相手と会話を行っていると、これまで聞いたことがないような言葉を聞いたりすることがあると思います。
もしくは、意味が曖昧なまま相手と言葉を受け取ったり、逆にこちらがそのことを使用したりするようなことがあると思います。
日本語は様々な意味を持っている言葉が存在しており、全ての言葉を正しく把握することは非常に難しいです。
だからこそ、意味が曖昧なまま使用してしまうような言葉なども多く存在してしまうということになりますが、それは注意が必要です。
なぜならば、曖昧なまま言葉を使用するということは、正しい言葉遣いを行えていない可能性もありますので、場合によっては誤った表現につながる可能性もあります。
それを目上の人に対して使用してしまった場合には、取り返しがつかない状況になる場合もあります。
なので、自分が使う言葉はなるべく正しい解釈が持てるものに限定する必要がありますし、日々意味が曖昧な言葉を理解できるようにする必要性があるといえます。
そこで、今回は多くの方が意味が曖昧になっている言葉である、身も蓋もないという言葉をテーマにして、意味や使い方をご紹介していきたいと思います。
また、身も蓋もないことを言う人の特徴についてもご紹介していきますので、普段の自分を振り返るきっかけとしても活用してみてください。
「身も蓋もない」とは?
あなたは身も蓋もないという言葉をこれまで聞いたことがありますか?
身も蓋もないという言葉を初めて聞く言葉だと感じる人はあまりいないと思います。
しかしながら、身も蓋もないという言葉を考えた時に、明確に説明することができる人はあまり多くはいないと思います。
多くの方が身も蓋もないという言葉の意味を正しく把握しないで、なんとなくの意味で言葉を用いているのが現状です。
しかし、正しい言葉の意味を把握せずに使うと間違った表現につながりますし、間違ったまま言葉を解釈してしまうことになります。
意味がわかりづらい、難しい言葉だからこそ、正しい解釈を早い段階で理解することが求められます。
なので、まずは身も蓋もないという言葉の正しい意味を理解するところから始める必要性があります。
身も蓋もないという言葉にはどのような意味があり、どのような語源があるのか、詳しくご紹介していきます。
語源
まずは身も蓋もないという言葉の語源について詳しくご紹介していきます。
語源を正しく把握することによって、身も蓋もないという言葉の意味も細かく理解しやすくなります。
なので、語源をあらかじめ把握することにより、より言葉の意味をインプットできるようになるメリットを得られます。
どのような言葉でも、共通して語源から理解を得ることでより深い部分まで言葉を理解できるようになるので、意味を想像しながら語源を確認してみてください。
身は物を入れる容器のこと
身も蓋もないという言葉の語源として、まず蓋という漢字に着目する必要があります。
一般的に蓋という漢字を考える場合、蓋があれば容器を想像することができるはずです。
この容器の部分を想像した時に、身も蓋もないという言葉の身の部分が物を入れる容器の代わりになっているといえます。
つまり、身も蓋もないという言葉は、物を入れる容器も蓋も何も存在していないということを示している言葉になります。
これこそが身も蓋もないという言葉のそもそもの語源になります。
では身も蓋もないということは、どういうことになるのかというと、物を入れる容器も蓋も何も存在していないので、何もかもがさらけ出しになっているような状態といえます。
何もかもがさらけ出しになっている状態は、どのような状態なのかということを想像しながら考えてみると身も蓋もないという言葉の意味をより詳しく理解できます。
意味
ここまでは身も蓋もないという言葉の語源についてご紹介していきましたが、語源を理解いただけたところでここからは意味についてご紹介していきたいと思います。
身も蓋もないという言葉の語源だけを考えてみると、まだ意味合いなどがぼんやりとしたものになると思います。
しかしながら、身も蓋もないという言葉の語源を理解した上で意味を知ってみると非常に明確でわかりやすく意味を解釈できます。
では、身も蓋もないという言葉の意味はどのような意味なのか、改めて確認してみてください。
表現が露骨すぎてふくみも情緒もない
身も蓋もないという言葉の意味は「表現が露骨すぎてふくみも情緒もない」という言葉の意味を持っています。
先ほどご紹介した身も蓋もないという言葉の語源を想像し、何もかもがさらけ出しの状態になっていることを思い出してみてください。
これらを合わせて考えてみるとより理解しやすくなると思いますが、簡単にお伝えすると表現がストレートすぎて風情がないということを意味しています。
風情がないという言葉も少し難しく感じるかもしれませんが、風情がないというのは言い換えてみるか面白みが存在しないという意味になります。
つまり、表現がストレートすぎて面白いもないような発言のことを意味している言葉だと考えられます。
例えば、日常生活の中においても相手に対して物事をストレートに伝えすぎてしまうような人はいませんか?
