立ち上がる時にふんと力をこめて「よっこいしょ」。
座る時にふっと腰に入れた力を抜いて「どっこいしょ」。
この「よっこいしょ」、「どっこいしょ」を言うようになったらトシだと言われたり、自分自身が「老けたなぁ」と年齢を実感する場面だったりしますよね。
では逆に若さを感じる場面ってどんなときでしょう。
少なくとも老けていないことが「若い」ということではあるんですが、それが全てではないですよね。
そもそも老いは自身で感じるけれど、若さはあまり自分では感じにくいものかと。
「私、老けたなぁ」と思うことはあっても「私、若いなぁ」とはなかなか言いませんし、言ったとしても言外に「まだまだいける!」と付け足されているようで言った本人が苦笑いしているかも。
そんなこんなでイメージが湧きにくい「若い」というモノに迫ってみようと思います。
「若い」と言われる人の7個の特徴
「若い」という言葉に悪いイメージを抱く人はいないと思います。
似て非なる言葉に「青い」というのがありますが、こちらは悪い印象も含みますよね。
青春と言えば甘酸っぱく思い返すと気恥ずかしい黒歴史、もとい思い出なんかが脳裏に蘇ったり。
でも、若さ故の過ちとかそういうのも若さなんです。
「若い」にはいろいろありますが、外見や心理的な内面について深掘りしていきます。
1.肌が綺麗
もちろん美意識に個人差はありますが、多くの人が目指す美しい肌というのは赤ちゃんのようなもちっとさらさらなハリと弾力を備えた透き通るような白い肌ではないでしょうか。
美容業界でアンチエイジングとはつまり加齢逆行を言うわけですから、生まれたときのもち肌に到達することがアンチエイジングの理想形になっていると言えます。
見た目に美しいと言える赤ちゃん肌とは一体どんな肌のことでしょうか。
きめ細やか
肌のきめ(肌理)は「皮溝」と「皮丘」によってできています。
肌を近くでよくみると細かな溝が見て取れるます。
これが皮溝で、その溝に囲まれた場所が皮丘です。
これらの凹凸が肌の美しさに繋がっています。
これらの凹凸のひとつひとつが小さくたくさんある状態のとき、きめが細やかと言います。
赤ちゃんの肌を見てみると皮溝が判別できないほど小さいです。
シルクはさらさらした感触と同じなのです。
生糸の性質のみならず織り目が細かいためさらさらとして透明感のある生地になっており、赤ちゃん肌はきめが細やかなので透き通った健康的な印象を受ける肌なのです。
ピチピチしている
潤いというのも大事なポイントです。
肌の表面が適度に水分を含むことでハリと弾力を生むのです。
きめの細やかさが静的な美しさであるなら、ハリと弾力は動的な美しさと言えます。
また、きめの細やかさと弾力は互いに関わっており、きめが細やかなのに弾力がないとかその逆はありません。
それぞれを同時に高めている人こそ美しく若い肌の持ち主なのです。
2.髪が綺麗
髪が綺麗な人は、若く見えます。
年齢が若くても、髪に白髪があったり、枝毛が多い、ぱさぱさに乾燥している、という人は、歳をとっているように見られがちです。
同じ年齢でも、髪がばさばさ・ぼさぼさしている人や真っ白になっている人よりも、真っ黒でつやつやしている人の方が若く見えるものなのです。
髪の毛というのは、年齢とともに白髪が増えてきたり、コシがなくなったりしてきます。
ある程度年齢を重ねると、髪の毛が伸びる時期が短くなってきます。
毛というのは伸びる時期から、だんだんと毛根が退化していき、抜ける時期がきます。
このサイクルを繰り返して生え変わっています。
自分で思う以上に、髪の毛というのはかなりの量が抜け、その分また新しい髪の毛がはえているわけなのです。
この伸びる時期が短くなり、あまり髪の毛が伸びていないのに毛根が退化して抜けてしまうと、新しく映える髪の毛の本数が減って全体的な毛量も減っていきます。
せっかく新しく生えた毛も、成長しきらずに抜けてしまうわけですから、髪の毛が痩せて細くなるのでますますボリュームがなくなるわけです。
白髪も増えてきます。
髪の毛は中心にタンパク質などの成分でできたメデュラという細胞があります。
この周りに繊維状のタンパク質があり、髪の毛の色や毛質に影響を与えるコルテックスという細胞があり、更に表面を覆っているのがキューティクルです。
このキューティクルは、耳にしたことがあるという方が多いのではないでしょうか。
年齢を重ねるとコルテックスの脂質が減ってしまいます。