毅然とした態度でNOと言いましょう。
もちろんその場で言いづらいという時にはそっとその場を離れてください。
ひどい場合には主催者に報告して対処を求めるのも良いでしょう。
異業種交流会の後に別の場所で会ってそんな目に遭うことも考えて、異業種交流会の後で出会う場所についても考慮することが必要です。
密室のような逃げ場所のないところで会うのではなくて、カフェやレストランなどのオープンスペースで初めは会うようにすると良いでしょう。
信頼関係ができてからお互いのオフィスなどある程度のクローズなスペースで出会うようにするのが良いでしょう。
特に複数のメンバーではなくたった一人で参加している場合は、変な人に絡まれた時に逃げにくいというデメリットがあります。
そもそも一人でいるだけで、マルチビジネスなどの勧誘をしようと思っている人は近づきやすい、誘いやすいと感じることが多いようなので、この点は要注意です。
マルチビジネスや宗教などの勧誘以外にも、特に女性一人の参加者に対して恋愛目的で擦り寄ってくる人というのも残念ながらいるようです。
世間話としての会話なら良いのですが、道を越えたプライベートへの質問などはうまくかわして、怪しいと思ったらその人からは距離をとることも念頭においてください。
異業種交流会では禁止事項として、ネットワークビジネスやマルチビジネスなどの勧誘や宣伝を行うこと、政治や宗教、思想団体への勧誘行為、単純な個人情報の収集を目的とする行為などを定めているケースが多いです。
またその他でも、禁止事項をきちんと確認して、自分がそれらに抵触しないように気をつけることも大切ですね。
教えてもらうだけでなく教えてあげよう
自分が得るだけでなく、相手に与えてあげられるのがベストです。
そのためには、ある程度今自分がやっている仕事が成功していたり、ウリになるスキルを取得したりしてから異業種交流会に参加するというのが良いかもしれませんね。
シビアな異業種交流会だと、実績がなにもない人はスルーされることもあるようです。
実績がない=受け身できているということになり、相手には実績がない人と組むメリットがないという状態であれば、仕方ないでしょう。
実績がない人といきなり組んでビジネスをしようと思う人はあまりいないでしょうね。
自分にはないスキルを持つ誰かと組むことで、相乗効果が上がります。
どちらかが一方的に相手のスキルを利用するようでは単なる搾取となり、良いコラボレーションは見込めません。
無表情はNG
人前で話すことに慣れていない人は、自己PRの時間がある異業種交流会の場合でも、自分が話す番になると下を向いてしまったり、言葉に詰まってしまったり、声が小さすぎて周りによく聞こえなかったりというケースがあります。
緊張して早口になってしまい言いたいことがみんなに伝わらなかったり、声のトーンが暗いと思われたりすることもあります。
中でも一番問題なのが無表情であるということ。
ある程度緊張してしまうのは、慣れていなければ当たり前の事なので仕方ないですが、せっかく異業種交流会に参加して自分をアピールする時間を与えられたのですから、少しでも参加者の興味を引き、自分のビジネスや自分の目的について皆に理解してもらうことが必要です。
話し慣れていない場合は流れるように話すというのはとても難しいことです。
たとえ詰まってしまっても良いので、顔を上げてハキハキと話すようにしましょう。
営業マンや接客業の人にとっては当たり前のことかもしれませんが、常に口角を上げて、笑顔で話すようにすると好印象を得られやすいです。
にこやかに振る舞えば人が寄って来る
自分に悪気があろうとなかろうと、無表情だったり、むっつりした表情の人だと、周りの人はなかなか近寄りづらいと感じてしまうはずです。
それに対して、いつもニコニコしている人には何となく良い印象を抱くのが人間というもの。
楽しくもないのに笑えるはずがないと感じる人もいるかもしれませんし、媚びているようで嫌いだという意見も耳にすることがあります。
しかしながら、無理に笑うというのではないにしろ、口角を上げて微笑みを浮かべながら話した方が相手に良い印象を与えますし、何かあなたに聞きたいと思うことがある人でも、質問をしやすくなります。
朗らかな人の周りには人が集まりますし、お互いに話しやすくなるので本音で話して仲良くなりやすくなります。
仲が良くなって信頼感をお互いに得られれば、より一層今後のお付き合いが良いものになりますし、ビジネスのお話も良い方に発展する可能性が高くなるものです。
常にニコニコ笑っていなくても、誰かと話す時や、相槌を打つ時だけでもニコッと微笑むように心がけてみてください。
誰にでも平等な態度で接しよう
相手が誰でも同じような態度で接するというのも大切なポイントです。
これは異業種交流会に限ったお話ではなく、人によって態度を変えるというのは大抵の人から嫌われる行為なので気をつけましょう。
異業種交流会に参加して、貪欲にこの企業とこの企業の人と名刺交換をして何とか今後につなげたいと考えるのは良いことですが、目的の企業の人以外には冷たい態度を取ったり、名刺を交換しなかったり、せっかく頂いた名刺をぞんざいに扱ったりというような態度を取っていれば、そんな態度を取った相手からはもちろんのこと、それを見ていた周りの人からも嫌われてしまうかもしれません。