人の睡眠には個人差があり、5時間眠れば十分という人もいれば5時間寝ても寝足りないという人もおり、一様に何時間睡眠を取れば十分な睡眠という時間はありません。
仕事や学校などの毎日の予定で起床時間は決まっているでしょうから、自分が必要な睡眠時間から逆算して就寝時間を意識するなどが必要です。
また、時間だけでなくその質も非常に重要です。
暑さ寒さで寝苦しいというだけでなく、なかなか寝付けない、寝起きが辛いというのも問題です。
昨今の異常気象で夏は猛烈に暑く、冬は酷く寒いということもあるのでエアコン等で快眠に最適な温度湿度を設定し、時節に合わせた寝具を使用するようにしましょう。
ストレッチや温感アイマスク等、体がリラックスできる状態にしてから床に就くと寝付きがよくなります。
寝付けないからと言って光を発するスマートフォン等を横になりながら使用することは脳を刺激して睡眠導入を妨げることに繋がります。
また、そのまま寝てしまういわゆる「寝落ち」は寝た気がしないなどの睡眠の質の低下に繋がりやすいのでやらない方が無難です。
レム睡眠、ノンレム睡眠という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
前者が脳は活動しているけれど体は休止状態にある睡眠。
後者は脳も体も休止状態にある睡眠です。
人の睡眠はこのレム睡眠とノンレム睡眠を一定周期で繰り返しています。
脳が覚醒状態のレム睡眠時に起床すると寝起きが良く、逆に脳が休止状態のノンレム睡眠時に起床すると「寝惚け」など寝起きが悪いという感じを覚えます。
スマートフォンのアプリなどでこのレム睡眠とノンレム睡眠を観測し判別してレム睡眠時に起床アラームを鳴らすものがあるので、すっきり寝覚めのために使用してみるのも手ではないでしょうか。
某寝具メーカーのセールスコピーにもあるとおり、人生の三分の一がベッドの上だそうで、そこに関係する投資は無駄ではないと言っても過言ではありません。
2.暴飲暴食をしない
暴飲暴食とは、本来身体に必要な量を越えて食べたり飲んだりしてしまうことを言います。
体にとても悪いものですが、癖になりがちな要素でもあります。
たとえばストレスがたまると、甘いものが食べたくなる人は多いのではないでしょうか。
これにはきちんとした理由があります。
甘いものを食べると、体内には「セロトニン」という物質が分泌されます。
これは別名「しあわせホルモン」とも呼ばれていて、セロトニンが分泌されると人はほっとするのです。
お酒をつい飲み過ぎてしまうという人も、お酒に酔うことでストレスを解消しようとしているケースが多いのではないでしょうか。
暴飲暴食自体もちろん体には良くないことですが、暴飲暴食をしてしまう原因をたどって行くと、だいたいがストレスに行き着きます。
仕事で感じたストレスや、ダイエットを頑張ろうと無理をして食事量を減らし過ぎて、ストレスがたまってしまいその反動で暴飲暴食をしてしまうということもあるでしょう。
女性ならホルモンバランスが崩れやすく、バランスが崩れているときについ食べ過ぎてしまうということもあります。
こうしたストレスは心身に負担をかけ、身体を蝕んでいきます。
健康でバランスの良い食生活が出来ていれば、適度にストレス解消もできていて心も落ち着いていますし、暴飲暴食で太ってしまったり、お肌が荒れてしまったりということも少ないでしょう。
暴飲暴食をしないということも、若々しさを保つ秘訣のひとつなのです。
食にはこだわりバランスよく
暴飲暴食をしないというのは、量や回数を規定以内におさめることがまず大事です。
若々しさ保つためには、さらに食事の質にもこだわりたいところ。
活動に必要なカロリーさえ取れていれば良い、と、軽食やお菓子などの炭水化物でお腹を膨らませてしまうと、糖分の取り過ぎになってしまいます。
食べている量は少ないはずなのに、糖分や脂質の取り過ぎになってしまう場合もよくあるのです。
お米は白米だけでなく、玄米や穀米などを混ぜてみたり、サラダや温野菜の副菜を加えてみたり。
お味噌汁もつけてみましょう。
具沢山だと尚良いですね。
バランスの良い食事は、栄養素をきちんとバランスよく取れるだけではなく、見た目にも整っていて美しいもの。
美味しそうと目で見て感じることも大切な要素です。
そして少しずつの複数のおかずをよく噛んで食べることで満腹中枢も刺激されますし、仕事をしながら菓子パンを齧るのとは違って満足感が高くなります。