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鹿児島弁はどんな方言?理解できない...(続き2)

いっぺこっぺという言葉の“いっぺ”というのは、標準語の“いっぱい”という言葉にあたります。

つまり、“たくさん”なんていう対象とする者の回数を表したり、その頻度を表したりする言葉になるんですね。

その「いっぺ」という言葉に「こっぺ」という意味のない言葉を合わせ、ゴロをよくすることによって誕生したのがこの言葉になります。

女の子が「いっぺこっぺ!」なんて言いながら、あなたのプレゼントしたものを見て喜んでいる姿を見たら、そりゃもうイチコロですね!

3:「よんごひんご」

「こりゃあ、よんごひんごだけ」なんて言葉を耳にしたことがあるかもしれないですね。

この言葉は、ずばり「これは整ってないなぁ(バラバラだなぁ)」という意味合いの言葉になります。

「よんごひんご」という方言は、「バラバラ」「ジグザグ」「整っていない」という意味を持っているものになります。

要するにどのようなシーンで使われるかといいますと、プラスというよりかはマイナスの意味合いを持つ場面になるんですね。

「よんご」というものと「ひんご」というものが別々のものであるということから、この言葉が完成したといわれています。

状況が整っていないとか、気持ちが一致していない…なんていう場面でも「よんごひんご」という言葉を使うことができるんですよ。

4:「やんかぶっちょい」

「君、やんかぶっちょいな」なんて使われることが多い言葉になります。

「やんかぶっちょい」という言葉でひとつの意味をなす言葉になるので、人によっては「長ったらしい言葉だな」なんて感じるかもしれないですね。

では、この鹿児島弁は何を意味しているのでしょうか?ずばり、「髪の毛がぼさぼさ」という意味になります。

「ええ!?鹿児島弁にはわざわざそんな個別的な方言まで存在しているの!?」なんて思われる方もおられたことでしょう。

はい、鹿児島弁ではそのような細かいところまでも方言で表現されているんですね。

というのも、鹿児島の人たちがとても見た目にこだわる性格をしている確率のほうが高いためにこのような方言があるともいわれています。

もしも鹿児島において髪の毛が風などでぼさぼさになっている人を見かけたのであれば、「やんかぶっちょい」という言葉で教えてあげたいものですね。

5:「わっぜ」

「おまいさんは、わっぜ厳しいなぁ」なんて使う言葉になります。

この文章を見てもお分かりいただけるかと思いますが、形容詞や名詞の意味を強めるはたらきのある言葉なんですね。

どのような意味を持っているかといいますと、「とても」になります。

さきほどの例文でいうのであれば、「あなたは、とても厳しい(人)だなぁ」という意味合いになるんですね。

この言葉は、「災い(わざわい)」という言葉が変化をして誕生したといわれています。

たしかに厳しいのは、災いのようなものですものね。

6:「げんね」

「そりゃあ、げんね」なんて使われる方言になります。

標準語からしてもなかなか想像することのできない言葉になりますよね。

ずばり「げんね」という言葉は、「恥ずかしい」という意味になります。

つまり例文では「それは恥ずかしいよね」という意味になります。

ぜひ、恥ずかしい気持ちになってしまった時には「げんね」という言葉を使ってみましょう。

7:「きばいやんせ」


この言葉はあなたがなにかにチャレンジしようとしているとき、試験などに行こうとしているときにかけられたことでしょう。

ずばり、「きばいやんせ」というのは「頑張ってね」「頑張りなさいよ!」という意味になるんです。

要するに励ましの言葉であることには間違いありません。

もしも「きばやんせ」と声をかけられたときには、そのように励ましてくれたことに対して感謝の気持ちでも伝えておくといいでしょう。

8:「まこて」

「まこて」という言葉をよくよく眺めてみると「誠」という言葉を想像できるかと思います。

ずばり、「まこて」というのは、「本当に」「まことに」という言葉の意味になるんですね。