何に関しても美化したり誇張したりと事実とはかけ離れた表現が好きなのです。
初めて会った男に対しても、「彼は政治家に向いている。総選挙の時には立候補すべきだ。政党はどこでもいいだろう」などといいかげんなことを言うのです。
根拠も何もないのです。
2.言動に一貫性がない
「地球は寒冷化に向かっている。
あと20年もすれば東京も北海道並に冷えるよ」などと寒冷化を説いていた学者が、40℃超えをする気温に、「こんなに暑い日が続くのは、温暖化が原因だ」と寒冷化から温暖化に変更した。
周りの人が、考え方をかえたのですか?と尋ねると、「君子は豹変するんだ」と不思議な答えを出すのです。
言動に一貫性がない人は、荒唐無稽な人の典型です。
3.大雑把
荒唐無稽な人は、何事も大雑把です。
ある場所にレストランをオープンする計画を立案した人が、オーナーから計画について尋ねられました。
「この場所なら、一日に何人ぐらい集客できるか?」すると「さあ、200~300人位だと思われます」、「それで利益は確保できるのか?」「はい。
できなければ単価を上げましょう」「それでお客さんが離れたらどうする?」「では、別の商売を始めましょう」などと大雑把なのです。
4.思い付きで行動する
荒唐無稽な人は、切り替えも速いようです。
ひらめきが得意で、都合が悪くなると、すぐに思いつきで行動するようです。
5.信憑性に欠ける発言が多い
根拠がないことが多いので、当然信憑性にかける発言が多いのです。
ひらめきが得意で、次々に滅茶苦茶な展開になることも多いのです。
正しい意味を知って正しく使おう(まとめ)
人間は、誰もが自分を誇張して見栄を張る時があります。
どうだ、こんなにすごいんだと思わせたいのです。
そして、その差を埋めようと頑張るのですが、その努力をして実力をつけないで口だけでカバーしようとすることがあります。
その方が楽であるしみんなが注目してくれるからです。
ところが、話が大きくなればなるほど現実との差が開いてしまいます。
できもしないことも、簡単にできると持論を展開したリ、空想の話を持ちかけたりと妄想が膨らんでいきます。
すると、誰の目にも絵空事だと分かるようにもなって、でたらめを言っていると烙印を押されてしまいます。
簡単な表現では、滑稽で滅茶苦茶な話だと思われるのです。
そんな無茶な話を持ちかけられた時には、「それは無茶ですわ」と関西弁で断るよりも、「それは荒唐無稽な話です」と返すことのほうが真摯に答えているようにも思われるのです。
文書で表現する時には、「荒唐無稽」という言葉を知っているだけで、相手から一目置かれることになるようです。
「そんなバカなことを言うな」と言うよりも、「そのような荒唐無稽の話には応じられません」と断るのが大人の対応とも言えるのです。
荒唐無稽な出来事は周りには多く見られます。
この言葉を使う機会も多いはずです。