もちろん、仲良くできるならばそれにこしたことはありません。
ケンカをして過ごすよりは、仲良くしていた方がお互いに平和でしょう。
でも実際のところ、どうしても馬が合わない人というのはいうわけです。
みんな違うからこそ、個性が反発して相性が合わない関係というのもあるのですから、それでも無理をして仲良くするというのは逆にまったく心穏やかではなくなってしまい、日々が憂鬱になってしまうのではないでしょうか。
ひとつのクラスに40人いたとして、40人全員が自分の個性のままでお互いに仲良くできるというのは幻想に近いです。
もちろん可能性はゼロではありませんが、仲良くできるとしても誰かの妥協や我慢の上で成り立っているかもしれません。
この場合は、我慢している人にどんどん負担がかかって、ストレスになってしまうことでしょう。
どうしても合わない人と無理に自分を曲げてまで仲良くするよりも、「この人とは合わないな」と冷静に見極めて距離を保つことが得策です。
もちろん、「この人合わない」だからいじめていい、という思考回路になってしまっては問題ですが、仲良くできない人と無理に近くにいれば、お互いに合わないところがどんどん出てきてより一層仲良くできなくなってしまうことの方が多いもの。
ならば、距離を取りましょう。
みんなと仲良くできるならそれが一番良いかもしれませんが、あくまでもそれは理想なのです。
嫌いだと思う自分を必要以上に責めて思いつめるようなことはしなくて良いのです。
4、友達や家族に相談してみる
嫌いな人との付き合い方に悩んだら、ひとりで困っていないで周りの人に相談してみるというのもひとつの手です。
特に友達や家族に相談してみるのが良いでしょう。
悪口を言うことになったり、愚痴をこぼすだけになったりしないように注意は必要です。
自分ひとりで抱え込んでいると、何事も実際以上に深刻になりすぎて、悩み過ぎで袋小路に入ってしまいがちです。
そこに他人の一歩引いた冷静な目で見て判断してもらうべく、事実や状況だけを淡々と説明してみましょう。
自分では思いもつかなかった意外な解決策を提示してもらえる可能性もあります。
もしうまい解決策が見つからなかったとしても、親しい人に真剣に話を聞いてもらえるだけでも心は軽くなるものです。
次に嫌なことがあったときに、「今日この前話した人にこんなことを言われて……」と気持ちを吐露しやすくなりますし、吐露することで自分の気持ちの整理がつくこともあります。
5、逆に積極的になってみる
嫌いな人と無理に仲良くしようとせず、距離を取ることも有用なやり方です。
ですが、逆に積極的に話しかけてみるというのもひとつの手だったりします。
嫌いな人を避けていると、避けられているときはうまくいきますが、委員会や登板などでふたりきりになる必要ができたときに、前よりも一層溝を感じて、苦手だ、嫌いだという思いが強くなってしまうこともあります。
それを防ぐには、あえてこちらから「今日の髪型とっても素敵だね!」「○○さんって字が綺麗なんだね」と、興味津々という感じで積極的に話しかけてみたり、なにか困っているときに「消しゴム私2つもってるからひとつあげるよ!」という感じで親切にしてみたりすると、ポジティブな自分の振る舞いに自分も相手もつられて、前より溝を感じなくなるということもあるのです。
嫌われる人の特徴
1、見た目が不潔な人
これは学校生活に限ったことではありませんが、見た目が不潔な人というのは嫌われがちです。
やはり服が洗濯をしていなくて汚い、近くに寄るとニオイがする、洋服の方にフケが落ちている、顔が油でギトギトしてテカっている、のような見た目に清潔感のない、不潔な姿をしていると、どうしても人間はその人に対して良い印象を抱かなくなります。
一度不潔だという印象を受けてしまうと、その後もその人の印象はなかなか好転しないということが多いのではないでしょうか。
特に日本人は清潔感を重んじる民族ですので、綺麗好きだという人がとても多いです。
着ている洋服が汗でびしょびしょだったり、穴が開いていたり、毛玉がたくさんついていたり、というだけでも受ける印象は非常に悪くなります。
きちんとしていない人なのかなという風に思ってしまいますし、洋服が不潔なだけでその人の性格も悪いものだという印象になりがちです。
また食べ方が汚いというのも嫌われがちです。
くちゃくちゃと音を立てながら食べたり、口の中に食べ物が入っているのに、それを隠しもせず大きな口を開けて喋ったり、というような行為は不潔感を感じます。
食事中のマナーも不潔感を与える要因になるでしょう。
お箸の持ち方が悪かったり、ねぶりばしや迎え舌など汚い、マナーが悪いとされる作法をしてしまったりすると汚いという印象も与えますし、常識がなさそう、きちんとしたしつけをされたことがない人なの? とまで思われてしまうことがあるでしょう。
きちんとお風呂に入っているとしても、体臭や口臭がきつい場合は周りの人にとっては不潔だという印象を与えがちです。