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責任とはどういう意味?仕事での責任の定義や意味、使い方・例文・類語・対義語・関連語・英語表現を解説

社会人になって仕事をするようになると、責任という言葉が重くのしかかってくることがあるかもしれません。

そもそも責任とは一体何なのでしょうか。

今回は「責任」とはどういう意味なのか、仕事での責任の意味や定義、また使い方や例文、類語、対義語、関連語、英語表現などについて解説していきます。

この記事の目次

「責任」の意味とは?

責任には「①立場上当然負わなければならない任務や義務。」「②自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。」「③法律上の不利益または制裁を負わされること。特に、違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担。」という3つの意味があります。

立場上当然負わなければならない任務や義務

この言葉だけ見ていると、責任を押し付けられるようなネガティブなイメージが浮かびがちかもしれません。

現代の日本企業だと、ポストにつかせて給料はあがらないのに仕事は増えて責任ばかり重くなるだけ。

なのに、それをやりがいと呼ぶブラック企業のやりがいの搾取が横行しているせいかもしれません。

自分で進んでやったことではないのに押し付けられるばかりでは、ネガティブなイメージになってしまうのも当然です。

ビジネスや政治の世界では、「責任を持って売上目標を達成する」「秘書のしたことは上司の責任だ」のように、もはや「責任」イコール「罰」かのような使い方をすることもあります。

ただ、本来の意味は「自分の自由な意思で選び取ったことについて当然責任がついて回る」というだけの意味です。

権利と義務の関係に似ているかもしれません。

自分のした事の結果について責めを負うこと

たとえば散歩に行きたいという自分の意思で外に散歩をしにでかけたのだから、それで疲れてしまった、靴ずれをしてしまった、というのは仕方のないことです。

これが責任ということです。

自分で決めて自分でしたことなのだから、他の誰かのせいにすることはできません。

自分のした事で生じた結果については、自分自身で責任を取る必要があるということです。

特に、失敗や損失による責めを負うこと

散歩をして楽しかった、珍しい小鳥を見た、というような、良い結果を出したときに、責任を取るという話はなかなかでてきませんね。

責任という言葉がでてくるときは、たいていなにか失敗をしたり、損失を出したりといったマイナスな事象がおきたときに出てきます。

だからこそネガティブなイメージがつきまとうという部分もあるでしょう。

とは言え、これから起きることを予想して決断し、その結果が必ずしも予想通りにいくかというと、決してそうではありません。

うまくいかないことの方が多いかも知れないくらいです。

うまくいかなかった場合に更にリカバリーする案を考えて実行するというのも、「責任を果たす」という流れの一環です。

人から責められる、責任を取って辞職するという面ばかりがクローズアップされがちですが、責任を取るということは与えられた任務を完遂するということです。

失敗してしまったからそのままにするのではなく、善後策を練ったりなにか対応策を考えたりといった形で事態を収束させて丸く収めるということです。

法律上の不利益または制裁を負わされること

法律上で責任というと、主なものは民事責任と刑事責任になるでしょう。

刑事責任とは、犯罪などをおかした場合、それを償うために刑罰を受けなければならない法律上の責任のことを言います。

民事責任とは、民事の上で他人の権利や利益を違法に侵害してしまった加害者が、被害者に対して損害を賠償する責任のことを言います。

特に、違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担

たとえば交通事故を起こしてしまった場合に、加害者は責任を問われますが、刑事責任というのは刑法に照らし合わせて裁かれることになります。

簡単にいうと、悪いことをしたので警察に捕まって罰を受けるということです。

罰にもいろいろあります。

罰金刑なら罰金を支払うことで責任を果たしたことになりますし、禁固刑だと法律上定められた一定期間を身柄を拘束されなければなりません。

犯した罪の重さによって、与えられる罰の重さも変わってきます。

交通事故をおこして相手を怪我させた場合と死なせてしまった場合であれば、当然後者の方が罪が重くなります。

また、理由も重要なポイントとなります。