たまにこういう敬語を使う人はいるのですが、相手に対して敬意を払わなければと思っているかもしれませんが、通常の文章として使用するのは少しおかしい事だと思って下さい。
実は「頂きたく存じます」も2つの謙譲語が使われているのです。
頂く、存じますが謙譲語になります。
1つの言葉で謙譲語を使っているのはアウトですが、それぞれの言葉で区切られているので文法としては何の問題もありません。
正直な話文法って学生時代にやっただけですし、理解している人の方がすくないでしょうね。
️「頂きたく存じます」の使い方
頂きたく存じますの使い方をざっくり説明すると、目上の人に使用できるビジネス用語であり、相手に依頼やなにかしてもらいたい時のみに使用する言葉となります。
使用頻度はそこまで高くはない上、相手に頼み事をする形になるので滅多な事ではいわないですね。
一応ひらがなでも漢字でも使用は出来るのですが、意味合いは大きく変化してくるのでご注意下さいませ。
どんな敬語でもそうですが、漢字や使い方を間違えてしまえば自分が意図しているものとは全く違うものになってしまうので、言葉をちゃんと理解している人からすれば微妙だと思われてしまうでしょう。
実は他の敬語と異なり、「頂きたく存じます」は、我々日本人でも難しい敬語だと言われています。
謙譲語+丁寧語をミックスさせているので、使い方があっているのかわからないという人も少なくなく自信がないそうです。
近年海外の人も日本で生活する事が多く日本語を学ぶそうですが、日本語が理解し難いという現状もあります。
是非日本人として、ちゃんとした敬語を使用できるようにしておきましょう。
目上の人に使える言葉
目上の人に使える言葉の1つとなります。
ビジネスシーンでは敬語を使うのが当たり前とはなっていますが、正しい敬語を使えていなかったりビジネス用語を理解していない人間もとても多いのです。
プライベート以上に問われるのが感情ですね。
怒ったり泣いたりという負の感情は出してはいけませんが、相手に良い感情や謝罪などの気持ちは伝わるようにしなければいけません。
それには単純に言葉だけを知っていても、意味を理解していないと意味はないですからね。
「頂きたく存じます」は言葉でもメールの文章としても使えますが、謙虚さを演出するように持っていく形となります。
基本的に「頂きたく存じます」は相手にへりくだるような言葉なので、それを嫌がる人は中にはいるものです。
へりくだるという言い方を好む人は少ないのですが、元々の意味は他者を敬いつつ自分は謙虚な視線を取るという意味ですね。
目上の人に対してペコペコしろと言っている訳ではなく、謙虚な姿勢であれという意味になります。
謙虚な姿勢を見せる人間であれば、上司からは信頼できる人物だと思われるでしょう。
連絡をしてほしいとき
ビジネスシーンにおいて、相手の連絡が必要な事がたくさんあります。
基本的には相手からではなく自分から行うのが当然ではあるのですが、相手から連絡をしてもらわないといけない事もあるのです。
アポイントの連絡、折返し連絡が欲しい時や、何か不都合があった場合などは必要ですね。
最初の内は相手から連絡してくれるであろうと考えている人も少なくはありませんが、相手が自分の言う通りに動くとは限りません。
思い込みをなくすという意味でもあり、相手から連絡してもらうように言うのは、連絡ミスを防げる事も出来ます。
また相手先に連絡した際、いつも会社にいるとは限りません。
外回りや休日などで出社していない場合もありえます。
担当者がいない場合は、他の人に伝言を頼まなければいけませんからね。
そういう時は「担当者様がお帰りになられましたら、ご連絡を頂きたく存じます」という風に言うのがスマートでしょう。
ただしここでよくあるのが、万が一相手が伝言忘れの場合もあるので自分でも忘れないようにして下さい。
それなら自分でまた電話をかける方が良いのではと思うかも知れませんが、急ぎなどの場合であれば相手先に連絡をして欲しいと伝えるとスムーズに行きます。
そんなに何回も相手先に連絡をする事は出来ません。
何回も相手先から電話が来ていたら、正直迷惑どころの話では住まなくなってしまいます。
私自身電話応対をする事が多かったので、このような連絡がほしいという言伝は普通に言っていましたね。