考える時間はあればあるほど吟味出来ますし、ミスや手違いを可能な限り減らすことも出来ます。
限られた時間の中で考えるのは大変ですが、前倒しに仕事をすることで、その限られた時間を少し増やすことは出来ます。
時間が増えればそれだけ考える時間も出来ますので、仕事をより確実にこなすことが出来るでしょう。
冷静になって判断できる
考える時間があれば、それだけ気持ちが落ち着きますので、冷静になって判断することが出来ます。
例えばたくさんの営業先の会社の中から商品を一つ選ぼうとした時に、決定するまでの時間がなければ一つひとつ吟味する間もなく、ざっと見て一番自分の会社に得になりそうな会社を選ぶことでしょう。
しかし、いざそこと契約した後で、他の会社の方がもっと得になることが分かったり、契約して直ぐに取引先の会社が倒産してしまったり。
何かトラブルが起きてしまった時には、その責任を少なからず自分が問われることになるでしょう。
時間がない時に慌てて契約先を決めては、このように後々何かしらのトラブルになってしまうこともあります。
しかし契約先を決定するまでにきちんと時間が確保出来ていれば、それだけ冷静にどの会社が良いかを選ぶことが出来ます。
契約後にトラブルが起きるリスクを減らすことが出来るでしょう。
6.軌道修正ができる
前倒しで仕事をしていると、本来の期限よりもいくらか時間的に余裕が出来ます。
そのためしっかりと仕事内容の確認が出来ますし、ミスがあれば修正する余裕も出来るでしょう。
また、例えば一つの仕事を他のメンバーと進めている時に、リーダーや上司の指示で仕事内容に変更があった時にも、直ぐに軌道修正して進めていくことが出来ます。
スムーズに仕事をこなすことが出来るでしょう。
それだけ早く仕事がこなせれば、一つの仕事を終わらせた時に時間に余裕が生まれることもあります。
そこでさらに前倒しに仕事をやっておくことで、常に前倒しで行動することが出来るようになります。
7.間違えたときの対応ができる
仕事を前倒しで行っておくと、軌道修正と同様に間違えた時にも対応が素早く出来ます。
例えば納期ギリギリで仕事を終わらせて納品した場合、その直後に納品先から手違いやミスを指摘されたら修正して再納品する時には、既に最初の納期を過ぎてしまっていることでしょう。
納品を頼んだ側も、出来れば余裕を持って納品された上で、ミスの手直しまで全てやって最終的な納品を納期までに納めて欲しいと望んでいるはずです。
それが出来なければ、次回からは自分のところに仕事の依頼が来なくなってしまう可能性もあるでしょう。
一方で、間違えた時の対応も全て含めて最終的な納品を納期内で収める能力のある人は、依頼した会社側も「この人は信用出来る」と判断します。
その後も継続して仕事の依頼を受けられる可能性が高いでしょう。
ミスが減る
仕事を提出や納品する前にきちんとチェックする時間を確保することが出来れば、その分ミスが減って提出した後で指摘をされたり、再提出を求められたりすることがなくなります。
誰でも仕事でミスをすることはありますが、予めミスのチェックが出来ていれば、無駄なミスは防げるでしょう。
そして、ミスの少ない人は上司や取引先の会社からも信用されます。
周りの信用を得られればそれが昇進に繋がることも大いにあるでしょう。
8.追加に対応できる
前倒しに仕事をしておくと、その分時間に余裕が生まれます。
するともしも上司や同僚、または取引先の会社から追加で何か仕事の指示や依頼を受けた時にも、スムーズにそれに対応することが出来ます。
一方で期限ギリギリまで仕事をしていると、そこにさらに仕事が追加されるとパニックになってしまいやすいですし、とても対応しきれなくなってしまうでしょう。
上司や取引先はこちらが追加にも対応出来るものと思って指示や依頼をしています。
それに応えることが出来なければ、上司や取引先の中のこちらに対する評価は下がってしまうでしょう。
そうなると今後は他の人に仕事を振られてしまって、自分が昇進するチャンスが減ってしまいます。
仕事を減らされる人とは違い、どんどん増やされても常にその期待に応え続けることが出来る人は、それだけ昇進や昇給のチャンスが巡ってくることでしょう。
9.早く帰れる
前倒しに仕事をすれば、それだけ早く仕事が終わりますので、早く家に帰ることが出来ます。