内情を知っている人からすれば付き合いきれません。
しかし、初見の人なら「かわいそうに…」と構ってくれるのでそれを狙っています。
「かわいそう」という言葉を言われたがる
悲劇を乗り越えてきた人間であれば「かわいそう」と言われるのは嫌がる傾向にあります。
なぜなら、既に自力で乗り越えられ、なんならそれを糧として幸せになっているのに、他人に上から目線で「かわいそう」なんて言われるのは違和感があるからです。
しかし、悲劇のヒロイン“ぶる”女は悲劇を味わったことがないので、他人から見て「かわいそう」に見える自分に特別感を覚えて満足します。
同情の声や心配の声が嬉しい
「同情されている=構ってもらえている」という認識があります。
わざと不幸な状況にあることを示しておいて、それでも楽しく笑える自分を演出したがり、健気な様を褒めてもらえるとなおさら喜ぶのが特徴です。
2.不幸自慢が多い
不幸自慢が多いのは一概にその人だけのせいとは言い切れないところがあります。
世の中には他人の不幸を見聞きすることでしか喜びを見いだせない、それこそ「かわいそう」な人間がいるからです。
思春期など、まだ精神的に未熟な頃にこれらの人間に好かれたいと思ってしまうと、不幸話を手土産に摺り寄る以外のコミュニケーション手段を獲得できなくなります。
所属する場が変わってもなお、不幸話を好む人間ばかりとツルむことになり、大人になっても打破できません。
また、不幸自慢というのは取っ掛かりの話題としては機能する側面もあるため、いいかげんで相手がそのネタに飽きていても続けてしまいます。
不幸な話しを聞いてもらえるのが嬉しい
むしろ、それ以外の話題を持っていないと言った方がいいかもしれません。
世の中の人たちは自然に会話をしているようで、実はかなり高度なことをやってのけています。
共通の話題なんて、冷静に考えれば他人との間にまず存在しませんし、楽しく会話ができるのは、ある意味奇跡的な事なのです。
今日1日の会話を思い出してみてください。
仕事絡み以外の会話で何か覚えていることはあるでしょうか。
そして、その会話の内容を1週間後も覚えている自信があるでしょうか。
せいぜい1個あれば良い方でしょう。
それだけ、他人の興味を惹くことができる話題というのは限られています。
タイミングを間違えばノーリアクションを食らうようなものばかりです。
その点、不幸話は「かわいそうに…」というリアクションを貰える確率が高いので安全牌といえます。
3.「辛い」が口癖
「辛い…」とさも意味ありげに呟きますが「どうしたの?」と聞いても「生きるのが辛い」「なんか辛い」という漠然とした返答をしてきます。
具体的なエピソードはないので話せないだけです。
しかし、この言葉を呟き続けている内に自らを洗脳してしまうこともあって、理由はわからないけど気分が落ち込んでいる、なんだかとっても不幸な気持ちになるという悪循環に陥ることもあります。
どんな出来事も勝手に辛いものにする
この能力は目を見張るものがあります。
実にくだらない辛さの事例をご紹介しましょう。
・ゲームのステージがクリアできない、辛い
・テストが明日なのに眠くて辛い
・見たいドラマがあるのに仕事が終わらなかったから残業だ、辛い
・寝坊した、辛い
・雨だから辛い
「辛い」の意味をわかってないんだと思うんですよね。
辛いというのは、「耐えがたいほどの苦痛」という意味です。