もっとこういう言い方があるのに、相手のことを考えずに露骨な表現で物言いをする人は必ず一人くらいは存在すると思います。
そのような人に対しては身も蓋もない言い方ばかりする人という言葉で表現することができます。
にべもない
身も蓋もないという言葉の他の意味合いとして「にべもない」という言葉の意味が存在しています。
にべもないという言葉自体がよくわからないと感じる方もいるかもしれませんが、にべもないとは「愛想がない、そっけない」という言葉の意味があります。
にべもないという言葉に用いられているにべとは、そもそも海水魚の名前として知られています。
にべという魚の浮袋がたとえられており、元々にべの浮袋は粘着力が強く、接着剤の原料として使用されていました。
なので、にべという魚は粘着力が強いイメージが定着しており、粘着力が強いということを他の人との親密な関係性を示す言葉として使用されていました。
つまり、その反対にひどく他人に対して無愛想な人などに対してはにべもないという言葉やにべないという言葉で表現されるようになったという語源があります。
身も蓋もない言い方をすることによって、他人のことを考えないような言動になるため、結果的に相手に対して無愛想な印象になってしまいます。
その無愛想な印象こそがにべもないという言葉と結びつくので、身も蓋もないという言葉の意味ににべもないという意味が加わったということになります。
「身も蓋もない」の類語や関連語
ここまでは身も蓋もないという言葉の意味や語源についてご紹介していきました。
ある程度身も蓋もないという言葉の意味を理解いただけたところで、ここからは身も蓋もないという言葉と同じような意味を持っている類語や関連した言葉についてご紹介します。
身も蓋もないという言葉だけを考えると難しい意味にとらわれがちですが、意外と普段から使用しているような言葉と類似している言葉は多く存在します。
では、どのような言葉が類似している言葉や、関連している言葉になるのか、ご紹介していきます。
言動があまりにも直接的であるさま
身も蓋もないという言葉の意味を考えた時に、まず連想するのが言動があまりにも直接的である様子が思い浮かびます。
元々身も蓋もないという言葉は表現が露骨すぎて含みも情緒もないという意味なので、言い換えてみると言動があまりにも直接的することができます。
では、言動があまりにも直接的であるさまということを思い浮かべたときに、どのような言葉が類語として考えられるのか、ご紹介していきます。
率直過ぎる
言動があまりにも直接的であるさまを想像した時に、思い浮かべることができる言葉として「率直過ぎる」という言葉が想像できます。
そもそも率直という言葉はどのような意味なのかと言いますと「自分の気持ちなどを飾ったり隠したりすることなく、ありのままであること」を意味しています。
この意味に「過ぎる」という言葉が組み合わさっているので、言い換えてみると自分の気持ちに正直すぎるという言葉の意味で解釈することができます。
では自分の気持ちに正直すぎるとは具体的にどのような状況考えられるのかと言うと、相手に対して自分の気持ちをストレートに表現しすぎていると考えられます。
自分の気持ちを表現するということは言い換えてみれば、自分が感じていることや考えていることを相手に対して言葉で伝えるということになります。
それがあまりにもストレートな表現すぎる場合に対して、率直過ぎるという言葉を用いることができるようになります。
これを踏まえて考えてみると、率直すぎるという言葉は言い換えてみれば身も蓋もない言い方であると考えることができます。
つまり両者は同じような意味を持っている類語の関係性にあると考えることができます。
正直すぎる
言動があまりにも直接的であるさまを想像した時に、思い浮かべることができる言葉として「正直すぎる」という言葉が想像できます。
これに関しては先ほどご紹介した率直過ぎるという言葉と絡めて考えてみれば、すぐに同じような意味を持っていることが想像できるはずです。
