現実から逃げてばかりいると、現実離れした人間になってしまいます。
人と協調することもできず、責任感もない無気力な人間が出来上がってしまうのです。
理想が高い
理想を掲げて、その理想の実現にむけて日々頑張るということは大切なことですが、理想が高すぎて、その理想に押しつぶされてしまう人もたくさんいます。
理想が高いということは、それだけ自分に厳しくないといけません。
気持ちが張りつめている時はいいのですが、次第に理想と現実とのギャップに苦しむこととなり、ある日その張りつめていた糸が切れたら、一気に無気力な人間へと変わってしまう可能性があります。
人の意見に左右されすぎる
気にしても何の得にもならないことは分かっていても、人は他人の意見というものが気になるものです。
特に日本人というのは横にならえ精神が強いものですから、人の意見に左右されることが多いように思われます。
自分の基準を持つことなく、人の意見に左右されふらふらしているから、自発的な意見であったり行動をとることができなくなってしまいます。
その結果として責任感のない人の意見に沿って行動するだけの無気力人間になってしまうのです。
急激な環境の変化
環境の変化というものは人間に様々な影響を及ぼします。
勤めている会社の人間関係が思わしくなく、仕事にも張りがないということで転職すると、雰囲気がガラリと変わっていい方向に動き出すこともたくさんあります。
しかし、あまりにも多くのことが急激に変わってしまうと何もしない人間になってしまうこともあります。
人間には環境に適応する能力が備わっていますが、その適応力もあるレベルを越えてしまうと容量オーバーとなってしまいます。
せっかく環境を変えて心機一転しようとしたことが、逆にストレスだらけになってしまい、やる気がなくなってしまったというケースもあるのです。
無気力症候群にならないために
無気力症候群にならないための予防策として、どういったことをすればよいのでしょうか?なってしまってからでは改善するのは難しくなるので、そうなる前に防ぐ対策をとりたいものです。
睡眠はしっかりととる
まず基本はしっかりと睡眠をとるということです。
睡眠は全ての基本です。
どんなに身体にいいことをしていても睡眠がちゃんととれていないと台無しになります。
ショートスリーパーと言って、毎日少しの睡眠でもやっていけるという人もいるでしょうが、基本的には6,7時間くらいの睡眠時間というのは確保したいものです。
元気な人でも睡眠不足だと集中力が低下し、気力がなくなってくるものです。
そんな習慣が続くと、いつも無気力な人間になってしまうのは当然のことではないかと思います。
朝日を浴びる
現代人は太陽の恵みというものを軽視しがちです。
紫外線は身体に悪いから日を浴びることをさけたり、近年の温暖化で外へ出ない人も増えていますが、人間にとって太陽の日を浴びることは大切なことなのです。
なぜかというと、太陽を浴びることでセロトニンという物質を生成することができます。
このセロトニンは人間の自律神経を整えることに役立ちます。
朝起きたら、カーテンをあけて朝日をいっぱい浴びることでセロトニンを分泌し、その日一日のスタートを心が整った状態で始められるということなのです。
適度な運動をする
適度な運動をするということは精神衛生法にも非常にいいことが知られています。
運動をする習慣がないという人は、散歩くらいから始めるのがよいでしょう。
街へ繰り出して散歩しながらウインドウショッピングをするのもいいでしょう。
日中、何か仕事のことで悩んでいたとしても、散歩をすることで頭がスッキリして悩みが解決することもあるのです。
偉大な発明や、優れた作曲家の作品は散歩をしている時にひらめいたというケースが非常に多いということはよく知られています。
適度に身体をうごかすことが身体の健康だけではなく、心にも良い影響を与えることは間違いありません。
まとめ
無気力症候群というと、よい印象を抱く人はいないと思います。