1.最善を尽くすと約束する
責任というのは、約束を守ることとも言えます。
「売上目標を達成する」「お客様には笑顔で接客する」など、上司や本社、あるいは自分自身とした約束を守ることが、責任を果たすことになります。
チームで働いている場合はお互いをサポートし、それぞれが自分の責任を果たすことができるよう努力をします。
まずは結果の前に一生懸命やるということ
もちろん結果が出せるにこしたことはありません。
しかしまずは、約束をしっかり果たせるように最大限の努力をするということがなによりも大切になります。
互いを尊重し、信頼しあって結果に向かって進んでいきます。
真剣に目標に向かうということが自分自身を成長させますし、責任を果たすという目標にも可能な限り近づくことができるでしょう。
結果がでなければ工夫を繰り返す
万が一思うような結果が出なかったとしても、それがすぐに失敗に直結するというわけではありません。
責任を果たすということは、その任務を最後まで行うということなのです。
失敗したなら成功するように、もしくはできるだけ成功に近づけるように、努力をしていきます。
結果が思うように出せなかった理由を考えて原因を探り出し、プランに修正を加えて工夫をします。
よく言われるPDCAサイクルと同じことです。
「Plan:計画する」では、目標を設定して遂行します。
「Do:実行する」では、Pの「Plan:計画する」の段階で立てた計画を実際に行動に起こして実行していきます。
実行中に気がついたことなどがあったら次の段階のために記録しておきます。
次はCです。
「Check:評価する」の段階にうつります。
「Do:実行する」をしている間に、「Plan:計画する」で計画した通りにうまく実行できなかったことや、気がついたことなどを洗い出します。
そして、どれほど計画に沿って実行できていたのか、どういった理由があって実行が計画通りにいかなかったのかなどをチェックし評価していきます。
計画の時の予想と比較をして、計画通りにいかなかった部分をどのような方法で実行し直せばうまくいくのかなど解決策を考えていきます。
それが終わったら、Aの「Action:改善する」に進みます。
「Check:評価する」で洗い出した原因や解決策を使って、計画通りに実行できるように計画を修正して改善していきます。
以上の四つの段階を繰り返すことをPDCAサイクルと呼んでいます。
このようにPDCAサイクルを繰り返すことで、結果がうまく出なかった任務でも次はうまく結果を出せるようになります。
既に結果が出ていた場合でも、こうして見直すことでより良い結果が出せることもあります。
2.求められている本当の目的を把握する
与えられた任務をただこなすだけではなく、なぜ自分に与えられたのか、自分がこの任務の中でどのような役割をこなし、どのように結果を出せば良いのかなどの、求められている本当の目的を把握するということも、とても重要になってきます。
仕事をする上で、先輩や上司の考えや評価も、責任を果たすためには必要なファクターとなるからです。
また、それだけではなく、自分自身がこの任務をこなすことでどのような結果を出したいのか、考える必要もあります。
到達したい状態はどこか
仕事をしていく上でモチベーションというのはとても大事なポイントの一つです。
もちろん組織として、会社側が雇用者のモチベーションを高く維持できるように対応する必要もあります。
ですが、個人的にも自分のモチベーションをコントロールできるということも大切なのです。
上司に命令をされて無理やり押し付けられた仕事だと自分で感じていたなら、自分で選んだという感覚もありません。
「そんな押し付けられただけの仕事で責任を取らされるのもまっぴらごめん」という感覚になってしまっても仕方ありません。
しかし、モチベーションを高く保っていて、自発的に業務に取り組んでいる状態であれば、自分でやりたくてやっていることです。
そのため、自分の能力に見合った業務を自分の能力を遺憾なく発揮し遂行することができます。