なぜかというと、率直過ぎるという言葉はいいかいてみれば自分の気持ちに正直すぎる人であると考えることができます。
自分の気持ちに正直だからこそ、相手に対して率直すぎるような言葉を伝えたりすることが多くなるからです。
つまり、率直という言葉と正直という言葉は同じような意味で解釈することができるので。
結果的に正直すぎるという言葉と身も蓋もないということは類語だと言えます。
ストレートすぎる
言動があまりにも直接的であるさまを想像した時に、思い浮かべることができる言葉として「ストレートすぎる」という言葉が想像できます。
そもそもストレート過ぎるとはどのような意味なのかと言いますと「言動があまりにも直接的である様」という意味があります。
例えば、相手に対して自分が思っている気持ちを包み隠さずに、馬鹿正直に伝えたりする際にストレートすぎるという言葉を用いたりすることがあります。
この使い方や意味を考えてみれば、これまでご紹介してきた率直過ぎるという言葉や正直すぎるという言葉と同じような意味を持っていることが分かるはずです。
そして、同じ意味を持っていることは結果的に身も蓋もないという言葉と同じような意味を持っている類語の関係性にあると言えます。
基本的にどのような言葉でもいい会で使うことができるので非常に幅広く表現することができる言葉だと言えます。
連想される言葉
ここまでは身も蓋もないという言葉の類語などをいくつかご紹介していきました。
ある程度身も蓋もないという言葉の類語を理解いただけたところで、ここからは身も蓋もないという言葉から連想される言葉をさらにご紹介していきたいと思います。
身も蓋もないという言葉は意味を正しく理解していれば、それほど難しくはない言葉だといえます。
では、身も蓋もないという言葉から連想されるような言葉にはどのような種類があるのか、まとめてご紹介していきます。
興ざめのする
まず初めにご紹介する身も蓋もないという言葉から連想される言葉として「興ざめのする」という言葉が挙げられます。
なぜ興ざめのするという言葉が連想されるのかと言うと「がっかりして興味が失われる様」という言葉の意味が存在するからです。
一見すると類似していない言葉の意味に感じるかもしれませんが、そもそも身も蓋もないという言葉の意味の中には「表現が露骨すぎてふくみも情緒もない」という意味があります。
つまり、言い方がストレートすぎて情緒が存在していないということになります。
そして、情緒とは気分やその場の雰囲気という意味が存在しているので、気分やその場の雰囲気が面白くなくなっているという意味が含まれます。
これを考えてみると、情緒が存在していないとはがっかりして興味が失われる様と同じような意味であると考えられます。
なので、身も蓋もないという言葉を考えてみると興ざめのするという言葉を連想することができるようになると言えます。
無粋
次にご紹介する身も蓋もないという言葉から連想される言葉として「無粋」という言葉が挙げられます。
なぜ身も蓋もないという言葉から無粋という言葉が連想されるのかと言うと、無粋とは「粋でないこと、野暮なこと」という意味があります。
つまり、「外見や内容が洗練されていない様、風雅な心にかけていること」という意味になります。
難しい意味に感じるかもしれませんが、簡単に言えばわからず屋で融通の利かないこと、人情の機微に通じていないことを意味しています。
つまり、相手の気持ちを推し量った言動をすることができないという意味合いでも解釈できます。
そして、身も蓋もない言い方をする人はいいかいてみれば自己中心で相手の気持ちを考えていない人であると言えます。
なので、身も蓋もないという言葉から無粋という言葉を連想することができると言えるのです。
【無粋な人の特徴は、こちらの記事もチェック!】
「身も蓋もない」の使い方
ここまでは身も蓋もないという言葉から連想される言葉をいくつかご紹介していきました。
意外と同じような意味を持っている言葉や連想されるような言葉が多く存在していることがおわかりいただけたと思います。
しかし、意味を正しく理解しても正しい使い方を行うことができなければその言葉をマスターしたとは言えません。
