まずは大人も子供もしっかりお金に関して学ぶことがいいのではないでしょうか?しかし、お金のことを学ばれると国が困ってしまうのです。
実は日本ってそんな変な国なのです。
由来
それではお金と日本の説明はこの辺りにして、銭ゲバの由来をご紹介します。
まずこの言葉どうしてこうなったのかと言いますと、金ゲバにならなかったのはおそらく、お金と表現するとほとんどの人が使っている表現なので、下手したら一般の人にも該当するかもしれない!
そんな心配があったせいか、下々の人が使用していた言葉で「銭」、もしくは昔の言葉で今ではなじみがないから「銭」という言葉を使用し始めたのかもしれません。
また、ゲバですが、これはドイツ語のゲバルトから来ています。
ゲバルトとは、日本語に訳すと「学生運動」です。
日本では学生運動は1960年代から1970年代まで盛んにおこなわれました。
この時の学生が自分の命など関係なく、国に抵抗し、突っ込んでいく姿から命知らずと思われたのかもしれませんが、当時の政治家やあの暴力団でさえも恐れたと言われたほどです。
学生運動を知っている政治家は「最近の学生はおとなしくて助かる」と口にするほどです。
つまり、銭=金。
学生運動=命をかけて目標を達成する。
この言葉と意味を組み合わせて、銭ゲバという言葉が生まれたと言われています。
お金のためなら何でもする。
それが命をかけて安保法案などに反対した学生の姿に似ていたことから、銭ゲバ誕生したのかもしれません。
おそらくドイツ語にしたのは、言葉を濁すためだったのではないでしょうか。
そう考えると、銭ゲバという言葉もかなり奥が深い言葉になっていますね。
もしかしたら悪いイメージだけを持っているわけではなさそうです。
銭とドイツ語「Gewait」ゲバルトを合わせた造語でゲバ
前文でも説明していますが、銭ゲバはお金を意味する銭と学生運動を意味するドイツ語の「Gewait」ゲバルトを組み合わせた造語です。
古くから日本人は直球で言葉で意味を表す言葉を作らずに来ていました。
恥の文化があるせいかそうなっています。
そのせいか、お金としてはなじみの薄い銭という言葉と、命知らずなどと同じような感じに見られていた学生運動から他国言葉を使用して作った造語です。
最近ではLINEの既読スルーなども似たような造語と言えるでしょう。
言葉の国なので、これからもこのような造語が作られていく可能性が大いにあります。
意味
銭ゲバの意味は先にも説明しましたが、「お金のためならなんでもする」という意味です。
お金のために体を売ったり、時間を売ったりするなど、そのような感じに見るとなんだかマイナスなイメージになってしまいますが、アルバイトを経験されたことがある方々!ちょっと思い出してください。
あなたの時給はいくらでした?1000円だった方もいれば、900円だった方もいらっしゃいますよね。
これ、裏を返すとあなたの1時間をその値段でアルバイト先に打っていたということになりますよ。
つまり、アルバイト先が決めていたことであっても、それがあなたの時間の価値として見られていた可能性が高いのです。
また、アルバイトをされる方のほとんどの目的がお金だと思います。
そのため、稼ぎにならないようなことはしたくない。
できれば勤務時間の間は何も起きないでほしいと思っている方が多いと思います。
なぜなら、売り上げなどに関わらず、その時間勤務すれば、お金を稼げるからです。
最近ではこのアルバイトの感覚で経営をされている方が多くいらっしゃるのです。
例えば、飲食店などは一人でも多く、お客様が来ていただければ嬉しいのに、閉店間際には人が来てほしくないと思っている経営者が結構いらっしゃいます。
要はバイト感覚で働いているのです。
本当の経営者は、閉店時間などに限らずお客様がいっぱい来てほしいと思っているのです。