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「ビジョナリー」とはどういう意味?...(続き6)

どんな人からも学ぼうとする

人脈が広いことの理由のひとつに、どんな人との出会いも大切にするという点があります。

相手を見て、自分のビジネスにメリットがなさそうな人は冷たくあしらう、というようなことを、ビジョナリーな人はしません。

なにかを学びたいというとき、自分の理想の人や有名な成功者を目標にして、その人に近付こうとする人もいるでしょう。

それ自体は間違いではないのですが、学ぶことはそこらじゅうにあります。

有名ではなくてもその道のプロで素晴らしい成功を収めている人もいますし、反対に良くないところのある人からでも、反面教師として学べることはあります。

自分の価値観や固定観念にしばられずに、誰からも学ぼうとすることで、学びの機会も多くなります。

学ぼうとしなければ、学びの機会というのはほとんど訪れないこともあります。

しかしアンテナを立てていれば、無数にチャンスは訪れるものなのです。

学びの機会が多ければ成長できる機会も増えるということになります。

出会いを大切にする

すべてが学びの機会であり、出会いはとても大切なものです。

人との出会いは自分を成長させ、たくさんのチャンスを運んできてくれます。

日本では、『ご縁』という言葉があります。

「袖すり合うも他生の縁」などいう言葉もあり、どんな出会いもなにかしらのご縁があり、なにかしらの意味があってのこと、という考え方が浸透しています。

忙しいと人と出会う機会が少なくなったり、出会ったときも挨拶だけで済ませてしまったりということもあります。

その場ではそれで仕方ないとしても、あとからご挨拶状を送るなどのケアをして、つながりを大切にしていくことが大切になってきます。

自分のことだけでなく周囲の人の幸せも考えている

ひとりよがりではいけません。

ワンマンな人間は権力でパワー・ハラスメントで人を従わせようとしますし、一見それで人がついてきているように見えるかもしれません。

しかしそれは表面上のもの。

単なる見せかけでしかありません。

社長がワンマンで独裁的に振る舞っているとき、周りは仕方なくそれに従っていますが、ひとたび堪忍袋の緒が切れたとき、たくさんの社員が次から次へと退職してしまい、会社が崩壊しかけるということもあります。

反対に、人の幸せも考えている人が上に立っている会社は、信頼関係で結ばれています。

信頼関係があれば、苦しいときこそお互いに助け合おうとします。

見せかけだけの関係ではないので、言われるから仕方なくではなくて個人が本当に良いと思ったことを全力でトライし実現していくので、その会社は成功していきまう。

社員のことだけではなく、お客様や取引先なども含めた周囲のことを考えて、社会貢献という形で周りを幸せにしていくことでしょう。

そんな社長なら、自然と周りもついてくるはずです。