なので、ここからは身も蓋もないという言葉の使い方について詳しくご紹介していきます。
正しい使い方を学び、間違った使い方をしないように心がけるヒントを確認してください。
例文
身も蓋もないという言葉の使い方を正しく理解するために、身も蓋もないという言葉を交えた例文をご紹介していきます。
どのように身も蓋もないという言葉を使うのか、どういう風に表現するのかということを考えながら各例文を確認してください。
また、日常生活の中で身も蓋もないという言葉を使ってどのような意味を表現することができるかということも考えながら確認していただくとより理解しやすくなるはずです。
身も蓋もないことを言うなと言われても、それが事実だ
まず初めにご紹介する身も蓋もないという言葉を使った例文として「身も蓋もないことを言うなと言われても、それが事実だ」という例文が挙げられます。
この例文はどのような意味なのかと言うと、「露骨な表現をするなと言われてもそれが事実だ」という意味になります。
身も蓋もないという言葉の意味をそのまま代入していただければすぐに理解できるはずです。
使い方自体もそこまで難しい表現方法ではないので、身も蓋もないという言葉の一般的な使い方の例文だと心得てください。
そんな言い方をされたら、身も蓋もない
次にご紹介する身も蓋もないという言葉を使った例文として「そんな言い方をされたら、身も蓋もない」という例文が挙げられます。
この例文はどのような意味なのかと言うと、「そんな言い方をされたら愛想がない」という意味になります。
身も蓋もないという言葉にはにべもないという言葉の意味があります。
冒頭でもご紹介しましたが、そっけない、愛想がないという意味になりますので、露骨な表現という意味以外にも意味を代入して表現することができます。
使い方自体はそこまで難しくありませんので、愛想がないという言葉やそっけないという言葉を使う際にはそのまま変換して使っていただければ意味が通るはずです。
身も蓋もないことを言う人の5個の特徴
ここまでは身も蓋もないという言葉の例文をいくつかご紹介していきました。
ある程度身も蓋もないという言葉の使い方を理解いただけたところで、ここからは身も蓋もないことを言う人の特徴についてご紹介していきます。
普段の自分の言動などを振り返ってみると、つい身も蓋もないことを言ってしまっていませんか?
身も蓋もないことを言う場合、すべてが悪いというわけではありませんが場合によってはその場の空気を悪くしてしまったりするような状況にもつながります。
なぜならば、ストレートにものを言うことによって相手にそれがはっきりと伝わる半面、それが相手の気分を害してしまうことにもつながってしまうからです。
なので、良い面と悪い面がはっきりと別れるようになってしまいます。
きちんとその場の空気を把握した上で、空気が悪くならないように気を使いながら相手に自分の意見を伝えることが一番良い方法だといえます。
それを踏まえた上で、身も蓋もないことを言ってしまいがちな人の特徴をご紹介するので、自分に該当していないかどうか振り返りながら確認してください。
1.我慢できない
まず初めにご紹介する身も蓋もないことを言う人の特徴として「我慢できない性格である」ということが挙げられます。
なぜ我慢できない性格の人が身も蓋もないことを言ってしまうのかというと、我慢できないが故に相手に対してすぐに感じたことを言ってしまうからだと言えます。
相手に対して我慢できない人は、自分の我慢できないような状況になるとつい自分が感じたことをそのまま相手に言ってしまいますので、オブラートに包んだりすることが苦手です。
そのまま伝えると相手が傷つくだろうな、というようなことを想像したりすること自体あまりしないので、結果的に表現が直接的になってしまいがちなのです。
その反対に、我慢強い人に関しては我慢ならないような状況だったとしても冷静に耐える精神力を持っている場合が多いです。
