それくらい初対面のビジネスの場での挨拶というのは神経を使いまくるものなのです。
そして初対面の場であるならば、午前中であれば「おはようございます」」から始めた方がより丁寧感を相手に与えられるでしょう。
「こんにちは」はやはり「カジュアル」な垢ぬけ感じを与えますので相手と場所によって使い分けた方が無難かもしれません。
ただ、プレゼンの場のように周囲の雰囲気が硬く緊張感が漂いまくっているよな場なら、緊張を研ぎほぐす目的で「こんにちは」から始めた方が歓迎されるでしょう。
こんにちは、先日はありがとうございました
「こんにちは」の使用例の2つ目は「こんにちは、先日はありがとうございました。」です。
この使い方も、ある程度親しくなった間柄で用いるからこそ、より親近感が増すものと思われます。
しかしながら、こちらの方から積極的に声掛けを行っていきたいのなら、どんどん「こんにちは」から入ってゆけばいいでしょう。
そして「先日はありがとうございました。」と付け加える事によって前回のお付き合いへの感謝の気持ちを述べているわけです。
ビジネスにおいては、顧客との信頼関係を築くのが担当者にとって最大のミッションの一つ。
いきなり「こんにちは」から始まって、要件を言ってしまうというのは信頼関係も人付き合いもへったくれもない感じがして、言われた方の人は辟易としてその人を避けたくなってしまうかも分かりません。
だからこそ、挨拶の後に素早く先日のお礼と感謝の意思を言っておくのです。
ビジネスは何事も先手必勝。
この姿勢が顧客との有効な関係を作ってゆくのですよ。
こんにちは、いつもお世話になっております
「こんにちは」の使用例の3つ目は「こんにちは、いつもお世話になっております」です。
これはビジネスにおける定番中の定番の挨拶の形態ですね。
「こんにちは」のあとにつける「お世話になっております」がいかに仕事中において使われることか。
恐らく会社の仕事を引退するまでに数えられないくらい発言していると思いますよ。
「お世話になっております」は実に便利な挨拶言葉です。
この一言があるだけで信頼関係というものがそのまま体現されているわけですからね。
だからこの言葉は担当者レベルだけではなく社長や重役クラスの人達でも顧客の前に行ったならば必ずや使われるのです。
だから、あなたが会社の担当者の立場であるならば、相手との付き合いの深い浅いは関係なく「お世話になっております」を言いましょう。
これによってその後の話の展開は驚くほどスムーズに回っていきますからね。
「おはようございます」のメールでの使い方
それでは次に参りましょう。
今度は「おはようございます」のメールでの使い方です。
社内であれ社外であれ、メール連絡は今やビジネスシーンにおける必須アイテム。
人昔前のように電話で連絡を取り合っていた時代に比べたら遥かに労力も時間も節約できる時代になったものです。
しかし、だからといってメールで何でもできるわけでもありませんし、そこにも犯してはいけない最低限のルールというものが存在します。
では、ビジネスシーンにおけるメールを使った「おはようございます」についてみていく事に致しましょう。
1.注意点
まずは「おはようございます」を使う際の注意点からです。
と言いますか、注意するべきことを守ることが挨拶に使う言葉の宿命。
以下の3点を「おはようございます」の注意3箇条として頭に刷り込んでおきましょう。
朝に読むとわかっている場合
まずは「おはようございます」メールを朝、読むと初めから分かっている場合です。
これは比較的、苦労はいらないでしょう。
朝一に送っておいたメールを相手の人が確実に読んでくれると分かっているのですから何も考える必要はありません。
ただ、誤字・脱字などがないように気をつけてメールを送るだけです。