しかし時間にも気持ちにも余裕があれば、今やっている仕事に関連する他のことにも目を向けることが出来ますし、仕事で理解出来る部分も増えるでしょう。
そうなれば自分がやっている仕事が楽しくなります。
また楽しくない仕事でも、どうすれば自分で仕事を楽しんで行えるかを考えられるようになるでしょう。
仕事が楽しいか、楽しくないかで勤め先を決める人は少なくありません。
しかし例え一見楽しくない職場で勤めることになったとしても、気持ちに余裕があればその中から自分が楽しめる仕事を見つけることも出来るでしょう。
2.仕事が効率よくできる
仕事を効率的に行えるかどうかはどの会社でも重要視されます。
同じ60分を与えられても、その間に出せる成果は個人によって違うでしょう。
60分の内に3つしか成果を出せない人もいれば、同じ時間で6つ成果を出す人もいます。
そして会社側は、同じ時間でも効率的に仕事を行い、より多くの成果を出すことが出来る社員を重宝するでしょう。
それはどの会社でも当たり前のことですので、会社から認められている人は、それなりに効率的に仕事が行える人ばかりです。
そして仕事が効率よくやれる人の多くは、常に前倒しに仕事に取り組んでいます。
少し時間に余裕があれば、その間に明日の仕事の下準備を終わらせていたり、必要な情報を集めていたりします。
空いた時間を常に有効活用して前倒しに仕事を行います。
隙間時間にも行動している割には、常に時間にも気持ちにも余裕がある様子をしています。
「あの人は普段から忙しそうなのに、その割に随分余裕があるな。」と思う相手がいるとすれば、きっとその人は何事も前倒しで行っているのでしょう。
だからこそ時間いっぱい動いても余裕そうな態度ですし、皆が忙しくしている中でも小休止がとれるのです。
3.質と量が向上する
前倒しに仕事を行うことで、時間的な余裕も気持ち的な余裕も生まれます。
すると一つの仕事を行った後で、その内容をじっくりと見直す時間が出来ます。
見直しの時間を作ることで間違いがあればそれを提出する前に修正することが出来ます。
「ここが少し足りない」「ここはもう少し補足をしておこう」という場所を見つけたら、そこを手直しした上で上司に提出出来ます。
上司が受け取る頃には質も量も増した状態になっているでしょう。
それを毎回のように行うことで、自分の仕事の質と量がどんどん向上していきます。
その結果上司や同僚から「あいつの仕事は早いのに内容もしっかりしている。」と一定の評価を得られるようになります。
昇進の足掛かりを自分自身で作っていくことが出来るでしょう。
4.成功・完遂させやすくなる
あなたは一つの仕事を与えられた時に、期限内にそれを一通り終わらせていればそれで完遂させたと思いますか?
それとも、期限を多少過ぎても仕事内容をしっかりと充実させていれば、それで完遂したと思いますか?
前者の場合は期限内に仕事を終わらせていますが、その内容には誤りがあったり、不足の部分があったりするかもしれません。
また、後者の場合には内容は充実していますが、期限を過ぎてしまっていますので、信用性が失われてしまうでしょう。
最も理想的な仕事の形は、期限内に終わらせつつ、内容もしっかりと充実させていることです。
それは前倒しに仕事を行うことで、期限内の提出も成功や完遂もさせやすくなるでしょう。
何せ前倒しに仕事を行えば、それだけ時間にも気持ちにも余裕が出来ますので、期限内で仕事内容を充実させることも容易いでしょう。
5.考える時間ができる
前倒しに仕事をすると、それだけ時間にも気持ちにも余裕が生まれますので、考える時間も出来ます。
考える時間を確保出来れば、一つひとつの仕事にしっかりと集中して取り組めます。
例えば、新規プロジェクトを立ち上げるような場合にも、どのような内容にするのかをじっくり考えることが出来るでしょう。
また、時間があれば考えても答えが出ないような時や、悩んでしまう時には人に相談することも出来ます。
その上でさらに時間を使って考えて、その考えをまとめることも出来るでしょう。