そのような場合は冷静に考えられる分、我慢できないようなことを言われたとしても冷静にオブラートに包みながら相手に対して物事を伝えたりすることができます。
なので我慢できない性格をしている人は相手に対して表現したりする際には身も蓋もないことを言ってしまうことが多くなると言えます。
遠い言い回しをするよりもストレートに伝えた方が、相手にしっかりと伝わる分、改善してもらえる可能性もありますし、こちらの意見も通ります。
しかしながら、伝える内容によっては相手がものすごく傷ついたりするような可能性なども十分考えられます。
なので、場合によってはしっかりと自分の考えを整理した上で、相手が傷つかないような言い回しで伝えることも時には必要だということを理解してください。
2.空気が読めない
次にご紹介する身も蓋もないことを言う人の特徴として「空気が読めない」ということが挙げられます。
空気が読めないとは、いわゆるKYという言葉で表現される人たちだといえます。
なぜ空気が読めない人が身も蓋もないことを言ってしまうのかというと、空気が読めない人間は自分のことしか考えていない場合が多いからです。
自分のことしか考えていないからこそ、視野が非常に狭くなっており自分目線でしか物事を判断することができない人がとても多いです。
その結果、相手のことを考えて物事を伝えたりするような考え方を持っておらず、結果的に相手のことを考えない伝え方になってしまいがちになります。
自分の意見をはっきりと伝えることは非常に大切なことですが、その場の空気を読めないで自分の意見ばかりを伝えてしまうと周りから嫌われてしまいます。
自分の身が可愛いと思うのは人間ならば当たり前の考え方ではありますが、それも空気を読んだ上での発言が求められますし、限度が存在します。
周りが呆れ返ってしまうくらいに自分のことしか考えていない場合は、当然自分の周りから人が離れていきますので、孤独な人間になってしまいます。
いつも空気が読めない発言をしがちで周りから呆れられてしまっている場合は、まずは身も蓋もないことを言う前に、客観的な目線で物事を判断するようにしてください。
自分がこれから発言しようとしていることは客観的に見て本当に正しいことなのか、理解してもらえることなのかということを考えることが大切です。
それを考えた上で発言するようにすれば、身も蓋もないようなことを言ったりする可能性は格段に低くなります。
伝え方なども変わってくると思いますので、客観的な目線を取り入れながら発言をするように心がけてみてください。
3.マイペース
次にご紹介する身も蓋もないことを言う人の特徴として「マイペース」ということが挙げられます。
なぜマイペースな人が身も蓋もないことを言ってしまうのかというと、常に自分なりの考えやポリシーが存在しており、それを大切に考えてるからだと言えます。
マイペースな性格は完全に悪いというわけではなく、マイペースな性格をしている人は堂々と自分に自信を持っている人が多いので、落ち着いている人が多いです。
堂々と自分に自信を持つことで、自然と言葉や行動にも自信がみなぎるようになりますし、落ち着いて行動することは極力失敗をなくすことができます。
このように優れている面もとても多い性格なのですが、その反面自分の考え方を大事にしすぎて協調性がない一面もみられる場合があります。
例えば、自分がこうしたい、こうあるべきだと思ったことに対してはそれに対して忠実に行動したりする場合があります。
たとえ周りの人が違う意見を持っていたとしてもマイペースな人は自分の意見に従って行動するので、時折空気が読めないような行動や言動を行ってしまいがちになります。
空気が読めない言動を行うことは、先ほどの項目でもお伝えしましたが、結果的に身も蓋もないような言動につながってしまいやすいです。
なので、普段からマイペースな性格であることを指摘されている人は、注意しないと自分が身も蓋もないことを言ってしまっている可能性が考えられます。
マイペースの人は基本的に冷静に物事を考えることができる人間性を持ち合わせています。
