「私は美人だから大丈夫ね」と思っているそこのあなたもブスと呼ばれる可能性はあります。
なぜなら、ブスはおかちめんことは違って内面からにじみでるものだからです。
一般的には「ブス=姿が醜い」という意味が浸透していますすが、語源を辿ると美醜の問題ではない側面が見えてきます。
ブスとは
語源は諸説ありますが、有力な説と考えられているのは、“トリカブトの塊根”を意味する「附子」からきているというものです。
この単語自体は日本昔話で知っている人もいるのではないでしょうか。
「これは子供には毒から、食べてはいけないよ」と言われたのに、留守番中の坊主たちが、「あんなにお師匠が大事にしているのだから美味いものに違いない」と舐めてしまいます。
するとそれは毒ではなく飴で、バレないくらい舐めるつもりが食べつくし。
でもこれでは「近づいてはいけないよ」の忠告を無視したことになって怒られるから、うっかり壺を割ってしまって、それを詫びるために毒を舐めたが死ねず、死ぬために舐めきったがまだ死ねないという話にしようと知恵を絞るお話です。
ここでいう毒は「附子(ブス)」のことを指しています。
トリカブトの根には猛毒のアルカロイドが含まれており、誤って口に入れると神経が麻痺し、筋肉が動かなくなるため無表情になって死にます。
つまり、もともとはこの毒のブスからの派生で、無表情の人という意味だったようです。
容姿が醜い人
現代はこちらの意味でよく使われています。
おそらくですが、「醜女(しこめ)」「おかちめんこ」「おかめ」などというより、「ブス!」の方が吐き捨てやすく、インパクトのある語感だったからだと思われます。
この場合、ブスの定義はかなり広く、判断する人の価値観にもよります。
多くの人が可愛いと思っているアイドルのことを平気でブス呼ばわりする人もいれば、顔のパーツが全てアンバランスでも可愛いと思う人がいるのでブスか否かの線引きは曖昧です。
性格ブス・精神ブスと言うように内面に対しても使われる
もともとが「無表情」という意味だったなら、むしろこちらの意味の方が正しいような気がします。
無表情なだけでは顔の美醜に対して言及されていません。
無表情を続ける程度には喜怒哀楽に乏しいということですから、他者との共感力の欠如、コミュニケーション能力の不足など内面からくるものです。
容姿が醜い人全般を「ブス」と呼ぶようになった現代でも、やはりブスと呼ぶからには少なからずその人のことが嫌いな理由があって悪意を込めて呼びますし、顔のつくりが美しくなくても心が美しい人に対してブス呼ばわりするのは気が咎めます。
ブスと呼ばれたら表情が死んでいるか、内面がブスだと言われているのと等しいのです。
…まぁ、ブスって言ってくるやつが一番ブスだとは思いますけどね。
女を捨てている
顔が醜くても身綺麗にしていればブスではないのに、肌や髪の手入れ、服装への配慮も0、ガサツな言動で汚い部屋とくれば、そりゃもう文句なしのブスです。
でも女として生まれた自分を認めていて、女として愛されたいという感情がある人なら好き好んで女を捨てるはずはありません。
それなのになぜ捨ててしまうのでしょうか。
後半で読み解いてみます。
悪口や文句が多い
悪口や文句を言っている顔ってものすごくブサイクじゃないですか。
しかも性格の悪さもガンガンに出ているから、さまざまなブスタイプの中で最もブスだと思うのですよね。
聖人でもなければ誰かを嫌いになることはあります。
相手が最低すぎて許せないこともあるでしょうし、殺したいほど憎いと感じることもあるでしょう。
だからといって悪口を他人に流布するのは別の話です。
陰でコソコソっていうのはブスすぎます。
文句にしてもその場で「いやだ!やりたくない!」と言えばいいのに、結局はやるくせにダラダラ小言を述べたり、後になってから「本当は嫌だったのに」とか言うのもヴスです。
意志表示はその場で本人の前で行いましょう。
人のせいにばかりする
悪口や文句とは少しズレますが、自分のミスや不本意な行動の責任を他人になすりつける人もだいぶブスです。