実際にビジネスの話になったときも相手に引けを取らない対等な話ができますし、お互いにそのような状態であればより画期的な素晴らしいアイディアを出すことができるはずです。
一度の異業種交流会の参加で積極的に話しかけられるようにはなれないかもしれませんし、積極的に話しかけたところで良い人と出会えるとは限りません。
良い人と出会えても、その人と今すぐビジネスにつながるような話にまで発展しないということもありえるでしょう。
気に入った主催が開く異業種交流会や、テーマのある異業種交流会を見つけたら、一回だけ顔を出してみるのではなくて何度も足を運ぶというのも一つの手です。
交流会に参加している人が、実は別の交流会の主催者ということもよくあるので、そうしたつながりから他の会も含めていろいろな異業種交流会に参加してみるのです。
主催者からのお誘いならもちろん行くべきですし、何度か顔を合わせる参加者というのも出てくるはず。
見知った顔ならそれだけでお互い心強いですし、仲も深まるでしょう。
「先日〇〇の異業種交流会でお会いしましたよね」というのが会話のきっかけになり、前よりもスムーズに会話をすることができるはずです。
複数で参加するのか自分一人で参加するのかにもよりますが、一人で参加するのであれば自分の意思で自由に動けるのが大きなメリットなので、フットワークを軽くして積極的に動いてみましょう。
複数同士で会話をするよりも一人の方が相手と仲良くなりやすいです。
特に同じように一人で参加している人同士では、お互いにたった一人の参加者であるという仲間意識があるので、仲良くなりやすいという利点があります。
異業種交流会によっては、事前に主催者に対して、「自分は一人で参加するので、同じ一人で参加する人を紹介してほしい」「一人で参加するのでこういった業種の人と近い席にしてほしい」などとお願いするというのも一つの手です。
場合によっては協力してくれることもあるでしょう。
名刺交換だけで終わってはいけない
せっかく異業種交流会に出ているわけですから、普段の営業や打ち合わせのときのように名刺交換をするのはもちろんのこと、それだけで終わってしまわないようにしましょう。
名刺を交換することだけが目的なら、むしろ時間がもったいないです。
異業種交流会に参加するのは名刺を交換するのはただ単にきっかけにすぎません。
名刺を交換したその後が重要なのです。
名刺を交換した後のフリートークで自分にメリットがある人なのかどうかを見極め、かつ、自分と付き合うとどのようなメリットがあるのかを相手に理解してもらえるようにじっくりと説明します。
そうすることによってお互いに興味を持ち、次の段階につなげていくのです。
後日コンタクトを取ってみよう
異業種交流会が終わった後、必ず何らかの方法でコンタクトを取ってみましょう。
他の異業種交流会で出会うこともありますし、異業種交流会の中心人物と親しくなるというのもとても重要なことです。
異業種交流会の主催者や中心人物たちは、他の人達以上に人脈が広いです。
主催者や中心人物の人達と仲良くなるだけで、一気に人脈が広がっていくことでしょう。
主催者や中心人物から、「あなたが興味のありそうな人がいるよ」という感じで、ぴったりの人を紹介してもらえることもあります。
単純な参加者と違い、仲が良くなればなるほど、あなたに対しての信頼感も出てきます。
ただの知り合いよりも、信頼できる人に対しての方が、より良い情報やより良い人を紹介しようという気持ちになるのが人間というものです。
あなたのやっているビジネスの内容や人柄を十分理解した上での紹介ですから、良いお話に発展する可能性が非常に高いです。
もらった名刺の連絡先に電話をかけたりメールをしたりするのはもちろん、FacebookやTwitterなど、相手がアカウントを公開しているSNSがあれば、友達申請をして、相手が公開している記事をチェックするようにしましょう。
異業種交流会は、一回参加しただけで終了というものではありません。
繰り返して参加をし、そこで出会った人とコンタクトを取り続けるということが大事です。
ギブアンドテイクの精神で
異業種交流会では、単純にその場で自分の営業をするというのが目的ではありません。
参加者の中には勘違いをしていて、名刺交換をした人みんなに自分のメールマガジンを送付したり、ネットワークビジネスや宗教系統の勧誘をしたりという人もいます。
このような行為は嫌われる元になりかねません。
異業種交流会で名刺を交換しただけの人に、いきなりメールマガジンを送られたり、ビジネスの勧誘をされたりしても、スパムメールと変わらないのが受けての印象です。
せっかく顔合わせていたのですから信頼関係を得てから次の段階に進むのがベストです。
自分の営業を押し付けるばかりの行為を繰り返している場合は、最悪の場合は主催者から出入り禁止にされるというケースもありえます。
自分がこのような一方的な営業行為をしないようにするということはもちろんのこと、もしも自分が一方的な営業行為を受けてしまい、不愉快な思いをした時には、その場で相手に断ったり、その相手の会話の輪から離れたりということが大事です。