時には自分が納得できないようなことだったとしても、冷静に客観的に考えて自分の意見が間違ってる可能性があるのであれば若干の修正をするようにしてください。
そうすることによって身も蓋もないような言動を極力なくすことができるようになるはずです。
4.自己中心的
次にご紹介する身も蓋もないことを言う人の特徴として「自己中心的」ということが挙げられます。
なぜ自己中心的な人が身も蓋もないことを言ってしまうのかというと、自己中心的な人はその名前の通り自分のことしか物事を考えていない場合が多いからです。
自己中心の性格をしている人は全て自分中心で物事を考えるようになるので、物事を見る目線が非常に狭くなってしまいがちです。
相手の目線から物事を判断したりする考え方を持てませんし、そもそも客観的な目線で物事を判断しようとはしません。
そうなってしまいますと全て自分中心の考え方になってしまい、当然相手に伝える意見なども自分中心の意見になるので相手のことを考えない意見になります。
それは言い換えてみれば、身も蓋もない言動につながってしまいやすく、空気を読めない発言にもつながりやすいです。
なので、自己中心的な性格の人は身も蓋もないようなこと言ってしまう人間の特徴だと言えます。
周りから自己中心なことを指摘されたことがある人は、自分が普段行っている言動などを振り返る必要性があります。
自分の言動振り返り、自分がどういう人間でどういう言動を行っているのかということを正しく把握し客観的な目線で判断することが性格を治す唯一の方法です。
面倒くさがり、自分をいつまでも振り返らない人ほど成長できない場合が多いので、定期的に自分を振り返る習慣を身に着けるところから始めてみてください。
5.ストレスを抱えやすい
次にご紹介する身も蓋もないことを言う人の特徴として「ストレスを抱えやすい」ということが挙げられます。
なぜストレスを抱えやすい人が身も蓋もないことを言ってしまうのかというと、ストレスを抱えやすい人は細かいことを気にする短気な性格の人が多いからです。
そもそもストレスを抱えやすい人はあらゆることの細い面まで気にしたりする人がとても多いです。
相手の細い発言が気になったり、相手のちょっとした行動などが気になったりして、それが心のストレスにつながってしまいやすくなります。
細かいことまで気にするので、ストレスを非常に溜め込みやすく、そのため我慢ができない部分までストレスが募ってしまうケースが非常に早い場合が多いのです。
そうなると必然的に自分の心の中に抱えているストレスを解消しようと相手に対して攻撃的になったりして短気な性格につながってしまいやすくなります。
短気な性格の人は怒りの感情にかられやすいので、物事を伝える際にはオブラートに包んだりすることなくそのまま直接的な表現を行ってしまいやすくなります。
なので、結果的にストレスをかけやすい人は身も蓋もないことを言ってしまう人の特徴に繋がると考えることができます。
短気な性格をしている人はビジネスの場面においては、しっかりと仕事を行えるような人も多く存在しているので一概に全てが悪いとは言えません。
しかしながら、人間関係の面で考えてみると相手のことを思いやってくれない人間だと悪い評価を受けてしまったりすることも多いです。
なので、少しくらいは相手のことを考えて発言するように心がけないと自分の周りから人がどんどんいなくなってしまいます。
そうなってしまうとまた心のストレスが強まってしまいますので、負の連鎖から脱出することができなくなってしまいます。
時には発言をする前に、一度言葉を飲み込み、その言葉を受けた人間がどのような気持ちになるのかということを考えた上で言葉を整理するようにしてみてください。
「身も蓋もない」を正しく使おう
今回は身も蓋もないという言葉をテーマにして、語源や言葉の意味、使い方などをご紹介していきました。
一見すると難しい言葉に感じやすいかもしれませんが、意味を理解してみるとそこまで難しくはない言葉になるはずです。
意外と日常生活の中で用いることができる機会も多い言葉なので、この機会に正しく理解し、日常生活で積極的に使用してみてください。