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責任とはどういう意味?仕事での責任...(続き6)

簡単に言うと、「人のせいにしてはいけない」ということですね。

「仕事の責任」に限らず、単純に「仕事をする」上でも大切なことのひとつです。

なにかのプロジェクトで結果が出せなかったときに、原因を探して善後策を考え、次に活かすというのがとても大切です。

ですが、原因を探すことと犯人を探すことはまったく違います。

この違いを把握していない人というのがしばしばしますが、「部下がきちんと確認しなかったから」と原因を探し、「だから部下が責任をとるべき」というのは間違った考え方です。

部下に対して「きちんと確認するように」とフォローをいれなかったのは自分なのです。

それに、部下のせいにしたところでプロジェクトのリーダーである自分の責任がなくなるわけではないのです。

2.間接的に他の人に任せたとしても自分に責任がある

「このクライアントの担当は君に任せるよ」と部下に担当を割り振っても、同じチームであり自分が上司なら自分の責任が皆無という状況はありえません。

もし部下がミスをしたら、上司にも責任があるのです。

チームとしてプロジェクトに当たっていて、かつそれぞれの役割がしっかりわかれて分担されており、自分の役割についてメンバーがきちんと理解している場合は、責任の押し付けあいというのは比較的起きにくいトラブルです。

自分の責任範囲がわかっているのですから、押し付け合うまでもなく誰の責任かというのははっきりしています。

問題が起きた場合でも自分の担当範疇で自分の判断できることなら、自主的に対策を練ってすばやくトラブルをケアすることができます。

責任の押し付け合いが横行している職場だと、普段から責任を逃れようとして責任を問われない仕事しかしなくなり、発展的なことが何も行われず衰退していってしまいます。

リスクを最小限にすることばかりに目がいって、最大限のパフォーマンスをするということがないがしろにされてしまうのです。

これはリスク管理ではなくて、単なる責任転嫁に過ぎません。

この辺りは、「失敗を許さない」という近代日本の教育の結果起きている問題で、許されない失敗をしてしまわないようにできるだけ仕事をしない。

そうすれば責任を問われないという負のスパイラルができあがってしまいます。

「責任」の使い方・例文

責任には「自分がしなければならない任務」という意味があります。

例えば「責任を持ってやり遂げる」という例文があります。

この場合「自分がしなければならない任務をやり遂げる」という意味になります。

また「事故の責任をとる。」という例文は、「自分の起こした事故の損失の責めを負う。」という意味として捉えることができるでしょう。

「責任」の類語

責任の類語には「義務」「大任」「使命」「つとめ」「責務」「当為」「職責」「本分」「役目」などがあります。

「責任」の対義語

責任の対義語には「自由」が挙げられます。

自由には「他から制限や束縛を受けず、自分の意のままに振る舞うことができること。」という意味があります。

また、責任の反対語には「無責任」があり、無責任には「責任がないこと。」という意味があります。

「責任」の関連語

責任には様々な関連語があります。

責任転嫁=「本来自分が負うべき責任や罪科を、他人の負うべき責任であるとしてなすりつけること。」

責任感=「自分の仕事や行為についての責任を果たそうとする気持ち。」

責任者=「ある事柄について、その責任を負うべき人。」

この3つは日常生活の中でもよく使われる言葉です。

「責任」の英語表現は?

責任は英語で「responsibility(レスポンシビリティ)」「liability(リアビリティ)」と言ったりします。

レスポンスというのは、なにかに対して返事をする、応答をするといった意味になります。

レスポンシビリティという言葉も、もともとはそこからきています。

responsibility(レスポンシビリティ)のように「-ity」が語尾につく形は、何かに対して答えること、答えることができる状態などを意味するのです。