それが積み重なることで悲しみに変わってしまうので自らを追い込みがちです。
自分に自信がない
自分に自信がない人は、自らの判断で行動できることが少ないため、人に合せている内に選択を誤り、悲しい結末を引き寄せます。
本当は仲良くしたかった相手がいるのに周りに合わせて話しかけないまま、もう会えなくなってしまって悲しくなったり、1人でも行けばいいのにイベントに一緒に行く人と日程を調整している間に行けなくなって悲しくなったりするなどです。
また、自己評価が低いので、誰かに褒められても裏に何かないかと探って素直に喜べない、楽しいことがあっても終わりを想像して悲しくなるなど、悲しみを忘れさせてくれるようなプラスの物事を心から受け入れることができないというのも悲しみを深める要因といえます。
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友達が少ない
これは単純に、友達がいないこと自体を悲しいと思うことも含まれます。
ただそれよりも、悲しい出来事に遭遇した時にそれを忘れさせてくれるような物事に出会いづらく、自分の中だけに溜めこむというのが理由の主な部分です。
悲しい出来事に遭遇しても、次の日には楽しいことが待っていれば大体の悲しみなんて忘れられてしまいます。
しかし、地続きの日常だけに身を置き、孤独でいると、自ら率先しプラスの感情にするための行動を取らない限り、悲しみだけが続いてしまうのです。
あるいは、友達がいないことを悲しいと思い込んでいるだけの人もいます。
もしこの世に最初から1人の人間しかいなければ、誰かと一緒にいることの楽しさを知らないで済むので、孤独と悲しみは直結しないのですが、「1人ぼっち=悲しみ」という概念が世の中に浸透しているので、実際はそんなに悲しいとは思っていないくせに、悲しいと思うのが普通だと認識し、そのように振舞うケースです。
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過去に何か衝撃的なトラウマがある
度々思い出したり悪夢として蘇る衝撃的なトラウマの持ち主は、嫌でも記憶が掘り起こされて憂鬱な気分にさせられてしまうので悲しみを感じやすい傾向があります。
普段は気丈に振舞っていても、人知れずトラウマが心を抉るので泣きたくなるのです。
また、そのトラウマのせいで人生がうまくいかなくなることもあります。
異性に傷つけられてしまうと恋愛どころか異性が近づくだけで不快感をもよおしたり、それによって人間関係や仕事がうまくいかなくなって悲しみを覚えたりします。
この場合は、トラウマの記憶の焼き直しが幾度となく繰り返されてしまっているので自己コントロールだけではなかなか改善できません。
カウンセラーに相談することをおすすめします。
人間不信
何がきっかけで人間不信になったかにもよりますが、他者とうまくコミュニケーションがとれない、表面的な付き合いしかできないでいると、常に虚無感があるため悲しみにつながっていくことが多いです。
人間不信でも成功している人は多いものの、成功しているから悲しみが無いということではないので、他者から愛情を得たい、認められたいという気持ちがある人は悲しいと感じることがあるでしょう。
悲しみの感情と上手に向き合う方法7選
悲しみは人生ではある程度あった方がいい感情です。
全くないというのも、それはそれで人間らしからぬというか、不自然にポジティブ過ぎて危険な香りがしてきます。
最近はSNSなどの流行も手伝ってポジティブ押し付け論が横行していますから、無理矢理感情を押し殺してポジティブに振舞おうとする人があまりにも多いように感じられます。
しかし、そんなことをする必要は全くありません。
自分が苦しいなら向き合って対処すれば良いですが、そうではなく、その悲しみの中に身を置くことが今の自分にとって必要だと思えば無理に押し込める必要はないといえます。
下記にご紹介するのは、その悲しみから抜け出したい、日常生活がままならないほどである、という人のために対処法です。
孤独を感じてはいけない
悲しみが5日間以上続いているなら記憶の焼き直しをしている状態なので、孤独の状態だとまた焼き直しを脳内で何度も繰り返してしまいます。
そういう時は、別のことに自分の思考を奪ってもらうことが手っ取り早いです。
一人で過ごすにしても、熱中できるゲームや小説を楽しんでいる内は孤独を感じることはありません。
料理を試行錯誤するもよし、筋トレするもよし、何かしら悲しみの出来事を思い出さないように熱心にやるというのがコツです。