜擢されてしまった気分でいるなら、そのことをよく考えてみましょう。

自分の悲しみに同調してもらい、励ましてもらう必要なんてないことがわかるはずです。

自分の悲しみなどまだ軽い方だと思える

自分の悲しみを他者に話せる人は、もう乗り越えられた人であることが多いです。

しかも、自分が悲しいと思っている事柄よりヘビーだったりします。

恋人に浮気されて悲しいと思っている人が他の人のエピソードをネットで探ったとき、結婚して10年になるのに、実は結婚当初から愛人がいて、しかもそいつが本命で、自分は金ヅルにされていただけだったという大分ヘビーな経験を持つ人がいます。

しかも、少なくありません。

似たような話がゴロゴロと出てきます。

でも、そのエピソードを披露してくれている人達は、もうふっ切れていることが多く「もう何年も前の話になるが、笑ってくれよ」と披露してくれています。

こういう話を見ると「結婚する前に浮気性だと分かって良かったか…」と思えたりするので、悲しいことには悲しいのですが、その経験から得られたものに目を向けるきっかけになるかもしれません。

時には自分を甘やかそう

悲しいのか憂鬱なのかの境目はよくわからなくなることがあります。

そんな時は自分を甘やかしましょう。

繊細な人は他者の希望に合わせた選択ばかりをしている恐れがあるため、自分のためだけに行動することがとても大切です。

人がいると気兼ねしてしまうなら、一人でいるときに自分のためだけにお金や時間を使い、本当はやってみたかったけど一人だと不安で手を出さないでいたことに挑戦してみるのも素敵です。

ちょっと気になるお店に飛び込んでみるとか、習うまでいかなくても絵を描いてみるとか、簡単に試せることから手を出していくと勝手に設けていたハードルがどんどん下がっていきます。

贅沢をしたり好きなものを買うことも大事

収入もないのにブランド物や宝石を買うとしばらくして罪悪感が訪れますが、身の丈に合う贅沢は心を満足させてくれます。